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【中2理科】予習しておくと新学期の追い風になること
一年生の理科と比べて、2年生の理科は理解を深めるために覚えるべきことが増え、それらを組み合わせていくので少し難易度が上がっていきます。
理解すべきことが増えるのにも関わらず、(受験まであと一年あるしということで)なんとなく中だるみしてしまう生徒さんがいるのも2年生の特徴です。
2年生で一番最初の関門が化学分野です。目に見えないものである場合が多い化学は苦手に感じる生徒さんも多いです。目に見えないものを理解していくことはなかなか難しいと自分自身も感じています。
2年生の理科では物質の変化という単元で分解と化学変化という内容を学習していきます。
炭酸水素ナトリウムや酸化銀を加熱して「熱分解」をしたり、
水や塩化銅水溶液に電気を流して電気分解をしたりしていきます。
その次は原子と分子について学び、化学式を書けるようにしていきます。
この過程で物質には混合物(二種類以上のものから構成されているもの)と純物質(一種類の物質からできているもの)があること
純物質(一種類の物質からできているもの)の中に、単体(一種類の元素からできているもの)と化合物(複数の元素からあるもの)があることを学んでいきます。
元素記号を覚えて、最終的には化学反応式を自分で書けるようになったり、化学反応式をみてどんな反応が起こっているのか理解できるように授業を進めていきます。(中学生は原子番号1のH:水素~20のCa:カルシウムまでが主に覚えるものとなっています。)
以上が、ざっくりですが、中学2年の理科の化学分野の序盤で学んでいくことになります。(この後は酸化や還元、化学変化と質量の変化、化学変化で結びつく物質の質量の割合、化学変化と熱と続いていきます。)
英語を学習するときにアルファベットを覚えていないとその後の学習が進まなくなるのと同じように、化学の学習を進めていくときに元素記号と元素名、原子番号を覚えていないとその後の学習が進まなくなります。
逆に覚えられてしまえば、学習を進めていくことができます。20個も覚えるなんて無理だよと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、覚えてしまえばなんてことないと思う人も多いです。覚えやすいように語呂合わせも開発されています。
ちなみに自分は、
「水兵リーベ僕の船 七曲りシップス クラークか」の語呂合わせで覚えました。
元素周期表を覚えるときに語呂合わせで覚えた方が多いと思うのですが、今はyoutubeに動画が上げられており、より覚えやすくなっています。
この曲では原子番号1~20以降の元素も紹介してくれています。口ずさみながらいつの間にか元素周期表に出てくる元素を覚えちゃうものとなっております。秀逸です。
「全部覚えてノーベル賞♪」という歌詞があります。
いつか本当にこの曲で元素記号を覚えてノーベル賞を受賞するような方が出てきてくれたらすごいことだなと思います。
「平和な未来は元素から」という歌詞も印象的で本当にその通りだと思います。
科学を悪用しない真っ当な倫理観を持ち合わせた科学者がたくさん輩出されることを願っております。
話を元に戻すと、
教科書等にある元素周期表や今回ご紹介させていただいた歌を使っていただいて、○元素記号を見たら元素名や原子番号をわかるように
○原子番号を見たら元素記号や元素名をわかるように
○元素名を見たら元素記号や原子番号がわかるように
※原子番号1~20の元素たちがどんなものに使われているのか把握しておく
上記のことができるようになっておくと、2年生理科の先取りができて心に余裕ができるかと思います。理科の授業で余裕ができるとより内容を理解しやすくなりますし、他の教科に取り組む時間も捻出できるようになってくる傾向があると考えています。
2年生になって授業の中で元素周期表を紹介されて、いきなり「暗記しなくちゃ」となると精神的な余裕がなくなってしまう方は早めに取り組んでおくことをお勧めします。
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