Unexpected②
日本代表がドイツ代表と対戦して歴史的勝利をあげました。
リアルタイムで見ていたのですが、試合終盤にかけて鳥肌が立って、その後興奮してなかなか眠れませんでした。
それぐらい感動してしまいました・・・。
試合前半は完全にドイツペースで進んで行きました。
ドイツ代表はやっぱり技術が高いですし、フィジカルも強かったです。
日本代表は前半かなり苦しい戦いだった印象でしたが、日本の選手たちはあれだけ苦しい中でも運動量を落とさずに折れずにプレーしてくれていました。(日本代表は前半もあれだけ動いていたので後半本当にタフな状況だったと思います。最後に足がつってしまう選手が何人かいました。どれだけのハードワークだったかを物語っていました。時間をコントロールするために倒れていた選手もいましたが。)
前半終了間際には、もう一点決められそうになりましたがオフサイドの判定。
あの場面で0-2になっていたら厳しかったと思います。
日本代表は懸命に喰らいついていって最小失点でなんとか前半を折り返しました。
正直この時はかなり重いムードだったと感じています。
選手たちにとってはそんなことなかったのか、ハーフタイムのロッカールームで何か変わったのかとても気になります。
2002年のW杯の「6月の勝利の歌を忘れない」のような映像作品が出たら是非鑑賞させていただきたいと思います。
後半に入って冨安選手が入ってきました。
最初はドイツペースだったのですが、後半12分に三笘選手と浅野選手、後半26分に堂安選手、後半30分に南野選手を投入。選手が投入されるごとに日本がボールを持つ時間が増えていった気がします。
前半に苦しんでいたチームとは何か別物のチームになっていったような気がしています。
森保監督の采配は本当にすごいなと感じます。
日本が世界と戦うためにどんな戦い方がベストなのか頭がパンクするぐらい考えていらっしゃるのだろうなと思います。開幕前のカナダ戦で試していたシステムを使ったり、どんな状況でも日本代表が勝てるように考え抜いてくださっていることに敬服します。
後半に入って5人の選手が投入されて、流れがガラリと変わりました。豪華な交代カードだなと思いながら観させていただいておりました。
ドイツの選手は相変わらず上手いのですが、試合が進むにつれて体力的なところだったり、集中力の部分では日本代表は上回る時間帯が多くなった気がします。
三笘選手のドリブルは見ていてとても上手いと感じますし、やっぱり世界にも通用するんだなと感動しました。
いろんな場面で攻撃の起点になってくれていました。
安定感抜群のドリブルができる選手がいると攻撃のリズムが整うなと感じます。
あれだけ溜めが作れる選手がいたら攻撃のバリエーションが増えます。
同点に追いついたプレーも、三笘選手のドリブルとパス→南野選手のセンタリング?シュート?→ノイアー弾く→堂安選手詰める
この流れでした。
堂安選手よく詰めてくれました・・・。この一点で雰囲気がガラリと変わった気がします。
ドイツ代表の守備の綻びがかなり出てきました。
日本がボールを持つ時間も増えてきて、見ていてワクワクするプレーが多くなってきました。
そんな中、後半の37分に板倉選手からのロングフィードを浅野選手が恐ろしく上手いトラップ、速いドリブル、角度のないところからここしかないというところにシュート。
さすがのノイアーでもここだけは取れないという場所に打ち込んでくれました。
この瞬間は声が出てしまいました。
浅野選手は前回のW杯では落選してしまい悔しい思いをされています。
今回のW杯には人一倍特別な思いがあったことと拝察いたします。
この4年間の準備が凝縮された今大会屈指のスーパーゴールになりそうです。
森保監督が「総力戦」とおっしゃる通り、本当に選手、スタッフ、サポーターの皆さん全員で勝ち取った勝利だと感じています。
30年前の「ドーハの悲劇」が「ドーハの奇跡」になったと言われていますね。
長友選手は必然とおっしゃっていました。「ドーハの歓喜」とも言われていました。
ドーハの悲劇が起こった当時、ものすごく悔しい思いをしてきた選手たちが撒き続けてきた種が花開いたような気がしてとても感慨深いです。
カズさんがスタジアムで観ていたそうですが、おそらくグッときたのではないでしょうか。
また、当時の選手たちの中には感動して涙を流す方もいらっしゃったのではないでしょうか。
次はコスタリカ戦です。スペインに0-7で大敗していますが、スペインが強すぎて参考になりません・・・。まさに「無敵艦隊」でした。
スペインと戦う前にコスタリカ戦に勝ってグループリーグ突破を大きく引き寄せてほしいと思います。
最後にやっぱりすごいなと思った選手と「ん?」と思った選手についてです。
遠藤選手3.9☆ (googleの選手評価より)
1対1で負けないあたりが本当に頼もしかったです。さすが2年連続ブンデスリーガのデュエル王です。日頃からドイツの選手たちと当たって鍛えられたフィジカルが今回の試合でも生きていましたよね。
「練習は試合のように、試合は練習のように。」
普段やることの質を上げて、本番では普段からやっていることを活かすことの大切さを改めて教えていただきました。
権田選手(8セーブ) 4.3☆(googleの選手評価より)
PKを献上してしまったプレーがありましたが、本気でやっているが故のプレーだなとみて取れるものでした。
折れることなくその後も18秒で4本のシュートを浴びてゴールを守り切ったプレーは震えました。
守護神という名がぴったりでした。
「失敗してら自分で取り返す」ことが難しいポジションではありますが見事に取り返してくれました。ピッチに戻ってきてくれたことも含めて精神力が本当にすごいと思います。
かっこよすぎます。これからもプレーが楽しみです。
ノイアー選手 3.7☆(googleの選手評価より)
やっぱり上手くて味方へのパスの繋ぎが本当に素晴らしかったです。
キーパーとしての技術も安定していてさすがでしたし、終始安定していて抜群の存在感でした。
ドイツ代表リュディガー選手 3.6☆(googleの選手評価より)
浅野選手が仕掛けてそのプレーに対応した時にちょっと普通ではやらない走り方をわざとしていたように見えました。
本田圭佑選手は「性格悪い」と評していました。
「スッキリ」加藤浩次さんも「人を小馬鹿にするようなプレーは絶対やっちゃいけない」と言っていました。それぐらい違和感のあるプレーでした。
とてもスピードのある選手なのですが、残念です。
トップ選手があれをやってしまうといろんなところに影響が出てしまうので、一人は一国を代表する存在になってしまうことを知ってほしいと思います。
ということで長々と書かせていただいたのですが、本当にいい試合を観させていただくことができて嬉しいです。
日本代表帯同シェフの西さんの美味しい料理を食べつつ、回復してただいて、27日のコスタリカ戦に万全の状態で臨んでほしいと思います。
頑張れ日本!
最後までお読みいただきありがとうございました!
サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。