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サイト設計・キーワードの考え方と2024年のSEO(6年間地域情報サイトを運営しながらテストしたこと)
最新版(2025年向け)は下記からどうぞ
毎年年末か年始に地域情報サイトを運営しながらテストしてきたことを書いたnoteを出すのも今年で6回目となりました。
2023年10月に行われたGoogleのコアアップデートは多くのサイト・ブログに影響を及ぼしました。
当然、僕が運営しているサイトもかなり影響を受けてアクセスが2~5割減になったりもしました。
その中で影響を受けていない、むしろアクセス数が上がったサイトもありました。
そういっった事例から
複数のサイト・特に地域情報系のサイトをメインに運営してきて6年が経過したのですが、それらのサイトで試したテストや結果から
2024年のSEOの考え方で重要なこと
サイト設計の考え方
キーワードの考え方
を中心に紹介していきます。
なおこのnoteを読んだからと言って、必ず稼げるようになるというものではありません。むしろ手間がかかるものです。
今流行の生成AIのことなんてほとんど書いていませんし、検索結果上位になるようなコピーライティングについても書いていません。
ただこれからアフィリエイト・ブログで収益化を目指す人にはヒントになると思います。またお正月休みの間の「読みもの」として購入していただければ幸いです。文字数だけは多いですから。
GA4とかSearch Consoleの説明文を仮に入れたとしたら(入れていません)、少し薄いアフィリエイトの書籍くらいの文章量がありますから。
あ、申し遅れましたww
鈴木利典と申します。以前は「鈴木こあら」という名前で活動していましたが、本名を出版時に出していたので今は本名でネット上では通しています。
出版の話が出たので知らない人の方が多いと思いますが、今までアフィリエイト・ブログに関する書籍を2冊商業出版しています。
おかげさまでともに重版出来となっていますし上の方はかなり重版がかかっていました。7か8刷りくらいまでいったかな?
2016年と2017年で今のGoogleのアルゴリズムとは異なる時代のものなので今から購入はしなくて構いませんし、書かれている内容はネット上で探せば8割は見つかるものだったり、古い情報です。
経歴としては2014年の初頭からアフィリエイトを始めて2016年の初頭に会社を退職した後は、ほぼアフィリエイトのみで生活しています。
つまりアフィリエイト歴は約10年、専業アフィリエイターとして8年ほど生活してきました。
元々アフィリエイトを始めたのがお金のため…という訳ではなく勉強のためという少し変わり種です。
当時勤めていた会社でアクセス解析を担当しており、アフィリエイト広告の効果測定を相談された時に、アフィリエイトの仕組みはわかっていたけど細かいことまでは知らなかったので勉強のためにはじめました。
そして本業よりも稼げるようになったことで、会社をやめました。
アクセス解析などの担当経験・アフィリエイトの経験から下記のような書籍にも共著者として執筆しています。
最近、単発の有料noteは恒例行事・1年の締めくくりとして年末に出し続けており、今回で6回目となったことは前述した通りです。
アフィリエイターの実績としては「バリューコマースサミット2018・2017年度バリューコマース年間表彰」において「BtoB・Webサービスの部(当時は主に通信・格安SIM)」の個人の部でMVPをいただいています。
その後は特に目立つようなことはしていませんが、たまには本気も見せなきゃ…ということで「バリューコマース アフィリエイト メディアアワード 2021年上期」の「成長賞」において別のサイトを作って3位となっています。
参考:バリューコマース アフィリエイト メディアアワード 2021年上期
その後、まあ大きくは稼げていませんが、夫婦2人で生活していくのには困らない程度にほそぼそとアフィリエイトで生活しています。
また2017年・2020年の大きなアップデートではそれほど大きな被害を受けることはありませんでしたが、さすがに2023年10月のアップデートでは大きなダメージを受けましたが、それでもまだ生活していくだけの収益はあります。
なお今までAdSenseに合格しない人10数人に相談を受けていますが、アドバイスをした結果、全員がその後の審査で合格するくらいにはAdSenseに合格しない理由は理解しているつもりです。このnoteではAdSenseのこと書いてないけど
まあ簡単に言えば、中堅の高齢専業アフィリエイターです。
このnoteの対象者と注意点
このnoteは基本的に下記の人が対象です。
個人運営のサイト(ブログ)で収益を上げたい人
個人運営の収益化ブログに限界を感じてきた人
地域情報サイトを運営してみたい人(収益問わず)
ブログを始めたけど方針が見えて来ない人
アップデートで落ちたけど今後どうすれば良いかわからない人
何かしらのヒントが欲しい人
法人運営のサイト運営者にはあまり意味の無いものだと思います。
なおこのnoteは1~2年後には無料になりますし、後で値上げすることもありません。そもそもSEOの予測とかキーワードだとか、そんなもの今のGoogleのアルゴリズムの変化や生成AIの進化を考えれば1年後2年後に通じる訳もありません。
もちろん大切なことはほとんど変化しないし、大切なことを書いているつもりですし、何よりこのnoteで説明するキーワードの考え方は不変のものだと考えていますが、段々と値上げしていくnoteが嫌いなので値上げもしないし1~2年後には無料にします。
値上げしていく方がnoteって売れるんですけどね。値上げするから早めに買うように!って焦らす方法ですから。
そして高い方が価値があると思いこんでしまう人も多いのでそれなりに高い方がnoteって売れます。
ただそういう売り方をしたくないので、値上げはしませんし、一般的な書籍に近い価格設定にしています。
その上で良ければ是非購入してください。
なによりここ最近500~5000円くらいのnoteをいくつか購入しましたが、購入したnoteよりは役立つことを書いているつもりです。
特に今4980円で買ったnoteは詐欺か!という酷い内容のもので、そんな検索需要の無いキーワード、コンバージョンにも遠いキーワードでコンテンツ作ったところで何の意味があるの?というものでした。
もちろん僕のnoteもそう思う人もいるかもしれません。だから返金に対応していますので安心して購入してください。
ただ金額分の価値以上があれば是非、SNS等でシェアしてくださいね。
なお40部くらいは売れないと時給1000円を切るので40部くらいは売れて欲しいな…(厳しいかな…)
40部未満だと今住んでいる神奈川県の最低時給以下になっちゃいます(年間のテスト等に当てた時間は含まず、ただ執筆にかかった時間のみ)
2024年1月2日・40部達成しました\(^o^)/
ありがとうございます!
時給1000円くらいにはなりました!
それでは本編です。
なお意味がわからないキーワードが出てきたら検索してください。完全な初心者向きでは無いので検索ですぐにわかるものには脚注は説明文をつけていません。
追記情報
2023年12月31日:サイト設計のことで最後の方に追記しています。
2024年1月1日:2024年のおすすめアフィリエイトジャンルを最後の方に追記しています。
2024年11月24日:値下げしました。
2024年12月:無料化しました
なおこのnoteは2024年版ですが、2025年版(有料)の方が今の情報に適しています。
2024年のSEOで大切なこと
2024年のSEOで大切なことは下記の5つだと考えています。
キャズムを超えることを目指すか個人であることの強みを活かすか
ユーザーアクションを伴うサイトが強い
ブログの常識を捨てる
情報及び信じる人の取捨選択がより重要・且つ自分で考え・試すことが重要
ニーズメット以上のものを提供する
まずは2024年のSEOの傾向の後に上記に挙げた5つの項目について説明します。
2024年のSEOの傾向予測
2023年10月に行われたGoogleのアップデートは、様々なサイトに影響を与えました。特にアフィリエイター・収益化を狙うブロガー界隈からは阿鼻叫喚が聞こえてきました。
実際にアクセスが2~7割減になった人もかなりいます。
僕は細かく分類すると20サイト以上を運営していますが、多くのサイトで2~5割のアクセス減となっています。
無傷だったりむしろアクセスが増えたサイトもありますが、公表しているサイトで2つ、公表していないサイトの1つの合計3つのみでした。アクセスが減ったサイトの被弾率は実に85%です。
この個人サイト・個人ブログに厳しくなる傾向は2024年も続くものと考えています。
そして今までと同じキーワードの考え方・一般的に言われているサイト設計(ブログ設計)の仕方をしていたらアクセスの減少は更に進んでいくものと思います。
何より生成AIによってコンテンツの作成がどんどんと簡易化されてきており、コンテンツの氾濫はより顕著になっていきます。
コンテンツが膨大な量になり、それをランキングするGoogleとしては信用に値する情報かどうかをまずは個人・法人・国や自治体・特定の活動を行っている法人(医療法人等)に区分して、個人の情報は最も信用に値しないものと区分しているように見えてきました。
この傾向は戻ることはなく、拡大していくと思われます。
11月のアップデート以降は、アメブロ・はてなブログ・note等のブログサービスを使った個人ブログが上位表示されることが増えましたが、これすらも今後は減っていくのではないかと思います。
つまり以前のように法人サイトと個人サイトが検索結果上に同一に表示されていくことは減っていくものと思われます。
更に今のSGEは2024年2月までのベータ版であり、今後のSGEやGeminiの動向はわかりませんが、検索結果に影響してくることは確実です。
(2023年12月24日頃、SGEがいつまでかのアナウンスが消され、いつまで続くのか突然終わるのか、わからない状況になりました)
SGEが続くか終わるかわかりませんが、2024年は個人のアフィリエイター・収益化を目的としている個人ブロガーにはより厳しいものになっていくと予想します。
もちろん個人でも検索結果上位に表示される方法やキーワードはありますが、かなり限定的になっていくものと思われます。
その上で個人としてどう展開していくのか、このnoteでは指針のようなものを書いています。
参考までに個人ブログ以外で見ると法人サイトとしては事業会社が展開するコンテンツマーケティングが強くなってくると思います。
今まで「洗濯機 ドラム式 おすすめ」「洗濯機 縦型 おすすめ」などの家電商品のクエリだと価格.comやマイベストなどの比較型アフィリエイトサイトが上位になっていることが多かったですが、ここ最近はビッグカメラやジョーシンなどの家電量販店のコンテンツが上位に来ていることが多くなりました。
よりサイト全体の専門性を見るようになってきた傾向が伺えます。
また自社のホームページのサブディレクトリでコンテンツマーケティング用のコンテンツを用意して自社に引き込む傾向は強くなると思われます。
今まで比較関係のキーワード(おすすめ・人気・ランキング)を展開していたアフィリエイターにとっては、大手比較アフィリエイトメディアがライバルになることが多かったですが、今後は事業会社も加わりより厳しくなっていくものと推測出来ます。
また2024年にはいよいよ「レビューアップデート(旧プロダクトレビューアップデート)」が日本語にも対応されるのではないか?と言う人もいます。
そうなると更に個人ではより上位表示が難しくなると考えています。
仮にレビューアップデートが行われたとしても今のうちに対策しておいた方が良いと思うことも紹介します。
なお個人的にはGoogleは、検索のグローバル化を目指しているように思えていて、文化や言葉の違いを排除してきているように考えていますが、これはあくまでもほとんど僕の妄想なので2024年にそうなるかどうかは、ある意味楽しみにしていることです。
キャズムを超えることを目指すか個人であることの強みを活かすか
あくまでも僕の感覚によるものですが(いろいろなSEOコンサルタントのセミナーや動画を見た上で間違いは無いと思いますが)、今のSEOには2つの谷=キャズム(*1)があると考えています。

