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便利が文化を淘汰する
便利なものは好きですか?
今まで時間が掛かっていたものが、短い時間でできるようになったり、大変な労力が掛かっていたものが少ない労力でできるようになったり、道具やサービスの進化に伴いその便利さを享受してきた私たち。
便利なものはありがたい側面がありますよね。
ネットで本を買うという方も多いのではないでしょうか。
ネットで頼んだら、家に届けてくれる。しかもめちゃめちゃ早い。
複数頼んでも重くないし、なんなら安かったりする。ポイントももらえます。
短期的な視点で見るともうハッピーなことしかないですね。
でももし、周りに本屋がなくなったら?ということについて書かれているリンクが下記にあります。
自分が興味をもって読みたい本との出会いは、自分で能動的に探すのでネットでもカバーできると思います。
「問題はこんな本を選んだ人はこんな本も読んでいます」には表示されないその人にとって有益な本との出会いがなくなること。と論じられています。
本とのセレディピティが減ってしまうイメージでしょうか・・・。時々あるんですよね、書店で一目惚れして買ってみて面白い本。
世の中必ずしも「便利になればなるほど良い」、というわけでもなさそうだなと個人的に感じております。
電子書籍についてもお話しがされていますが、これについてはまた別の記事にしたいと思います。
一方でマイクロオーナーを募集して本屋さんを経営する人も出てきたりしています。(面白いアイデアだなと感じます。)
何が正解かなのかはすぐにはわかりませんよね。何年か経って、本屋さんがかなり少なくなって、その後の何十年かで何が起こるのか。ちょっと怖いのは私だけでしょうか。
八百屋さん、肉屋さん、写真屋さん、時代の変化と共に街の光景が変わっていくことには若干さみしさを感じます。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまりこの世のすべては絶えず変化していくものだという響きが含まれている。沙羅双樹の花の色は、どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を示している。世に栄えて得意になっている者がいても、その栄華は長く続くものではなく、まるで覚めやすい春の夜の夢のようだ。勢いが盛んな者も結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と同じである。
世の中にあるものは全て例外なく、絶えず変化していくことが真理だとしたら、仕事も変化していくんでしょうね。
(でも古典で習ったような傑作たちは、向こう何年経っても変わりそうにないですよね。ややこしい。デジタルデータ化されたものもなかなかなくなりそうにありません…ということは真理ではない?ややこしい…)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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