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アイスクリームの在る夢の国? 「恋する無条件降伏」

灼熱の夏がやって来る。いまは目下梅雨の真っ盛りだが、例年通りであるならば、7月下旬には「亜熱帯日本列島」と化すであろう。

うだるような湿気の多い日本の夏に欠かせない風物詩って何だろう?生活に欠かせない食べ物で言うならば? 昔は駄菓子屋。いまはコンビニやスーパーで買える冷蔵庫に大体入っているもの・・?

それってアイスクリームでは無いだろうか?

かき氷をイメージした氷系テイスト。またミルクを加工したラクトアイス。エトセトラエトセトラ・・。日本のお菓子メーカーさんは、何十年もずっと同じブランドで販売し続けていらっしゃったりする。頭の下がる思いである。何代も伝統を守ってきている老舗屋さんが多いのだと思うと目頭が熱くなってきてしまう。

◆コンビニアイスクリームランキング2019◆

※TBS系列「王様のブランチ」2019/7/6 調べ 

思う浮かぶアイスありましたか?どちらのアイスがお好きですか?

鈴きのは気張って他社よりちょっとお高いハーゲンダッツをセレクト。

ここぞとばかりのご褒美。自分で自分を褒めてあげたい時に買うのであーる〜!

ん?やっぱり単純明快にCMの影響か?

そうでーすー!ピンポンパン!! あれ?意外?普段はおっさんそのものの鈴きのだが、魔性トークが飛び交い全身をブランドで身を固めるようなプライド高ーい!怖そうな女の園?(いや女同士の熾烈な闘いだったりして?)ガーリーな女社会に生息していた経験がある。これでも応、すっごく若い時に・・ですけれど。鈴きのにですら「女ですから!だから何じゃい!?」の人生上の貴重な体験と記憶はしっかり(いや。むしろうっすらと?)擦り込まれている。多分女性としての品格を上げたい基本欲求から発せられるであろう処世術(先輩からの御訓戒)みたいなのものでしょう。

◆アイスクリームは夢の世界であーる〜!

ハーゲンダッツさんのCMでは、まるで高嶺の花を体現しているかのような旬の美女が起用される。

服装、インテリア・・設定そのものからして、オシャレー!意識高い系映像世界が展開される。キャスティングは柴咲コウさんから始まり、現在はモデル出身の若い女性たちのファッションリーダー中条あやみさんである。

にしても、だ!アイスクリームという食べ物はどうしてこうもオシャレに映るのだろうか?とっても画面映えする。ファッション撮影や映画、ミュージックビデオのクリップ映像の背景にもよくセットとして写りこんでいるのはまさにアイスクリーム。

→世界の歌姫アリアナ・グランデのPV。広域の音域を操る若手実力派女性シンガーの代表格である。そのルックスからもガーリー女王と言っても過言では無い彼女。「世界中のアイスクリームは私たちGIRLSのものよ!!」とか歌ってくれそう!(※あくまでもイメージです。)

アイスクリームのミント、チョコチップ、ストロベリー、ラズベリー・・多彩な配色や溶けてしまいそうな淡い儚いロマンティック感が乙女心をくすぐるのか?

ある種、ディズニーランドのような夢の対象、羨望と他者を寄せ付けない孤高な存在・・アイスクリーム。すぐ食べてしまわないと溶けてしまう・・いつも一番大切に扱われる・・ああこの特別感・・。

◆アイスクリームを食べるベストタイミング「いま何時?」

アイスクリームを食べる時間って一体いつなのか?論争はよく起きる。海外だとディナー(晩御飯)の後にすぐ食べるか、おやつの3時に食べている印象がする。

しかしその一方で、お風呂上がりに食する訴求に敢えてトライしてみたと言える日本のコンビニアイスちゃんたち。日本食文化の特徴か?

ハーゲンダッツさんのオンエアCMは、お風呂の中で食べたり、ベッドでゴロゴロしながら食べたり、ハンモックで揺られながら食べたり・・アイスクリームを身近なインドアなる室内でひたすらオシャレに食べるシュチエーションを演出して下さいます。

炭水化物ではなく液体?ジュースに近い扱いのようで。糖質OFFダイエット流行時代にはぴったりだったのか? クッキー、ケーキなどの小麦を含んだスイーツに比べたら太る罪悪感もないし寝る前に食べても胃もたれは起こさないでしょう。

アイスをみかけると大抵の子供たちは大はしゃぎ。御老人や病人の方にも食べ易い。(余談であるが、日本を代表する明治大正の有名歌人正岡子規病床でアイスクリームを食した感動を歌っている。

出勤、帰宅。お風呂上がりのビールのような扱いでのアイスクリームを口に運ぶ。「今日も一日お疲れ様でしたっ!!」と語りかけてくれる役割をアイスクリームちゃんたちは担い始めている。ニューウェーブ食文化?到来しているようだ。

◆夢を壊してスミません「僕たち値上がりしちゃいます(泣)」

ハーゲンダッツを筆頭とした女っぽさにちょっと嫌悪感がしてしまう男性たち(や皆さん)の中には「ガリガリくん」をセレクトされる方も多いようだ。

1日21本も食べちゃって「お母さんにがっちり怒られた!!」という思い出を懐かしそうに嬉々として語る友人Bくんの事が思い出される。)

ベストセラーヒット商品の真ん中をひた走るガリガリ君。アニメの主人公のようなキャラクター。印象に残る。(鷹の爪探偵団のキャラクターにも似ているような?ちょっとイタズラっ子そう。)

そんな安さ親しみ易さがウリだった「ガリガリくん」も時代の荒波に揉まれて、とうとう値上げしなくてならなくなり「皆さまのご期待に添えず申し訳ございません。10円値上げさせて頂きます。」お詫びCMを作ったところ、このCM、予想外の大反響。そもそもは日本市場向けターゲット想定で製作されたのだが、海外から注目されて嬉しい悲鳴を上げたそうだ。

内容のシュールさと面白さは言うまでもないが「10円値上がりして謝罪するその企業姿勢がスゴイ!これぞジャパニーズ文化だ!」とかなんとか大盛り上がりだったのだとか?