上記のように
個人サイト(個人ブログ)の最高点
一般的な法人サイトの最高点
絶対的なYMYL領域の最高点(医療系)
があると考えており、キャズム(谷)を乗り越えることは非常に難しい状況です。
ただし個人がこれを乗り越える方法もあります。それは
絶対的な更新力とコンテンツ数
強いドメインからの被リンク数とサイテーション
5年以上出来れば7年以上のドメインエイジ
の3つの内、2つ以上がある場合です。
それでも絶対的なYMYL領域(特に医療関連)に個人が届くことはありません(非常にニッチ且つ検索需要が非常に小さい、もしくは直接医療のことを書いてない場合は除く)。
今は個人サイト・個人ブログがそもそも上位になりにくいこともあり、被リンクそのものを自然に得ること自体が難しいので、3年くらい前までに比べて更にキャズムを超えることは難しくなっています。
その上で
めちゃくちゃ頑張ってキャズムを超えるか
あくまでも個人サイト・個人ブログの強みを強化していくか
どちらかを選ぶことが前提になると考えます。
もちろん長く運営してドメインエイジ(サイト・ブログ運営期間の長さ)と共にサイト・ブログを成長させていくという考え方もありますが、一旦は個人サイト・個人ブログの強みを利用することが現実的だと考えます。
ドメインエイジは僕の感覚ですが最低でも5年くらいは必要、出来れば7年以上は欲しいと感じています。
また個人サイトとしての最高地点を超えて法人サイトの最高点を目指そうとしても、いつGoogleのアルゴリズムの変化で落とされるか、それは誰にもわかりません。
個人サイト・個人ブログであることの強みは後述します。
なおステージ(個人か法人か)が違う人を参考にしても、今は成功しないことがあるので注意してください。
人気のブロガーは既に法人化しているので、法人化していない個人ブロガーとはステージが異なります。
人って自分の立場で考えてしまうので、法人化したことによる強みを忘れて語ってしまう場合があります。
キャズムを超えたと思われる個人ブログ・個人サイトはどれか?と判断する時に自身にブログ名をSGEで聞けばわかります。

上記は僕が運営している「鎌倉PRESS」というサイトのSGEの結果ですが、鎌倉PRESSのサイトは出典として一切使われていません。
個人運営はほぼ出ませんが、法人化したブロガーやキャズムを超えたと思われるブログ、はてなブログやアメブロ・noteの場合は出典としてそのブログが出ることはあります。
ユーザーアクションを伴うサイトが強い
昨年のnote(読まなくて大丈夫です)に書いたのですが、昨年は「ユーザー行動」が大切だと書きました。
2024年はもう1歩進んで、ユーザーアクションが大切だと考えます。
ユーザーアクションというのは、ユーザーがコンテンツ(記事等)を見た・読んだ・使った結果、次のアクションを行うことです。
知りたいことが知れたのであれば、検索はそこで終了するというアクションを行う
何度も使うサイトだからブックマークをするというアクションを行う
欲しいモノ・コトが見つかったので、ECサイト(Amazonや楽天だけでなくクレジットカードの申込みや旅行の予約を含む)に(アフィリエイト等の)リンクをクリックして遷移し購入・申込みをする
占い機能があるのなら自分の生年月日等を入力して占いを実際にしてもらう、出来れば更にSNSにシェアしてもらう
簡易的な表示ページ・まとめページなどから詳細ページに遷移してもらいウェブブラウジングを終了してもらう
印刷対象のPDFがあれば印刷してもらう
上記のことなどが挙げられます。
10月のアップデートの影響を受けておらず、むしろPVが向上した僕の運営サイトで「こよみる」というサイトがあります。
このサイトで目標としているユーザーアクションは、トップページ(「今日の暦」というキーワードで流入してもらうとトップページになる)を見てもらった後に今日の暦の詳細ページに遷移してもらうことです。
実際にトップページを見たユーザーはほとんど2PV以上見ています。

「/」はトップページを意味しており、ユーザーあたりのビューが「2.17」となっており、ユーザーアクションの目標は達成出来ています。
どんなサイトでもページ毎における目的があり、その目的を達成してもらう率が高くなるほどユーザーアクションが成功していることになるので、ページ単位で目標を決めて、ユーザーアクションをとってもらうことを想定して作るサイトは強いです。
ブログの常識を捨てる=ブログをやめる
ところで、ブログとサイトの違いは何ですか?
正直言葉遊びのような部分もありますが、サイトの種類の1つとして「ブログ」は本来存在しているものです。

