お久しぶりです・・・最近の私のハマりごと→→
このnoteに記事を書くのは、実に半年ぶり。久しぶりに私の近況を記事に残したく、ふと思いついてこの記事を書いています。
最近の私は、子どもが教える学校を少しお休みもらいつつ、なんと!「絵を描く」ことに日々没頭しております。(ちょっと意外じゃありません・・!?)
正直、私が絵にこんなにハマるとは・・・笑 今年の年始には思いもよりませんでした。
目の前の興味があることに、ただただ直感で飛びついていたら、ここに辿り着いたといえばそれまでなのですが。。その説明では、なかなか[乱暴]なので、私の今までを振り返りつつ、なぜ今、絵にハマっているのかを、noteという場を借りて、言葉にしてみたいと思います。
1.抽象画に流れ着いた経緯
人や物事との出会いは、いつも不思議なもので「ハプニング」に満ちているなと思います。私にとっての抽象画もまさにそんな感じ。
[くわじさんの個展へ]
ふとしたきっかけで、知人である桑島祐子さん(くわじさん)の初めての個展に足を運ぶことに。ギャラリーにずらっと並ぶくわじさんの作品。色使いがとてもきれいで、魅了されました。そして、印象的だったのがくわじさんが話してくれた個展開催のきっかけ。「自分の作品が壁一面に並んでいるところを見たくて、個展を開催しようと思ったの」という一言。
誰かのため、、ではなく、まずはこの光景(自作の絵が並んだ光景)を自分に見せてあげたい。なんて素敵なことだろう、その言葉に強く共感したのでした。
[私も抽象画を学ぶことに]
そんなくわじさんが絵画クラスを開催することになり、私は通うことに。この参加も、意を決して、、、というよりは、なんとなく「いいな」「楽しそう」というゆるい感じで。
初めて書いた抽象画は、とっても楽しくて。(いろいろ思考が湧きつつも)その時の「直感」を頼りに作品を仕上げていく過程が最高に面白かったのです。思考よりも、感性や直感が優位になるのが心地よかった!!!
そして、、出来上がった作品は「本当にこれ私が描いたの??」って思うような、ピンクをたくさん使った女性らしい作品で、とても驚いたのでした。
[自宅でも作品づくりに没頭]
「絵の経験者??」と時に聞かれますが、いえいえ、全くの初心者です。私が絵筆を手に持つのは、中高の美術以来。中高時代も、絵に夢中になった記憶はほとんどありません。
なので、絵を描き始めて半年。今でも、私が絵を描いているのは、とっても不思議な感じがします。なんで私はここにいるの?なんで絵を描いているの?という感じ。
ただ一つ言えるのは「抽象画というジャンル」が私にとても合っていたこと!毎月の絵画クラス以外にも、夜な夜な自宅のリビングで絵を描く日々が続き、この半年で、作品は大小あわせて40作品を超えました。
では、抽象画のどこに一体そんなに惹かれているのか・・・!?!?!?
2.抽象画の魅力
ここで、私が感じる、抽象画の魅力を2つ挙げてみます。
美術の専門知識がある人にとっては、もちろん明確な評価軸があるのかもしれないでしょうが、素人の私にとっては「上手・下手」に囚われることなく、自由に描いていいと思えるのが最大の魅力です。
例えば、「写実的な絵画」では、本物のリンゴという「正解」があって、そこにどこまで近づけて描けるかで、ある程度、絵画の点数が決まりますよね。でも、「抽象画」においては、そのリンゴを見て感じたこと、降りたインスピレーション、それをどう描くかはその人次第。となると、人の数だけ、絵画が生まれて然るべきという考え方。私はこの自由さがとても大好き。
そもそも、アートや美術は(私たちが普段、属している社会生活よりも)正解のない自由な表現の場だと思うのですが、より抽象画においては、その自由度が高いのが私にとって魅力なんです。
自分が抽象画を描く過程を思い出してみると、、私は形からではなく、どうも「色」から描くタイプのようです。ここに赤!ここにピンク!といった感じで。赤やピンクも、その言葉ではなく、頭の中でその色そのものが浮かぶ感じです。
そうやって色をフックに
・頭にピンときた「色」をただキャンバスに載せていく
・ここにこの色、この辺にドバっとこの色・・・
・こんな感じなので、描く度にトーンの全く違う作品が生み出される
・私が認識しているワタシとは違う側面が作品に投影される
こんな感じで描いていっています。文章を書く時と同じように、いろいろ頭の中で考えているのは同じなのですが、「言葉」というツールではなく「色」というツールを使うことが私にとってとても新鮮です。
色のほうが、私の表現の引き出しを際限なくオープンにしてくれるようで、色を通して、いろんな私の表現に出会うことがとても楽しいです。
今の段階で明確に言える、抽象画の魅力は、上の二つかなと!
