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竹の顛末

「竹林を自由に使っていいよ」そう言ってもらってとても嬉しかったことを今でも覚えています。何作ろうかなとワクワクしていました。

いざ竹林に出入りするようになり、いろんなやりたいことが浮かんできました。
そのうちの一つが竹飯盒を用いた炊飯でした。

今回は、竹にまつわる事の顛末を時系列順に並べて書かせていただきたいと思います。

10月13日(木)
明日雨が降る予報。竹で炊飯してみようかなと考える。

10月14日(金)
雨が降っていた方が周りに延焼する危険も低くなる+ご近所さんの洗濯物への心配がなくなるので雨宿りしながら初めて竹飯盒でご飯を炊いてみる。
その美味しさに感動。これは楽しいし、キャンプにもってこいだと感じる。
メルカリで竹の飯盒が売られていることを思い出す。
キャンプ場においてもらえたらいいなと考える。

節から離れたところに切り込みを
入れたので節付近のご飯を
かき出すのに苦労しました。
とてもワクワクした竹での初炊飯。
想像以上にうまくできました。
この体験がターニングポイントだったような。

10月16日(日)
友達に竹飯盒の良さを熱く語り、キャンプ場をご家族で経営されている方を繋いでいただく。(友人に感謝)
連絡を取り始め、竹飯盒でのご飯を食べていただくことに。決戦は水曜日。
イメージトレーニングを開始する。
プレゼンできるように準備を始める。(この時にちょっといいことを閃きました。)

10月19日(水)
竹とコンロ一式を持っていざ山梨県の道志村にあるキャンプ場へ。
到着してオーナーさんご家族にご挨拶。
その後火起こしをして竹飯盒でご飯を炊いていく。

その場で竹飯盒を作ってお米を入れる。2合入れたがサイズが小さいことに気づき急遽1.5合に調整して炊くことに。

サイズを見誤ったのが失敗の始まりでした…

あまり炭の量が多くなかった+竹が分厚かったので炊飯に時間がかかる。

切ったばかりの竹+水分の量が多かったのか、かなり柔らかめのお米が炊ける。
焦る。(大切な試食なのにお米と水分の量の調整に失敗。)
オーナーご家族に試食していただく。
美味しいと言っていただく。嬉しい。

そしてキャンプ場に竹を置かせていただくことになる。
キャンプ場に持ってきていた竹を置かせていただく。

この数を置かせていただきました。

価格に関しては今後協議しながら決定していくことに。

話し合いの末、竹飯盒を作る際の説明を担う動画が必要になる。

10月21日(金)
動画に使う素材を撮影する。編集もする。

10月22日(土)
動画を編集して完成させる。
noteにリンクを載せさせていただく。
オーナーさんに動画のURLを送る。

10月23日(日)
おぬきさんに音楽をつけてはどうかとアドバイスをいただく。(心から感謝)

10月24日(月)
動画に音楽をつける。再度アップロードする。
オーナーさんに動画のURLを再度送る。QRコードも送付する。

10月25日(火)〜
オーナーさんと話を進めて必要な道具だったり、準備を詰めていく。

10月29日(土)
竹飯盒が発売になる。


ということで、
明日10月29日(土)から山梨県の「道志の森キャンプ場」さんの管理棟にて
鈴木が切り出した竹の飯盒が発売されます。

※道志の森キャンプ場さんはフリーサイトのキャンプ場で、勝手に東京ドーム4個分ぐらいはあるだろうな思い込んでいます。
場内には川が流れていてとても自然豊かです。もう少ししたら紅葉も見れるのではないでしょうか。
トイレも炊事場も綺麗に管理されていて道志村ではかなり老舗で、私自身何度もお世話になってたくさんの思い出がある大好きなキャンプ場です。
今の時期は朝夕の冷え込みがかなり厳しいのでお気をつけてお楽しみください。

話を戻します。

竹飯盒はサイズによりますが、500円〜800円/個となっております。

竹用のノコギリやマイナスドライバーの貸し出しもありますので、当日いきなり挑戦したくなっても竹飯盒でご飯が炊くことができます。
うまく炊ければとても美味しいので、キャンプの思い出になること間違いなしです。

飯盒ではなく食器や竹灯籠を作ってもらうことももちろん可能です。
竹食器を作って、ディナーというのも素敵ですね♪

寒すぎて食器を洗いたくない時にも竹食器は強い味方になってくれます。

もしうまくご飯が炊けたり、素敵な食器や作品ができた場合はインスタなどに投稿していただけるととてもありがたいです。

作り方は動画で説明させていただいております。お役に立てれば幸いです。

思いついてから実現まで約2週間。
竹にどっぷり浸かって夢中になった2週間でした。

いろんな方に「これやってみたいんです」と伝えさせていただいて、皆さんがご協力してくれたからこそ実現に至ったのだと思います。
関係者の皆様、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。

近いうちに、竹を無料で配布するのではなく販売することにした経緯というか一番大切にしたい裏テーマについて記事にさせていただければと思います。
(本当は裏テーマからお話したかったのですが、告知が先になってしまいました。)

果たして売れるのでしょうか・・・。
楽しみであり、不安であり・・・。
でも何か新しいことが始まりそうでワクワクしています。

無事に竹サプライヤーになれるのでしょうか。果たして結果は如何に。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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Suzuki Takeshi
サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。