いろいろなサイトがある中で、収益化=ブログというのが一部界隈で公然とした事実として語られることが多いですが、これはあまりにもチャンスを逃している状態です。
また人によってサイト=ブログという表現をしているため、勘違いされることも多いですが、一般的にWordPressやブログサービス(はてなブログ・アメブロ等)で作られるブログは下記のようなものではないでしょうか?
時系列で記事が並ぶ
1記事完結
文章がメインで補助に画像や動画や音声
元々ブログというのは情報を整理して見せる場合、とても使い勝手の悪いものです。情報の整理が出来ていないからです(時系列で追えるという意味では時系列のことを書くのには適しています)。
一番情報を探しにくい形態のサイトがブログだと言っても問題ないでしょう。
情報をわかりやすく整理しよう!と言っているブロガーもいますが、そう言っている人のブログを見て情報が探しやすかったことは1度もありません。サロンを運営するブロガーさんのブログでも。
クラスタートピックが!ピラーページが!と言っている割に元々のカテゴリーページがごちゃごちゃしすぎていて、情報を探せないなんてこともよくあります。
情報が探しにくいということは、ユーザー・読者にとって使いにくいサイトな訳です。
またブログと言えば「文章がメインで補助に画像や動画や音声」であり、読まれることが前提になっています。
でもサイト・インターネットで必要な情報というものは文章とは限りませんよね?
むしろ普段使っているサイトやアプリは、読むというよりは使うものが多くないですか?
レシピならレシピを知るためにアプリを使ったり、ウォーキング・ジョキングをしている人なら体重管理や距離管理のアプリを使っていますよね。銀行のアプリも残高を調べたり振り込んだりするために使っていますよね。
なおアプリもウェブサイトを作る技術を応用して作られているものが多いので、ある意味「ウェブサイト」と言っても良い場合があります。
自分のBMI値を調べるのに、「BMI」と検索して上位に出てきたサイトで身長と体重を入力して計算して使っていますよね。
今日の運勢を調べるのなら占いサイトを使っていますよね。
キーワードツールの「ラッコツール」を使っている人も多いのでは?
つまり「読んでもらう」という発想を捨てて「使ってもらう」サイトを作ることでライバルと差別化が出来ます。
例えば僕の「こよみる」は「今日の暦」という月間25000~30000くらいの検索ボリュームのあるキーワードで8位前後ですが、これは「読んでもらう」ことを前提にしていたら獲得出来ない順位です。
「使われること」を前提にしているから可能なキーワードです。
ブログはあくまでも読まれる・見られるものです。
だから発想を変えて「使われる」サイト、「利用される」サイトを考えてみてください。
僕が作っている「札朱」や「小樽神」というサイトも神社の御朱印めぐりをする人が使いやすいように考えて作っています。
この使いやすいように情報を発見しやすく一定の粒度(情報の量)で一定の情報量をまとめたサイトを「カタログ型サイト」と言うことがあります(カタログ型サイトについては後半に詳しく記載)。
後述するニーズメットも満たしやすい作りのサイトなので、ブログという概念は一旦捨てて、使われるサイト・利用されるサイトを考えてください。
使われるサイト・利用されるサイトでもブログ記事のようなコンテンツを入れることは可能です。
また「使われるサイト」「利用されるサイト」というのはユーザーアクションを定義しやすいので、よりSEOにおいて強くなる要素が多いです。
もちろん今までブログしか作って来なかった人には、使われるサイト・利用されるサイトは確かに難しい場合もありますし、プログラムの知識が必要な場合もあります。
でも20代30代なら1日30分で数ヶ月も勉強すれば、それなりに応用出来る範囲まで学べると思います。
WordPressでサイトを作るのならphpというプログラムだけでも学ぶと可能性がグッと広がります。
この50代の僕が来年こそはphpを本気で覚えようと思っているくらいですから、40代までなら大丈夫です。
有料ですが、知り合いの方でブログ(WordPress)などでも応用出来るphpの初心者向けのnoteを出している方がいるので、参考にしてもらえれば(各300円)。
プログラムを覚えることで記事の執筆だけにこだわらなくなり、いろいろな可能性も見えてきます。
ザイマニというサイトがありますが、数値をグラフ化して見せていますが、このグラフはプログラムで生成されています。
数値が変わった時にわざわざ画像を作り直す必要性がありません。
「月齢カレンダー」というキーワード(月間検索ボリューム3万前後)で1位のサイトの月齢カレンダーもプログラムで生成されています。
WordPressならBMIを計算して表示してくれるプラグインがいくつか出ているので、ダイエットブログをしているのならトップページにBMIが出るように作れば、使ってもらえるサイトになるかもしれませんし、他の記事のみのブログとは差別化出来ます。
またブログはブログの情報を発信している人のことを信じすぎてカニバリ(*4)を気にするあまり1記事完結型になりやすくなっていませんか?
1記事完結でアフィリエイト記事が多いならサイトからの離脱率が高くなり過ぎて、Googleからの評価が下げられやすくなると僕は考えます。
アフィリエイト広告が多いサイトが2023年10月のアップデートで落ちたという人もいますが、それは少し違うと思っています。落ちたのはアフィリエイト記事が多すぎてサイト全体のユーザー行動がドアウェイページに類似したためだと考えています。
ドアウェイページとは、ユーザーを特定のページに誘導するために作られたページのことです。
カタログ型サイトや僕が言っている「ライフワーク型サイト」は巡回してもらうエリアと離脱するエリアを別々にすることで、サイト全体の離脱率を下げてGoogleからの評価が上がりやすくなると考えています。
*ライフワーク型サイトについては後述しています。
価格.comやマイベストなどの比較アフィリエイトサイトも全体を俯瞰してみるとドアウェイページだけでなく、きちんと読んでもらう・使ってもらうコーナーが設置されています。
また1記事にまとめる理由としてカニバリ(*4)を例にあげる人も多いですが、カニバリの半分はGoogleの検索エンジンが未熟なため起こっていたものと考えています。
Googleの検索エンジンの性能は良くなってきており今は同じキーワードを含んでいても、内容が異なる・検索意図が異なるものならきちんと区別してくくれつつあります。
情報及び信じる人の取捨選択がより重要・且つ自分で考え・試すことが重要
2023年10月のGoogleのアップデート以降、情報商材を販売する自称「ブログの先生」「月間〇〇万円を稼いだ人」「ブログ開始で3ヶ月で100万円達成」等、凄い経歴を持つ人が増えています。
なぜアップデート以降にブログの凄い人が増えたり目立つようになったのか?
ブログ関連の情報商材を売っている人がブログ離れを起こされては売上に影響するからです。
決まって「ブログはまだ稼げる」「情報商材を買おう!」と言っていたりしています。
特に定期的に
今までいろんな「ブロガーさん」見てきたけど、最初全く結果でなくても…コツコツ自分のペースで続けてる人は安定して「収入」増えてます。 焦らず・諦めず・マイペースで良いから『継続』してれば必ずブログは結果でるよ。頑張ろう!
ブログは「長く続ける」ほどアクセス数が増え収入も増える。なぜなら「長く続ける」ほど『Googleからの評価』が上がり、今まで上位表示されてなかった記事も上がりだすから
上記のような甘言を言うようなブログのブログを運営する人の言葉を信じないようにしてください。
特に「必ずブログは結果が出る」ってこれ場合によっては法律に反している表現です。「必ず」という言葉は最上級表現と言われることがあり商品説明などでは使ってはいけない言葉です。こういうことを言っている人が情報商材を扱っていたら景表法という法律で罰せられる可能性も出てきます。
また「ブログは長く続けるほどアクセス数が増え収入も増える」のならGoogleのアップデートの阿鼻叫喚なんて起きません。丁寧に作ってきたブログ・サイトでも無慈悲に落としてきたのが今までのGoogleのコアアップデートです。
だからほとんどの人は嘘だと思うはずですが、「勉強になります!」「さすがですね!」と何人からもコメントをつけられているのを見て信じてしまう人が跡を絶ちません。
まだ自分の収益化ブログや収益化キーワードを公開していれば信用に足りますが90%以上は自分の収益化ブログ・収益化キーワードを公開していません。公開しているのはブログのためのブログばかりです。
過去には稼いでいても、度重なるアップデートで全く稼げなくなって情報商材屋に転身した人もいます。
また具体的なキーワードを例に出していたとしても、競合が強いキーワードばかりで上位表示出来ないものばかりです。
また情報が何年前の話?という古い情報・明らかに間違った情報も多いです。
そういう人を信じていても高い情報商材を買わされたり、個人情報(LINEアカウントとかメールアドレスとか)を売られてしまうだけです。
つまりそんな嘘ばかりの情報商材屋を信じてしまうような情報の選択をしてしまうと、余計に稼げなくなるだけです。
だからこそ、誰を信じるか・むしろ誰も信じないか、情報および信じる人の取捨選択がとても重要になります。
本物か偽物か、それを見分けられなければただ搾取されて養分となって終わるだけです。
加えていくらSEOが詳しい人でも、法人向けのSEOが詳しい人と個人ブログ・個人サイト向けのSEOが詳しい人ではX(旧Twitter)でつぶやいていることも異なってきます。
そしてSEOに詳しい有名な人であればあるほど、しがらみもあってポジショントークをすることも多いです。嘘では無いけど真実では無いポジショントークをすることもあります。
しがらみから仲の良いSEOコンサルタントの言うことに同意をいつもしない(出来ない)有名なSEOコンサルタントもいます。
だから信じる情報や誰を信じるか決めた上で、更にそれが本当かどうか自分で考え、行動して自分で試せる人で無ければより、個人で稼ぐことは難しくなります。
このnoteの内容でも全部は信じないで疑って自分で試すくらいの気概は欲しいところです。
せめて本当かな?と思ってこのnoteの事例で紹介したキーワードで検索するくらいの猜疑心くらいは必要です。
ニーズメット以上のものを提供する
僕の記憶だと「ニーズメット(Needs Met)」という言葉が言われ始めたのは2021年くらいからだと思うのですが、2023年11月に検索品質評価ガイドラインが修正されて以降特に「ニーズメット」という言葉をより聞くようになりました。
Needs Metは直訳すると「ニーズに応じる、ニーズを満たす」。
Needs Met(ニーズメット)とは、Googleの検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)における「検索結果がどれだけユーザーのニーズに応えているか」という評価基準です。
簡単に言えば検索意図を満たしているかどうか、必要な情報は十分か?ということが大切ですと言っており、今までの「検索意図を満たそう!」と変わらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、微妙に異なります。
付け加えるとすれば「すぐに検索意図を満たす」ことだと僕は考えています。
すぐに検索意図を満たすって、どういうこと?と思うかもしれませんね。
今まで検索意図を満たすために情報を網羅的にしよう!という話を聞いた人は多いと思います。
中には検索結果の上位10サイトをチェックして、書かれている内容をすべて網羅した上でオリジナル情報を追加しよう!と言っている人がいます。
これだとニーズメットには答えていないことになります。
より知りたい情報だけがすぐに見つかることが「ニーズメット」だと僕は考えているので、むしろ網羅しすぎているページから必要な情報を探すのは不便で、すぐに知りたい情報は得られない長文はニーズメットに対応していないと考えます。
SGEでも強調スニペットでも、出典サイトへ遷移すると出典として書かれている文章に直接移動しますよね?
これはニーズメットを満たすためのものであると考えます。
もう少し事例を紹介します。
「報国寺 バス 何番線」と検索した時(2023年12月25日現在)、下記のような強調スニペットが表示されます。