私、思うんです。
ある程度、年齢を積み重ねていくと、「こうやればうまくいく」ということが経験や知識として、頭の中に蓄積されていくもの。それらは、安全・安心・効率的に人生を歩んでいくために欠かせないものとも言えます。
ですが、その一方で。
それらの正解に囚われてしまい過ぎることは、新たな創造性を発揮したり、今までとは違うジャンルに飛び込もうとするときに「足枷(あしかせ)」になりかねないとも!
その点、抽象画には正解はなく、自分の感性だけが頼り。色というツールを駆使して描きたいものを描く行為に、忘れていた自分の感性や直感が取り戻されていくような気がします。
それと同時に、自らが囚われているものにもたくさん気付く「内省の作業」でもあるんです・・・・・!で、私が囚われているものとは????
3.「で、何につながるんだい?」思考
ここまで、抽象画に出会ったストーリーやその魅力について、書いてきました。こうやって文章にすると、どれも「聞こえのいい言葉」に聞こえませんか?????
でも、私の心の中では絵を描きながらも、気を抜くと、、次の言葉がうごめいています。これが恐らく「嘘偽りない本音の言葉」かと ↓↓↓
「で、(こうやって絵を描いたからって)何につながるんだい?」
私の中では、過去の経験や知識がベースの「正解」がまだまだうごめいているんです。正解ベースのもう一人の私は、絵画に時間を割くことを決して許してくれません。頭でああだこうだと言ってきます。
・こうやって絵を描いたからには、何かにつなげるんだろうな?
・何かって、そりゃ仕事だろ、仕事につなげるんだろうな?
・絵が仕事になるなんて、そんな容易い事じゃないからな!
・絵を描くのも、一時の気の迷いさ
・いずれ飽きて辞めるんだろう?じゃなきゃ、やるからには続けろよ
・子どもが教える学校の活動と、きちんと一貫性をとるんだろうな
・得た学びを他の活動に還元しろよ!
などなど・・・・
もちろん、いつもではないんです。でも、気を抜くとぶわぁっと湧き上がってきます。(暴走するエゴのエゴキンマン、左脳の自動思考、ですね)
うるせぇーーーーー小賢しいわい!!!自由に絵を描かせろーーー!と思うのですが、この声、なかなか頭からいなくならないのです。。。。
しょぼん。。。。。。。
でもその一方で。私はよーーーく分かってもいます。
このまま、感覚に従って絵を描き続ければいいと。この流れは未来の必要な場所に行き着くための「必然」だと。
4.今は来たる未来のための「必然」
なぜか抽象画を描くようになった私。何のために描くの?何につながるの?と脳内がごちゃごちゃうるさい、その一方で、確信も持っています。
それは、何につながるか今は分からないものも、ちゃんと未来の何かにつながるという確信。ただ、その何かがまだ分からないだけ。
スティーブジョブズが、大学時代に文字の美しさに惹かれて「カリーグラフィ」を学んだことが、Apple社のPCらしさに欠かせない「フォント」につながったように。(まさに、コネクティングドッツ)
Happyちゃんが全くの素人ながら、LAの本格的なダンススタジオに単身でダンス留学。芸術への冒涜と揶揄されながらも、それが数年経って1万人のアリーナでライブをするように!人の意識の目覚めに、その時学んだダンスを駆使しているように!