→哀愁漂う「ガリガリ君」値上げ篇CMをどうぞお楽しみ下さい。  
 

◆恋は盲目?「冷たいのがお好き?」◆

アイスクリームはすぐ食べないと溶けてしまう。直面する人間たちにすぐ行動を起こさせようとする点は、別の視点から捉えるとちょっとエロティックイメージも連想させる。

Here Now !!?    冷たくないと美味しくなーい!

冷たいのが魅力というある種の冷徹さ。文学の例えにも引き出される。冷たいところがいい!シビれる?ってこと?「冷たい仕打ちを受けても愛し続けます!」なんて?まるで「恋は盲目」を体現するかのような感想だ。

人間社会は「アイスクリームちゃんに無条件降伏」なのであーる!!

て。事ですかいね?何ちゃって。。

◆「コロブ」「ハマる」「オタク」・・恋する感情の特長?

万病対策にも◆

恋と愛は違う。恋の方は責任感がない。ひたすら夢中になる。冷たくされても相手にされなくってもニヒリストのそんな貴方が好きなのよー!なんちゃってー!いやいや!顔が好きなのよー!?

うーむむ。色々な「好き!」パターンがありますな。片思いにも近い感情か?

アイドル追っかけ?ジャニーズファンクラブ?宝塚ファンクラブ?ビジュアル系好き?耽美主義者?はたまた吉本興業喜劇通い?歴史大好き!歴女?鉄男鉄子?気づいてみたらネーミングの数も豊富っ!ざっと上げただけでも数え切れない・・多数存在していますなっ!

夢中になるコミュニケーションのことを「コロブ!」「ハマる!」そして「オタク!!」と人は呼ぶ。

そのコミュニケーションの誕生に理由などない。単に個人の趣味嗜好「好み」という分類にセグメントされる。まったくもって理解に苦しみ「そんなのどこがいいの?」突っ込んで理由を聞いても分からない。恋の対象以外は二の次になってしまう。「他がそっちのけですよー!」と焦って忠告したとしても効果はない。恋に処方する薬なんてないのだ。お手上げ状態になってしまう。(飽きるのを待つしかないか?)

恋する感情は恐るべきパワーを秘めているのだと思う。無条件に好きっていうパワー。まさに「君(貴方)の為なら・・惜しまないよ」と両手を上げて無条件降伏するシチュエーションである。 LOVEパワー強い!愛って凄い!!(ん?LOVE&PEACE!?)

因みにLOVEパワーというポジティブシンキング思考健康に良い!若さの秘訣!と語る医学界の意見もあるというのだから驚きである。(キュンキュンする感情ドーパミン作用美肌効果活性酵素も作る!といい事づくしなのだとか?)

病は気から」なんて諺があるくらいだから「何かに夢中になる!」行動自体が万病に効くのかもしれないなあとしみじみ考えてしまう。

オタクっぽい?夢中になる感情とは別枠のリアル恋愛の方をもうちょっと突っ込んで追求するならば「恋という期間が終わると愛へ移行する」というのが一般認識だろう。「」というのは「お互い責任を取りますよ!」という大人である事が前提のコミュニケーションである。そうそう!所謂「夫婦」という形態を示していますな。。

→最近結婚報道で話題蒼井優さんもアイスクリームと一緒にニコっ!

ちょっと辛口美術系女性の場合は、コーンカップ系アイスよりもスターバックみたいなフラペチーノの方がお好みなのだろうか?

にしても・・カワイイですねっ!!(鈴きのが一時期はまっていた蒼井優さんの写真集!「TRAVELSAND」これがまた!世界観がいいんですよー。アメリカのだだっ広い風景が舞台。メイクはせずにすっぴん撮影だというので当時は相当カルチャーショックを受けてました。驚いたなああ・・・。(あ。出た!鈴きのオタクトーク。失礼致しましたああ。)まーさに・・分かりやすい例?蒼井憂サマという大女優に。「美女に無条件降伏」でしたからっ!

連々続けるうちに・・女性の品格をついつい忘れがちのオヤジおばさんおとぼけ鈴きのも「お願いっ!私にも無条件降伏のおこぼれを〜!どうか分けてください〜っ!」とワケわからずアホに言い出しそうなので、このへんでやめときますかね。常日頃の心がけが品格という気品(気高い精神)を生むんですから!鈴きのみたいに行き当たりばったりな行動をとる人は「品格のない人」って言われちゃうんですからあああ!!! 汗&恥 (→要注意!)

              ー 「完」THE END  ー

出典:

⚫︎「はつ恋」ツルゲーネフ 新潮社

●「Thank You Next」アリアナ・グランデ

●ハーゲンダッツCM集  

●赤城乳業CM集                  

●「YU AOI TRAVEL SAND」髙橋ヨーコ

●正岡子規歌集

●京洋食「あかつき」

TextBy: SuzukinoAyako 鈴きの彩子

編集:ホン サチ →


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