報国寺は鎌倉市にある人気のお寺ですが、鎌倉駅から距離があるためバスで行く人が多くなっています。だから上記のようなキーワードで検索する人もいる訳です。なおこの強調スニペットの内容は間違っています。今は4番線です。
それはさておき、この強調スニペットの元になっているサイトを見てください。
非常に文章が短いことがわかります。
間違っている情報で無ければピンポイントで知りたい情報・検索意図を満たしていることになります。
つまり情報を絞って検索意図を満たす複合キーワードであればあるほど、検索意図は絞れるので、検索意図に絞った情報をわかりやすく出来る限り早く表示させることが「ニーズメット」だと考えます。
これに対応するため、法人サイトはわざと短文で複数のページを作り、関連した内容であれば内部リンクで繋いで紹介して、巡回させるサイト作りにしているところがあります。
また10月のアプデ以降Yahoo!知恵袋が伸びていますが、これはまさに短文でニーズメットを満たし、更に関連の質問で巡回出来るようになっていることが評価されたからだと言えます。もちろんドメインの評価が大きい部分もありますが。
ここまでニーズメットについて説明してきましたが、ニーズメット以上の情報とは何か?と言えば、更に欲しいであろう情報のことです。
「報国寺 バス 何番線」で検索した時に、そもそも「その乗り場はどこなの?」と思う人もいるでしょう。だからバス乗り場の案内図や位置関係がわかる写真を掲載することで、ニーズ以上の欲しい情報(want情報)があれば勝てる可能性が出てきます。
ちなみに2023年12月18日に僕が運営する鎌倉PRESSの「報国寺」のページを図形を用いてバス停の位置がわかるように修正したところ12月20日には「報国寺 バス 何番線」で検索したところ圏外だったものが48位前後まで上昇しました。そして12月22日は35位前後、12月25日は30位前後まで上昇しました。
ただしニーズメットは必要な情報がすぐに見つかることが大切ですが、ドメインが強くないと短文では上位表示が難しいこともあり、強者の戦略とも言えます。
だから今回の「報国寺 バス 何番線」というキーワードなら本当はアクセス方法だけのページを作ってその中で細かいニーズメットを満たす文章を配置した方が上位表示しやすいのですが、少しの情報の追加だけでも上がることの証明が出来たと思われます。
つまり検索意図を満たす、ニーズメットを満たすコンテンツだけでは個人ブログ・個人サイトでは、法人サイトには勝てません。
もう1歩踏み込んだユーザーが欲しい情報を組み込むことが大切です。
例えばレビュー系(家電・ガジェット系)なら、よく言われている「使った体験談・メリットやデメリットの紹介・どんな人におすすめか・買うべき理由」だけでは当然個人では上がりにくいです。これはあくまでも必要な情報のみだからです。
ではレビュー記事で更に欲しい情報って何ですか?
レビュー記事で欲しい情報とは?
僕なら欲しい家電・ガジェット系の商品なら、2~3つに絞っているので、その中でどれを選ぶかの決定打が欲しい情報です。
つまりこの商品を買う人は、あの商品と悩むのではないか?ということで悩みそうな商品との比較が欲しい情報です。
例えば今「ドラム式洗濯機 おすすめ」で検索した時にマイベストなら
1位・パナソニック NA-LX129BL-W
2位・AQUA AQW-DX12P-L
3位・Panasonic NA-LX127BL-W
価格.comなら
1位・SHARP ES-S7H-L
2位・東芝 TW-127XP3L
3位・パナソニック NA-LX129CL-W
ここから見ると、パナソニックと同士でどっちを買えば良いのか悩みそうだし、パナソニックと東芝やシャープで悩む人が多そうだと想像出来ます。
その点も踏まえて欲しい情報(どちらを選ぶべきか)を加えることがポイントです。
この事は後述する「キーワードの考え方」でも紹介していますが、Googleもレビューならこのことを求めています。
・必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか。
・メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか。
・商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか。
・競合商品との差別化要因について説明しているか。
・比較対象となる商品を示しているか。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか。
・調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか。
・以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか。
・商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか。たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します。
・メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか。
Googleの公式サイトで「競合商品との差別化要因について説明しているか」「比較対象となる商品を示しているか」と書いている訳です。
競合商品・比較対象となる商品をどうしても書けないのなら、せめて「以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか」というより前モデルからの改善点を書くべきでしょう。
上記の「2021 年 4 月の Google 商品レビューの更新情報についてクリエイターが知っておくべきこと」はレビューアップデート(旧プロダクトレビューアップデート」のことなので、日本語ではまだこのアップデートは行われてないことになっています。
なおニーズメットを満たすために、GoogleのSGEや強調スニペットで利用されることを前提に完結に説明文は書いておくことも大切です。その部分だけを読んでもわかるように。その際に「こそあど言葉(代名詞)」は説明文には含めないようにしてください。意味がわからなくなります。
何がニーズメットかわからなければ、答えはSERPsにある
検索意図はなんとなくわかるけど、何がニーズメットか判断に困るという人もいるかもしれません。
でもニーズメットの答えはSERPs上にあります。
SERPは、検索をした時に表示される検索結果画面のことです。SERPsはその複数形です。スクロールでどんどん出てくる現在は、SERPしか無い(複数形が無い)のかもしれませんが。
試しに「SERP」で検索してください。
人によって順位は異なるかもしれませんが、僕の環境だと下記のようになっています。

1番上の強調スニペットは、まさにニーズメットに答えるべく書かれている内容ですが、その次の2位・3位・4位の説明文を見てください。

赤枠で囲ったところが、すべてSERPの説明文になっていることがわかります。
サイトで書かれている部分の抜粋ですが、この部分がGoogleが考えるニーズメットを満たす部分であることがわかります。
メタディスクリプションではなく、Googleが考えるニーズメットの答えがSERPs上に表示されているんです。
「報国寺 バス 何番線」で検索した時に30位前後である僕が運営するサイトでも下記のように表示されています。