(比較する対象がどちらも大きすぎるけれど、、、でも!!!)私がハマっている絵画も、未来の何かにちゃんとつながると私は「確信」を持っています。(それは、直接的に分かりやすく「絵画」でなかったとしても!)
このnoteでも書いたことがありますが、キャリア分野での「プランドハップンスタンス理論」も今の私を後押ししてくれます。
キャリアの8割は「偶然」の出来事により左右されると。その時に大事なのは、ただ偶然に流されるのではなくて、「主体的に舵取り」をしていく姿勢だと。
今年の始まりの私には、絵なんて未知のものでした。でも、何となくの出会いで一歩一歩進んできた結果、不思議なことに、今の私にとって、抽象画はなくてはならないものになってきました。
また、ここ数年の自分を省みてみると、今の私に行き着くのは何だか必然だったかのような気がするのです。
5.私のこれまでの「伏線」
私の過去の「点(ドット)」を(私自身の整理のためにw)いくつか紹介しますが、これってきちんと「伏線回収」してますよね!?今の私になるための必然としか思えない・・!
自分の人生に「つながり」が見えると、ぐーっとテントが立ち上がるように、人生も立ち上がってくる。そのエネルギーでまた未来を創っていく!
①2019年 1冊の本と出会う
誰のためでもない自分のための時間(アトリエ時間)を作ることを決意
A5版の紙に好きなことを”描く”スタイルを確立!
絵とは言えないほどの挿絵を開始!
②ヒモ解き100人斬り
アトリエ時間にやっていたA5版1枚シートへのまとめを、100人に向けてサービスで展開。この時から、言葉と[色]でその方を表現していたなぁ~
③アトリエ時間
アトリエ時間を取れている時期は、本当に人生うまくいくと実感。
ペンや色紙も用意して、描くための下準備??
④2022年春アトリエを構える
自宅でも仕事は出来るが、創作のためのスペースを作りたいとアトリエを借りる。最初は「ヒモ解き庵」と言っていたが「アトリエ」と変更。
※この時点で具体的な利用用途ナシ
※毎月、一人暮らし家賃並みの出費を1年以上払う・・汗
⑤1年半前のnote記事で「アーティスト」になると謎の宣言
私は7年前に起業をしたけれど、自己表現をしたいと気がついてのはここ最近のこと。自分に適した表現方法を模索している記事。
いろいろ過去の思い出を回収しつつ、エネルギーが湧いたところで・・・
6.で!これから!!!!!
と、いろいろ書いた本記事は、気づけば5000文字の長文となりました。
書き終えて気がつきました。
私自身が、自分の[今いる地点&ここから向かう先]に「GOサイン」を出したかったんだなと。いろいろ頭の中の思考はうるさいけれど、でもそれ以上に、このまま点を打っていくと、「必ずや面白い展開・ストーリー」「頭では考ええぬ場所」に辿り着くと「確信」もあるのです。
文章に書いたことで確信&決心ができましたので(笑)このまま、前に進んでいきます!
参考↑↑)文章を書くことでの自己対峙の方法について書いた本
個人的にすごく良くて、今10歳の息子も夢中で読んでいる!
ちなみに、最近の私は、自分の作品をアトリエの壁一面に貼って、悦に入ってます。
これらをFacebookやInstagramにアップしたところ、みなさんの反応がサイコーで!!!!
本当に個展をアトリエで開催することになりそうです・・!!!
何もないアトリエをギャラリーに模様替えして、お待ちしております!
プライベートスペースのため、リアルにお会いしたことにある方(もしくはオンラインで私のセッションやサービスを受けたことのある方)限定のアート展ですが、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいです!
興味ある方、DMくださいね!
Gallery One Wall オーナー
アーティスト
鈴木深雪