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【ほぼホタテ】を食べて若者のかまぼこ離れを危惧する練り物業界を応援しよう!

かまぼこなどの練り物製品の生産量ランキング、全国トップ1、2が、
旦那の実家である新潟県と私の実家である兵庫県である、というなんともそそられるランキングですね。
さらにその消費量はとなると、どちらの県もトップ10にも入らないという奇妙さ...。
興味深いデータです。
練り物は好きですが、日常的に食べるものというわけでもありません。
特に、かまぼこはお正月にしか食べませんね。
売る側もそういう風潮を作っている気がします。
しかし、昔と違って今はかまぼこやちくわだけじゃなく、いろんなアイデアに富んだ練り製品がたくさん販売されています。
新潟の一正蒲鉾さん
同じく新潟の伏見蒲鉾さん、
兵庫のヤマサ蒲鉾さん
同じく兵庫のデリカフーズさん、
などは全国レベルで知られる大企業であります。
今回は、私が兵庫生まれの新潟嫁入り女であることにちなみまして、
練り物業界のあれこれを、先日食べた「ほぼホタテ」を通してまとめていきます。
よかったら読んでいってください。

練り物の“もどき”がウケる!?

わたしが練りもの考をするきっかけとなったのは、カネテツデリカフーズさんの【ほぼホタテ】という製品を知ったことです。
この練り物をスーパーで初めて見かけ、即カゴに入れました。

かまぼこやちくわより、従来あるものに似せて作った「イミテーション」や「もどき」なものが案外ウケているということではないでしょうか。
ちなみにほぼホタテは2015年には発売されていたそうです。

【ほぼホタテ】はまあまあホタテだけど...。

ほぼホタテとはおっしゃっておりますが、見た目は練り物のひとつという感じ。
魚肉ソーセージを輪切りにした感じにも見えます。
原料も魚肉100%ですからね。
出来上がりも似てくるのかもしれません。

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しかし、これは食べてみると驚きですよ!
なんとホタテのようにちゃんと繊維がほぐれるんです!
特に、バター醤油でソテーしたり煮込んだりして火を通した方がわかりやすいですね。
お箸で繊維が割れます。
味に関しては、もちろんホタテ風味が十分出ています。ちょっと甘めで旨味が弱いホタテ。

まあまあホタテでした。

旨味を味の濃さで演出しているのか、味が濃いです。
塩気が強いというか、なんか濃い、言い方が悪いですがクドイ...。
なので、大量の野菜にアクセントとして潜ませるくらいでちょうどいいのかなと思います。
バター醤油で焼いたものをサラダのトッピングなんてバッチリでは!?

そのほかの『もどき』が気になる

カネテツデリカフーズさんが先か、一正蒲鉾さんが先か知りませんが、
このようなイミテーションものがいまでは一般的になりましたね。

それらを製造した経緯も、かまぼこやちくわだけでは売上が上がらないからではないでしょうか。
美味しいですけどね、練り製品。
ただ、かまぼこやちくわは正直「飽きた」といえませんか?
いや、飽きるも何も今の若者は「そもそもほとんど食べてない」とさえ言われています。家庭で出される機会が減ったのでしょうか?

おでんでは結構たくさんの練り物を使いますけど、それ以外の使い道があまりないという印象もあるかもしれません。

そんな中、あの“もどきの元祖”である【カニ風味かまぼこ】誕生の衝撃に近い斬新さを放つ新参者が登場するのです。
その名も、

【うな次郎】

こちらは一正蒲鉾さんですね。
カネテツデリカフーズさんの“ほぼ”シリーズにもありますよ。

【ほぼうなぎ】

ただ、こちらは予約商品となっており、冷凍の5パックからネット販売のようです。

うなぎの高騰という背景にビンゴな商品ですよね。
うな次郎は食べたことありますが、本当にまさにほぼうなぎですよ。
うなぎほどクドさも匂いもないので、うなぎがちょっとだけ苦手な私には【うな次郎】で十分です。

ひと昔前の消費者だったら「そんな子供だまし」と手厳しい評価をしていたかもしれませんが、現代の軽やかな消費者は「おもしろい!」「ちょっと試しに食べてみよう」「インスタ映え〜」などと言いながら楽しんで食べているのではないでしょうか。

カネテツデリカフーズさんの【ほぼカキフライ】なんて、もはや練り物かどうかあやふやな感じがしていいですね。
本物を頻繁に買うと高いし贅沢だけど、こんな遊び感覚で食べられる方が案外ウケるのかもしれませんね。

練り物の売り場展開を変えてみれば?

かまぼこやちくわは、もうそのまま何の工夫もしないで売り場にあっても売上が伸びるということはないかもしれません。

そう考えると、若者や子供たちをターゲットにして絞り込みをもっと極端にしたら、そこから売上が上がるのではないでしょうか。

例えば、
・お菓子売り場に置いてしまう
・パッケージをもっとポップにする
・価格を抑える
・1個ずつのバラ売りにしてみる

などなど。

子供のおやつに1個10円とかでバラ売りしているとウケると思うのですが。
若者にはポップでカジュアルなパッケージにして、売り場もお酒コーナーの横とかね。
子供や若者がスーパーのチルドコーナーをじっくり見るとは思えないですし、キャラクターものの魚肉ソーセージと一緒に陳列するとか、何かしら変えてみるとおもしろい結果が生まれるかもしれないですね。

まとめ【ほぼホタテやうな次郎を買って食べて練り物業界を応援しよう!】

なんだか練り物が食べたくなってきたなぁ、と思いました?
それでは早速スーパーに行っていろんなもどき商品を買ってみましょう!
そのままでも美味しいし、ちょっと焼いたり煮たりと火を通したらさらに風味が出て美味しいです。
さらに練り物をもっと身近に感じたい方はこちらの記事↓↓↓も読んでみてください!


最後までお読みいただきありがとうございます。

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