これほどニーズメットがわかりやすく解説されているのですから、SERPsからヒントを得ないのはもったいないくらいです。
単一キーワードなら検索結果上位10サイトのh2・h3タグ(*5)のキーワードを抜き出すよりも検索結果上位30くらいまでのSERPs上の説明文を抜き出して、それを参考にコンテンツを作った方がむしろ検索意図・ニーズメットを満たしたコンテンツを作れると思います。
例えば「楽天カード」で検索した時の上位サイトのSERPの説明文が下記のものになります(1位の公式は除く)
楽天カードの入会特典で【最大5000円相当】プレゼント。年会費永年無料、楽天市場でポイントが最大3倍貯まるカードです。年会費無料で選べる国際ブランドは4種類。
お問い合わせの多いご質問 · 残高不足で引き落としされなかった · カードの締日と支払日が知りたい · お支払い日より先に返済したい · カードの発送・受取方法が知りたい ...
楽天カードは楽天が発行しているカードです。カード利用をすると100円で1ポイントが貯まるので、ポイントが貯まりやすいカードです。楽天市場での利用 ...
楽天カードはポイントがいいので、他社カードをやめて加入。 課題1. 0と5がつく日のポイントアップが、ちょっとインチキ。還元ポイントが高くなる日付に変わった瞬間に ...
楽天カード株式会社が発行するクレジットカード。2020年6月時点で2,000万人の会員を抱える。2017年4~9月期には取扱高が約3兆円に達し、三菱UFJニコスなどを抜き、自社発行 ...
楽天ポイントカードとは、街ナカのお買い物でもポイントが貯まり、楽天グループ各サービスのご利用で貯まったポイントをお支払いに使える便利なカードです。
楽天カードの公式アプリ「楽天カードアプリ」 ◎指紋や顔認証で簡単・安全ログイン◎いつでもどこでもご利用明細の確認が可能◎キャンペーンもポイントUP(楽天カード ...
何となく書かなければいけないことがわかってきますよね。ニッチなキーワードなら、上位20位くらいまで抜き出して、もう少しわかりやすくリライトしてそれにあったh2・h3タグ(*5)を設定すれば記事が簡単に上位表示されそうに思います。
むしろ生成AIを使うよりも簡単で良いコンテンツが作れるかもしれません。
SERP上で説明文が異質なものは要注意
SERPを眺めていると説明文やタイトルが異質なものが含まれている場合があります。
この場合は僕の観測範囲だと3つにわかれます。
Googleがドメインの強さに振りすぎている
Googleが検索キーワードの意図・文化を捉えられていない
ニーズメット以上の欲しい情報が含まれている
例えば2023年の後半から「今年の干支」で検索すると下記の強調スニペットが表示されることが非常に多くありました。

これはドメインの強さに振りすぎているか、Googleがアジア独自の文化を捉えていないために起きているものと思います。
「報国寺 バス 何番線」で僕のコンテンツの下に楽天トラベルがあります。

これもドメインパワーで関係ないものが上がってきている状況と言えます。高速バスなんて関係無いですからね。
次に「ニーズメット以上の欲しい情報が含まれている」場合ですが、良い実例が無かったので(以前あったものが消えていた)、少しわかりにくい事例ですが、紹介します。
「鶴岡八幡宮 行き方」で検索した時のSERPの説明文は順にこのようになっています。
1位
鶴岡八幡宮への交通アクセスや駐車場のご案内、参拝時間や境内施設の営業時間のご案内をいたします。鶴岡八幡宮のオフィシャルサイトです。
2位
◇◇◇◇◇ 電車をご利用の場合 ◇◇◇◇◇ JR鎌倉駅東口より徒歩10分江ノ電鎌倉駅より徒歩10分□東京駅よりJR横須賀線を利用の場合、乗り換えなし。約55分。 JR東海道本線 ...
3位
現在地からのアクセス(行き方)※ルート探索にはGoogle Mapを使用しています。「現在地からのアクセス」は位置情報をGoogle Mapに送信する必要があります。
4位
鶴岡八幡宮は鎌倉駅から徒歩で10分ほどの所にあります。鎌倉駅の東口を出てすぐ目の前にある若宮大路を北に(山側)へ歩けば到着するのでまず迷うことはありませんが、最近 ...
5位
JRの成田エクスプレスを使う. 成田空港駅から概ね1時間に出ている成田エクスプレスの「大船行き」に乗車すれば、1時間50分ほどで大船駅に到着します。
6位
場名 【HP】, 鶴岡八幡宮 ; 所在地, 〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31 【地図】 ; 最寄駅, JR「鎌倉」駅 →徒歩約10分 ...
この時異質だと思ったのは何位と何位でしたか?
まあ1位は公式サイトでそんな説明文だろうなと予測出来るので除く人も多いと思います。
僕が異質だと感じたのは3位と5位です。
3位のサイトはGoogle Mapと位置情報を連動させ、その場から鶴岡八幡宮までを案内出来るようにしており、説明だけではなく必要な情報だけでなく、欲しい情報を満たしています。
5位のサイトは成田空港という言葉まで出ていて、本州以外から来た人(北海道や沖縄等)から来た人に必要な情報を掲載しているのかも…と予測出来ますし、実際に見てみると非常に細かい、誰でも鎌倉駅から鶴岡八幡宮まで迷うことなくたどり着ける欲しい情報が掲載されていました。
ちなみにこういうのを「自画自賛」と言います、つまり5位は僕のサイトです。
人によって異質なものは多様性枠(QDD)という人もいますが、僕は多様性枠ではなく、必要な情報だけでなく欲しい情報まで載せているニーズメット以上の情報を掲載しているものだと考えています。
QDDは「Google検索 多様性」で検索すると出てくるので調べてください。QDDはGoogleの公式の見解では無いものです。
またQDDを説明しているどの記事の説明も多様性というよりは検索意図が絞り込めていないキーワードの説明だったりすべてが検索意図を満たすものの説明に過ぎないように感じました。
ただSERPの説明文で自分のサイトのどの部分が評価されているのか?ということがわかりますよね。
SERP上の自分のサイトの説明文を見て、どこが評価されているのか確認して、よりわかりやすくリライト出来ないか考えてみるのもおすすめです。
ニーズメット特化の記事
昔、強調スニペットに掲載されることをだけを考えて作った記事があります。今で言えばニーズメット特化の記事と言えます。
見てもらえればわかりますが、h2タグ直下に100~200文字程度で説明文を掲載しています。
当時(2019年)はこの方法が当たって、「野天風呂とは」「外湯とは」「展望風呂とは」「野湯とは」で強調スニペットを獲得出来ていました。
もっとも今は消していますが強調スニペットに表示させたい説明文をh3で囲んでしまうという、恐ろしい方法を当時は使っていました。
流行りのSEOってあるんです。でもいずれ通じなくなります。
なおこの記事は2023年10月のアプデで月に600~800PVあったPVが今では50~80PVに落ちましたが、もう少しリライトして欲しいであろう情報を追加して試そうと考えています。
上手くいけばもう少しPVが増やせると考えています。
なおこの記事がヒットする複数のクエリで、それぞれのSERPの説明文が異なるのは面白いです。



同じ記事でもクエリによってSERPに表示される説明文が異なることは理解してもらえたと思います。これが説明している文章が表示されるようになれば、恐らく必然的にいろいろなキーワードで上位表示されてくるものと思われます。
ニーズメットはサスティナブルかもしれない
最近ウェブの世界にもサスティナブル(持続可能な)・SDGs(持続可能な開発目標)が浸透してきました。
デザインを簡素化したり、導線をわかりやすくして遷移を自然に促すようにしたりしてCO2削減をうたうところまで出てきています。
そうなるとすぐに知りたいことがわかる「ニーズメット」は遷移を容易にしてサスティナブルに、エコにしているのかもしれません。
これはまだ笑い話の世界ですが、ひょっとしたらGoogleほどの大企業だと意識してきているのかもしれません。
個人サイト・個人ブログの強み
個人サイト・個人ブログの強みというよりは、個人サイト・個人ブログにGoogleが求めているものは1つだと考えています。
それは経験からくるアドバイスや体験による体験談です。
E-E-A-TでGoogleが個人に求めているもの

E-E-A-Tという言葉を聞いたことがある方が大半でしょうし、言葉の説明をするまでも無いかもしれませんが、簡単に説明しておきます。
E-E-A-Tとは、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼性)」の略で、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されてるウェブサイトの評価基準のことです。この上にアルゴリズムがあるので、E-E-A-Tとアルゴリズムは別ものです。
E-E-A-T=土台となるもの
アルゴリズム=土台の上にあるもの
そのためいくらE-E-A-Tが優れていてもアルゴリズムで上書きされるので、弱いドメインでは勝負にならないことも多々あります。
それはさておき、Googleが法人に求めているのは下記の図の通りだと僕は考えています。

