シンクロニシティという体験 Have you ever experienced your Synchronicity, directly?
無いのである。霊感というものが私には。お化けをみた!という思い出せるべき経験も無い。今回の日刊かきあつめのテーマは私の不思議体験だそうで。UFOをみた!とか、ネス湖でネッシーをみた!とか一般受けしそうな派手なネタが全然無い・・為、かなりビジネス寄りな話題になるが、シンクロニシティを取り上げてみたいと思う。
◆シンクロニシティ
シンクロニシティとは、元はスイスの心理学者、C・ユングが提唱した概念で「共時性」と呼ばれる。複数の出来事が同時に起きる。また、虫の知らせ、何かのサインを予兆すること。
予知夢も当てはまる。その人の事をふと思い出したら突然ばったり会った!など、偶然の一致に見える様でいて、実は因果関係から起きるという説。必然性から起こる偶然という意味も持つ。(「運命は必然である〜♫」とゆうキャッチフレーズで有名ですね!乃木坂46さんのヒット曲もあったか・・。)
もう少し広く展開すると、組織や業界が持つ暗黙知やローカルルールもシンクロニシティに関係がある。暗黙知や経験から、次に起きる事象を割り出せるからだ。これぞまさにキャリアである。または洞察力という言葉も近いだろう。
◆もののけ姫
宮崎駿監督のもののけ姫。巫女的なる感覚で先を予知する姫が主役である。
私と巫女を比べるのは大変烏滸がましい・・が、私の勘は割と当たるらしく、一時期「もののけ〜!」と呼ばれていた。我ながらちょっと恥ずかしい。。
次に起きるだろう事件や懸念点・・もしくは人の出身、大学、家族構成など何となく予想してしまう。そういう方はおそらく沢山いらっしゃると思うが、私もついつい刑事のプロファイリングを真似するかのように、色々想像してしまう。喋っていない事もピタリ当てるので、何でわかるのー?気持ち悪い!もしくはオンナの癖に根掘り葉掘りハシタナイ!と忌み嫌われる事もある。散々な言われようだが私本人は大変開き直っている。
◆母子手帳の怪?
先日、母子手帳を開いたら、実母が書いた3歳児の私へのとても正直であからさまなコメントに仰け反った!「妙に的を得た発言をするのでとても気持ち悪い」だってさ。うーん。気持ち悪い・・母親にここまではっきり書かれてしまうとは悲しい。あああ!とりあえず大人になってから母子手帳を開いたから良かった。子供の時の私が見たらお母さん酷い!私愛されてない!とか、わんわん泣きじゃくるだろうから・・と思ったが、最早散々泣きじゃくった後か?私が覚えてないだけ?
このもののけ感覚は、人を信用しない性悪説、いわゆる冷たい人間のような印象を受けて当然なのだろうか?しかーし!ある意味、私はえこひいきしない目標を掲げるタイプの人間なのである!
感情や私欲に流されず、中立、公平に判断。円満解決を目指す。相手が嘘を言っているのも何となく気付いてしまう為、ズルも見抜ける気がしてしまう。
マスコミの世界に於いては、情報量が多くなる為、競合やスクープ対策の為に敢えて分かる人にしか分からないように喋る独特の暗黙知ルールがある・・という考察を私は纏めている。であるからして、必要ないと思う情報に関しては容赦無く淡々とバッサリ切る、もしくは全く信じない癖がある。これもめっぽうウケが悪い。特に女性社会にいると、さっぱりワケが分からないと指摘を受けることもままある。
◆男女のコミュニケーションの違い?
一般的に、男性の方が雑?いや大らか!で細かい事は気にしない人が多い。女性の方が提示された会話の内容を逐一、真面目に捉える律儀な対応をする方が多いご様子。彼女達からすると、私みたいなタイプには自分がバカにされていると思う事も多いそう。私個人的には全然気にしないような事柄を懸命に考え込まれるようで・・あー!ソコを気にしちゃうのね!本質かな?んん??とゆう感想をついつい持ってしまう。何と厚顔無恥な私であるか?完全にコミュニケーションがすれ違っちゃう印象。彼女(達一般的な女性社員の考え方)と私のどちらがその組織体に向いているかは、まあ結果によりけりか?
自分が雑な性格なもので、最早男に生まれたかったと心底思う・・皆さまどうぞお許し下さいませ。女性のピュアな感受性に、限界まで応えたい気持ちを捨ててはいないのだけれど。
◆シンクロする?
父は社会部の新聞記者だった。犯罪や警視庁への取材が多く、こう嘘を見抜く技術が組織的に発達している集団に属していたので、何となく見よう見まねで覚えてしまったのかもしれない。私も気持ちだけは「ゴッドファーザー」のアル・パチーノみたいな感じ。ええと気持ちだけは・・ですから!
日本の社会部は獰猛であるらしい。嘘を言ってもどうせバレる(ま。調べればすぐ分かります)ので、後から指摘を受けて炎上する可能性が高い・・記者会見においては、絶対誤魔化したり嘘は言わないように、正直に言いましょうとお国関係の方のPR業界手引書に書いてあった。
そんな獰猛?な家族の中で育った私って一体・・?
社会部は伝統と格式ある由緒正しい組織なので誇らしく思うがちょっと悲しい軌跡ともシンクロしてしまう。「パブロフの犬」と呼ばれる行動にも当てはまるか。
私自身が記者クラブに属しているわけではないし、悪口やえこ贔屓を言いたいわけでも決して無い・・悪しからず。。
著名サスペンス作家の方でも社会部のご出身は多い。暗い怖い印象にも見えるらしいが、治安対策やら人権擁護などに貢献している利点を、関係者としてはなるべくアピールしたい・・。。
外見は姫願望強く女性らしさを装う私ももうおばちゃん年齢に突入。外見とのギャップ抱える中身おっさんの事実をそろそろ払拭したいと思う今日この頃である。今年こそはフェミニンな私になってみせるワ!何ちゃって。大志・・ではない・・おそらく・・とっても簡単な筈なのだが、中々達成出来ないワタクシ鈴きの・・3日坊主で終わらない事を祈る。。Umm…
Textby: SuzukinoAyako 鈴きの彩子
編集:アカヨシロウ →
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