先入観の陰陽
「先入観は可能を不可能にする」
大谷選手が恩師の佐々木監督からもらった、座右の銘だそうです。この言葉をいつも胸に、できるかできないかではなく、チャレンジしたいからチャレンジする姿は、観るもの全てに感動を与えてくれる。
先入観とは、過去の経験や社会的文脈などから形成された固定観念。先入観は、情報を受け取る際に自然に働くものであり、決定を迅速化し、不確実性を減らすのに役立つ。けれど、先入観が判断や決定に悪影響を与えることもある。
偏見・視野狭窄・判断の誤り・対立・成長の機会損失
「あの人はあの政党を応援しているから、理解しあえない」
「このケースは知ってる、きっとうまくいかないよ」
「シニアってこうだよね」「経営者ってこう考えるよね」
「これは前例がないからできません」
たとえそう思っていたとしても、実際は違っていたという経験は、きっと誰にでもあるはず。
政治的思想はその人の一部でしかないし、
自分の知っているケースに全てが当てはまるわけがないし、
シニアも経営者も多様性に溢れているし、
前例のある無しは関係ないことを、大谷選手は教えてくれています。
先入観を捨て去り、あらゆるものをありのままで見つめる姿勢は、多くの学びに共有していて、U理論、構造思考、そして禅にも通じます。
それがビジネスであれスポーツであれ、いざ新しいことに挑む時は、先入観からくる恐怖や諦めを一旦手放して、今その瞬間に集中する。そうあり続けたいと思います。
何はともあれ、侍ジャパン、おめでとう!ありがとう!