これに対して個人に求めているものは下記の図だと僕は考えています。

信頼性なんてほとんど無くて、経験・体験がメインで権威性や専門性も法人ほどは求めていません。
なぜこのような考えに至ったのか?と言えばGoogleの検索結果に表示されるSGEからです。

SGEにいろいろ聞いてみても、個人ブログ・個人サイトが出典として表示されることはほとんどありません。
Googleの通常の検索結果以上に出てきません。
検索結果1位でも個人ブログ・個人サイトなら、SGEの出典に選ばれることはほとんどありません。
SGEはGoogleのウェブ検索のアルゴリズムとは別のアルゴリズムで動いていますが間違ったものを紹介しないように、よりE-E-A-Tが強化されているように感じられます。
生成AIで出来る限り間違ったことを紹介しないためでしょう。
SGEは、この強化されたE-E-A-Tがベースになっていると考え、ひょっとしたらSGE並のE-E-A-Tの厳しさがウェブ検索にも近い将来求められてくる可能性は0では無いと考えます。
もちろんここまで強化されたE-E-A-Tは将来的にGoogleにもメリットが無いのでしないと思いますが(*2)
SGEで個人ブログ・個人サイトが表示されるのは、よほどニッチなキーワードで参考になるサイトもしくは個人ブログ・個人サイトしか無い場合と個人の体験・経験が必要な時くらいです。
だからSGEから考えると、E-E-A-Tにおいて個人が求められているのは、個人の経験・体験を求めているものであり、検索結果にもその傾向が顕著に見受けられます。
何より単純なインフォメーショナルクエリ(知りたいという動機で検索するキーワードのこと)は、SGE等の生成AIで解決します。
だからこそ生成AIで得られない生の体験談・経験談はまだまだ求められる情報です。
ただ10年後・20年後になるとARおよびMRで今よりも気軽に疑似体験出来るようになってくると思うので、その時が潮時かもしれません。
AR=拡張現実 MR=複合現実 / 今でも3Dゴーグルである程度は体験可能ですが、一般に普及するまではもう少し時間がかかると思っています。出来れば普及して欲しくないですが…
ARやMRが発達した世界になると、貧乏人はARやMRで体験を楽しみ、お金持ちは実際に訪れて体験を楽しむと言われており、その頃にはお金持ちに対して最適な旅行などがレコメンドされているのかな?なんて想像しています。
個人の経験・体験が求められるものは?
個人の経験・体験の記事を読みたい時って、どんな時が考えられますか?
闘病記などの経験談
アクティビティ(観光地での体験・遊び)の体験談
ホテル・旅館への宿泊体験記
ゲームの体験談(攻略法の速報)
変わった職業の人の経験談
家電製品・ガジェットを使った体験談
旅行・観光スポットへ言った体験談
住んでいる・移住した地域の体験・経験による生の情報
住んでいる地域の学校関連情報(小中高)
一次産業のアマチュア系の体験談・経験談
etc
例として上記のものを挙げましたが、この中でも1度のみの体験で良い「アクティビティ」は個人でも非常に上位表示しやすいものです。
アクティビティがわからない人はじゃらんの下記のページを見てください。
参考:じゃらん 遊び・体験
ただここで重要なのは、ただ体験した感想を書いたところで意味が無いということです。
ただの感想なら口コミサイトやCGM(Consumer Generated Media=会員などが投稿して作り上げていくメディアサイト)で十分です。
例えば飲食なら「食べログ」や「Google Map」、家電製品・ガジェットなら「価格.com」、神社仏閣なら「ホトカミ」や「omairi」などなど
ホテルの感想ならじゃらんや楽天トラベルの「口コミ」で十分です。
もちろんメディア側や協力会社が不当に評価を上げ下げしている可能性もあり、信じられないから個人サイト・個人ブログのレビューが見たい!という人が多いこともわかります。
ただそう思っている人は、実はそれほど多くは無いのかもしれません。というのも読解力の低下は著しく専門的なことを書かれても理解出来ない人の方が多いくなっています(*3)
情報商材屋の人が、アメブロ形式の文章で書くのも、その程度のレベルの人に情報商材を売りたいからで、良いものか悪いものかも理解出来ない人向けに書いているからです。
アメブロ形式とは下記のような文章のことです。
僕のサイトはすべて完全放置型で
更新なんてまったくしていません。
かわりに余った時間で
家族と過ごす時間をふやしたり
友人と楽しく旅行にいったり
自分の趣味に没頭したり
まいにち楽しい人生をおくっています。
それはさておき、特に家電・ガジェットのレビューなんて、素人には意味がわからないことも多いので、むしろわかりやすいだけの法人運営のメディアの方が高評価になる可能性もあります。
その上で個人サイト・個人ブログに求められる経験・体験とは何かと言えば、感想ではなく経験・体験した結果どうだったのか?ということをよりわかりやすく、何かと比較して伝えることではないでしょうか?
より細かい、体験したからこそわかる情報を掲載することを出来るのが個人サイト・個人ブログの強みですが、伝え方がポイントです。
具体的な伝え方やキーワードは後述します。
一次産業のアマチュア系の体験談・経験談って何?という方へ。
一次産業は、農業・漁業・林業ですが、農業のアマチュアと言えば家庭菜園や観葉植物の育て方など、漁業のアマチュアと言えば釣りや熱帯魚や金魚の飼育、林業のアマチュアは…強いてあげればDIY等になりますが、こちらはYouTubeの方が向いているように思います。
なお「地域名 釣り おすすめ」等で検索してもらうと個人サイト(っぽいものも含めて)が割りと上位を占めている場合が多々あります。
住んでいる・移住した地域の体験談も、割と上位表示されやすいです。
例えば下記のサジェストキーワードで検索してみると(お金関係=YMYLを除き)個人サイト・個人ブログが割りと上位表示されます。


またサジェストで「ブログ」が出てくるものは、割りと上位表示しやすい傾向にありますが、それは経験談・体験談を知りたい人がそれだけいるということがわかります。
公式が書けないことを書くことで勝てるという個人の強みは消えつつある
以前よく言われていた「公式が書けないことを書けるのが個人の強み」ですが、公式が書けないだけなら法人のアフィリエイトメディアが書いてしまいます。

例えばイオンカードと電子マネーWAON、どっちがお得なのか?なんて公式サイトが書けるものではありません。しかし今は法人運営のアフィリエイトサイトがキーワードを被せて書いてくる時代です。

三井住友カードやJCBがライバルであるカード会社との比較記事も書けない訳ですが、それを知っている法人サイトが記事を書いて検索結果上位を占めています。
法人サイトは儲かるとわかれば、ハイエナのごとくコンテンツ化していきます。しかも資金力をバックに効率的にコンテンツを作っていきます。
残るのは収益力の小さなキーワードですがそれもその内、数の暴力で淘汰されていくでしょう。
速報性は個人の強みではあるが
速報性は個人の強みでもあります。
例えばトレンドブログでありがちな事件があった時の犯人の記事で下記のようなキーワードがよく検索されます。
犯人名 顔写真
犯人名 住所
上記のようなことを出鱈目に書けるのが個人ブログの優位性でもあるけど、さすがに間違った情報を拡散して名誉毀損などで訴えられたりしたら、むしろマイナスですよね。
ただ飲食店などの開店情報・閉店情報などの速報性は強みになっています。問題は書き続けないとアクセスを維持出来ないことでしょう。
地域情報系サイトは、大きく2つに分かれています。
開店閉店情報・イベント情報・飲食店情報等のフロー情報メイン
寺社や史跡などのどちらかと言えばストック情報に近い情報メイン
僕が今運営している鎌倉PRESSは後者ですが地域情報系サイトの多くは前者で、アクセスは比較的早く獲得出来ます。
理想的にはストック情報を網羅した上でフロー情報が書けるようになると非常に強いんですけど、ブログだと難しいです。
発見&発信は個人の強み
Googleは一次情報を大切にすると言われており、実際に検索結果においてはその通りだと思います(SGEにおいては一次情報より法人格が優先されていると考えています)。
まだウェブ上に無い情報を発信することは個人・法人問わず強みになっています。
個人サイト・個人ブログはウェブ上において完全な一次情報を発信すれば法人サイトにも勝てます。
鎌倉に「須磨稲荷大明神・和佐稲荷大明神」という非常に小さな神社があるのですが、この名称を調べてネット上に最初に出したのが僕なので、法人サイトに負けることなく1位になっています。
ただ始めて名称をネット上に出すということ=検索ボリュームが0にということもあって、検索流入は見込めません。
でも神社マニアに認知されたサイトを運営していれば、発見されていくので、一次情報としてリンクが増えてサイトの強化には繋がります。
そもそもE-E-A-Tとは何か?勘違いしていたかもしれない話
E-E-A-Tとは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼性)」の略で、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されてるウェブサイトの評価基準のことだと説明しました。
僕もそれほど深く考えていた訳では無く、例えば小さな大学病院の教授よりも有名大学の教授の方が権威性があるな~とか、盲腸の手術をされるのなら執刀経験の無い医師より30回・50回執刀経験がある医師の方が良いと思うのが信頼性だよな~とか、複数のテーマのサイトよりも1つのテーマのサイトの方が専門性が高いよな~とか、そんな程度に考えていました。
しかし下記のポストを見て気付かされました。
生徒になんらかの調べ学習をさせるとき、世界史の窓というwebサイトを参照してくる時がある。個人的には比較的信頼のおけるサイトだと思っているが、個人サイトである以上、それを加味して読む必要がかなりあるので、参考文献としては不適切であると思う。
— 急須(社会科) (@social_teapod) November 23, 2023
「世界史の窓」はどこかで紹介されていて見たことがあるのですが、膨大な量の情報サイトです。
確かに個人サイトではありますが、世界史好きな人には面白いサイトだと思います。
さて転載したポストで気になったのは「参考文献としては不適切であると思う。」という部分です。
「世界史の窓」は個人サイトでありコンテンツの元となった参考文献を紹介していない項目も多いので、学術的なモノとしての参考文献としては、たしかに不適切だと思いました。
そこで思ったのがE-E-A-TのA(権威性・Authoritativeness)って、こういうことなのかな?と
参考文献として見られるサイト、見られないサイトというのが自分の中でもあって、やはり参考文献として利用するサイトって下記のものになってしまうんですよね。
公式サイト
政府・自治体の公的なサイト
Wikipedia等の認知度が高いサイト
上場している実業をしている企業サイト
ネットでは無いリアルな場合でも下記のものが学術的な参考文献にされることが多いです。
商業出版されている書籍
政府・自治体刊行物
きちんとした学会に提出された論文
誰もが知っている歴史書や物語(源氏物語とか吾妻鏡とか)
商業出版に関して言えば怪しい情報のものは沢山ありますが、大手出版社から出ている書籍に関して言えば、やはり参考文献として使われることって、多いんですよね
話をネットに戻すとSGEで出典とされるサイトは、先述した通りほとんどが法人サイトになっています。
SGEでも個人ブログが元になっている場合もありますが、それはよほどニッチな場合か、個人ブログを求めているキーワードの場合のみということがほとんどになってきました。
SGEが出しているサイトは基本的に公式サイト・政府や自治体のサイト・法人が運営しているサイトで、普通に考えて「参考文献」でも使うサイトということがわかります。
ということはGoogleは何かしらの手段によって「参考文献」として権威性があるサイトを見抜いていると言えるので、Googleが認める権威性ってSGEでわかります。
専門性(Expertise)は、ある程度個人でも情報のボリュームや運営歴でGoogleに伝えられると思うのですが、権威性(Authoritativeness)は「参考文献」として使えるサイトかどうか?ということが基準になるのだと思いました。
なお権威性(Authoritativeness)が高くなると信頼性(Trustworthiness)も増してくるように思います。
つまり権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)は個人で太刀打ちできなくなっていくのかな?と
権威性が「参考文献」として使いたいサイトかどうか?
これが今後個人サイトを作るべき指標になっていくものと思います。
なお論文を出典としてサイトに掲載したいけど論文の探した方がわからないという方は、Google Scholarがおすすめです。
参考リンク:Google Scholar
法人サイトの要素を加える個人サイト
個人サイト(ブログ)と法人サイトの間には谷=キャズムがあると書きましたが、Googleはどのようにして個人運営か法人運営か区別をしているのか?ということが度々話題になります。
法人サイトかどうかの判断は下記のものがよく言われる
ドメイン(co.jpやgo.jpが強い)で判断
Who is情報で判断(Who isはドメインの登録名・だから法人名で登録)
活動実態1(従業員の募集や社会貢献活動 等 企業なら行う活動)
活動実態2(PR活動)
法人番号・法人番号の住所とGoogle Mapとの適合性
指名検索も含めたサイテーション数(テレビCMを行えば指名検索数は個人運営と比べ1桁から2桁違ってくるという話)
サイトの取引先名の記載情報
取引銀行名の記載
資本金の記載
電話番号の記載(個人は基本的に掲載しない)
概ね上記のようなことが言われます。
だから個人運営のサイトでもこれに類する情報を掲載しているブログ・サイトもあります。
有名なのは「クレジットカードの読みもの」です。



かなり意識して法人を演出しています。効果がどれぐらいあるのかわかりませんが、ここまでしている人もいる訳です。
また有名なブロガーであるマクリン氏のブログの「運営者情報」の下部には下記のような記載もあります。

法人番号や適格請求書発行事業者登録番号の記載、主要取引銀行の記載など法人あることをしっかりとアピールしています。
個人運営でサイト・ブログを運営されている方も試しに採用情報や社会貢献活動のページなどを作ってみるのも良いかもしれません。
効果は全くわかりませんが。
ただ「クレジットカードの読みもの」はSEO関連のツールで見ると以前よりは盛り返してきていますが、これがはてなブログだからなのか、法人に見せかけることが出来たのかは不明です。
キーワードの考え方
キーワードを調べられるいろいろなツールが出ていますが、基本的にキーワードを探すツールでは早かれ遅かれ、法人サイトに抜かれていくと思っています。
というよりも個人のサイト・ブログ運営者が中々手を出せない高額で高性能なツールを使ってキーワードを調べているので、無料ツールで勝負を挑む段階で負け戦をしているようなものです。
人気のahrefsなんて本格的にアフィリエイトをしている法人・企業なら月額125000円の「エンタープライズ」を契約しています。1年使えば安い新古車が買える金額です。
よく考えてください。
ブログで如何にも稼いでいる人の多くは、AIを使おう!無料のラッコキーワードを使おう!と言っていますが、法人でアフィリエイトを運営している会社は当然高性能なAIツールを使い、無料のラッコキーワード以上の高性能なキーワードツールを使っています。
そもそもラッコキーワード等のキーワードツールを使おう!なんてもう7年以上前から言われていることで、それを使ってきた多くのブロガー・アフィリエイターがGoogleのアップデートで稼げなくなり、ブログ・アフィリエイトから撤退しています。
最近では虫眼鏡キーワード(関連キーワード)を使おう!という人も多いのですが、少しだけトレンドよりになるだけで基本的にはキーワードツールの関連キーワードと代わりありません。
もちろん個人ブロガーやアフィリエイターでもキーワードツールで発見したキーワードで上位表示可能なものはありますが、徐々に減っていくか、全く儲からない・アクセスが集まらないキーワードが残るだけです。
だからこそキーワードツールに頼らなずに自分でキーワードを考えることがより重要です。
でも自分でキーワードを考えるって、どうやるの?と思う人が多いでしょう。
大きく分けて自分でキーワードを考える方法は2つです。
カスタマージャーニーマップを使って調べる
自分の体験をこそあどない言葉に当てはめてみる
カスタマージャーニーマップを使ってキーワードを考える
カスタマージャーニーマップは一般的には、ECサイトなどを構築する場合に作られるものです。
今では否定されることが多い「AIDMAの法則」「AISASの法則」「AISCEASの法則」など、購買行動プロセスとなる順にユーザーがどのような心理状態になっているか調べることで、その心理状態・ステージによって行うべき行動を可視化することが出来るのがカスタマージャーニーマップです。

AIDMAの法則とは
Attention(注意)
Interest(関心)
Desire(欲求)
Memory(記憶)
Action(行動)
という順に人は購入に至るというものです。

AIDAの法則はAIDMAの法則より行動の手前の「記憶」が省かれたものです。欲しいから買いに行くという訳です。

AISCEASの法則は、
Attention(注意)
Interest(関心)
Search(検索)
Comparison(比較)
Examination(検討)
Action(行動)
Share(情報共有)
何かを知って興味を持って、どういうものか検索して調べて更に比較して検討して購入した後にシェアするという流れです。
ここで1つ1つの法則を気にすることはありませんが、人がモノを買う、サービスを申し込む場合、必ず順序があるということです。
例え衝動買いだったとしても、そのモノを知らなければ当然買いませんし、欲求が起こらなければ購入はしません。
だからブログ・サイトで一番売りたいものを購入・申込みしようとしている人が、どういう順序で購入・申込みに至るのか、一覧にするカスタマージャーニーマップを作り、それぞれの段階で、どういう情報を検索するか考えていくことが大切です。
どういう情報で検索するか?つまりここで自分でキーワードを考えることが必要になります。
これはキーワードツールで得たキーワードをマッピング・グルーピングする作業とは全く異なります。
もちろんキーワードツールで得たキーワードをカスタマージャーニーマップに並べていくということは有効ですが、それだけだと本当にユーザーが求めていることが見えてきません。
例えば、イオンによく買い物に行く人ならイオンカードや電子マネーWAON、AEON Payで購入するのがお得だということがわかってきます。
でも、この3つの内、どれがお得なんだろう?と思う人が多いと思いませんか?
だから「イオンカード WAON AEON Pay どれがお得か?」というキーワードが見えてきます。
イオンカードのアフィリエイトをするのに「イオンカード」をラッコツールで検索しても、この組み合わせのキーワードは出てきません。
イオンカードを申し込む人は、どうやってイオンカードを知って、イオンカードについてどう調べて、どのイオンカードを申し込むか、何と検討・比較するかを考え、順番だててカスタマージャーニーマップを作っていかないと気づけ無いことが多いキーワードです。
特化ブログ・特化サイトを作るのなら一番売込みたいものを決めて、カスタマージャーニーマップを作って考えてください。
また季節変動性がある商品・サービスならか四季それぞれのカスタマージャーニーマップを作るとより見えてきます。
カスタマージャーニーマップだと内部リンクの張り方も見えてくる
カスタマージャーニーマップでキーワードを見つける考え方は、キーワードが見つかるだけではありません。
人が購入に至るまでを可視化することで、その過程がわかり過程の順番通りに内部リンクを張りやすくなるというメリットもあります。また激戦キーワードでも読んでもらえる可能性が出てきます。
例えば「札幌に移住しようと考えている人」が実際に札幌に移住するまでどういう行動を取るのか、どういうことを考えるか考えてみます。
札幌に旅行にいったけど良いところだなと思う
帰ってきて札幌って実際に住むとどうなんだろう?と検索する
実際に住んでも良さそうだと思い始める
実際に住むことを決意する
ネットでまずは家賃相場を調べる
転職が必要な場合は、転職情報を調べる
転職を決める
賃貸物件を探す
実際に転職や賃貸物件を探すために札幌に訪れる
転職をする・物件を決める
引っ越しを行う
札幌での生活が始まる
かなり大雑把ですが、これをもっと綿密にどういうキーワードで検索するか考えたり、タッチポイント(知ることになったきっかけ・商品であれば店舗で見た・テレビCMで見た・SNSで見かけた等)はどこであったかなどをカスタマージャーニーマップに書き込んでいきます。
この時にユーザー行動(検索行動も含める)を考えて12の項目で記事を書いた場合、それぞれを内部リンクで繋いでいけばクリックして読んでもらいやすいと思いませんか?
札幌への移住した人の体験談を読んだ後に、家賃相場を調べるのなら家賃相場の記事を書く場合でも「札幌 家賃 相場」なんて超激戦キーワードなので上位表示は出来ませんが「札幌 移住 体験談」なら個人でも上位表示可能なので、その体験談記事から札幌の家賃相場の記事へと内部リンクを張っておけば、超激戦を回避して読んでもらえる可能性が出てきます。
カスタマージャーニーマップは、ユーザーが次にどういう行動をするか?を可視化するので、必要な内部リンクの張り方がわかる訳です。
類似記事をレコメンド・おすすめするよりも次の行動についてレコメンド・おすすめした方がクリック率も高くなります。
「札幌 移住 体験談」は正直なところマネタイズしにくいクエリですが、「札幌 家賃 相場」になると不動産系のアフィリエイト案件もあるのでマネタイズがそこそこしやすくなってきます。
ちなみに次のステージ、実際に不動産会社を探す時に行うであろう検索キーワード「札幌 賃貸 不動産会社 おすすめ」くらいのキーワードになると個人でも上位表示が可能です。もちろん個人の体験談ベースで書くことが重要ですが(なおこのクエリだと不動産賃貸のアフィリエイトよりも引っ越し案件のアフィリエイトの方が良い場合もあります)。
このことに気づいて徐々に古いサイトは内部リンクをユーザーが次に行うであろう行動に関する記事に内部リンクしていったことで、PVがわずかですが回復傾向にあります。
ちなみに「札幌 賃貸 不動産会社 おすすめ」で検索すると僕のサイトがまだ6位前後にありました。次に紹介する「こそあどない言葉」を使って体験談ベースで仕上げている記事です。
なおこのことを書いた数日後にSEOコンサルタントの方が同じようなことをもっと専門的な言葉で呟いていました。
SEO内部リンクにおいて、リーズナブルサーファーモデル(クリック率の高いリンクに対してPageRankを渡す仕組み)という概念があるのですが、これを突き詰めれば突き詰めるほど、内部リンクって死ぬほどカスタマージャーニーと隣り合わせであることがわかる。…
— 宮田 和也 | SEOコンサルタント (@webkirin) December 25, 2023
リーズナブルサーファーモデル、そういえば昔聞いてすっかり忘れていた言葉です。ランダムサーファーモデルとかもあったな…
なお超激戦キーワードは自身のサイトではなく、note等の外部メディアに書くことで今のGoogleのアルゴリズムなら上がってくる可能性はあり、noteから再び自分のサイトへ誘導するという方法もあります。
もっとも「今のGoogleのアルゴリズム」なのでいつアップデート・変動が起きて上位表示されていたものが圏外に飛ぶ可能性もありますが。
なお次に説明する「こそあどない言葉」を使ってカスタマージャーニーマップを考えるとよりキーワードのヌケモレが減りますし、新たな発見が出来ます。
自分の体験を「こそあどない言葉」に当てはめてみる
今回のこのnoteで一番書きたいような書きたくないような、つまり一番重要なことがこの「自分の体験をこそあどない言葉にあてはめる」ことが、キーワードの考え方で重要なことです。
「こそあどない」は僕が作った造語ですが「こそあど言葉」ならわかりますよね。こそあど言葉は小学校の時に習ったことがある人も多いと思います。
「これ・それ・あれ・どれ」「この・その・あの・どの」というように代名詞・指示詞となる言葉の頭文字をとったものが「こそあど言葉」です。
この「こそあど言葉」にもう少し付け加えたものが「こそあどない言葉」です。特に重要なのは「どない言葉」ですが、「こそあ言葉」も重要です。
この「こそあどない言葉」を使ったキーワードについて、別のnoteに書いていますが、買わなくて良いようにこちらに転載しておきます。
なお転載分は2023年11月1日時点の情報なので、今とは少し差があります。
===ここから転載=======
「どっち」キーワード
どっちキーワードとは僕が勝手に名付けているので、一般的ではありませんが、割と検索されるキーワードです。何より今はイチオシです。
例えば
楽天カード PayPayカード どっち
三井住友カードNL JCBカードW どっち
などが上げられます。上記のクレジットカードの場合は、ともにアフィリエイト案件であって、既に検索結果上位に表示させるのは厳しくなっていますが、マイナーなクレジットカードならまだ上位表示は可能です。
例えばスーパーマーケットで上位を争う会社(グループ)が発行するクレジットカードだと下記の通り

「イオンカード セブンカード どっち」で今のところ2位にあります。

もっとマイナーな「イオンカード 東急カード どっち」だと上記の通り1位2位で僕のサイトになっています。
住んでいる地域で、近くにイオンと西友があれば「イオンカード 楽天カード どっち」と検索する人がいますし、イオンとイトーヨーカドーが近くにある人なら「イオンカード セブンカード どっち」と検索する人がいます。なので、地域系サイトのクエリに近くなってきます。
「イオンカード 東急カード どっち」は神奈川県がメインとなるキーワードですが、1位でも、両方のカードで月にそれぞれ1~2件くらいしかアフィリエイトで発生しませんが、まあ今はロングテールの積み重ねですよね。
月に2件発生するキーワードを100個見つけて記事化すれば200件発生で、単価2000円くらいとして承認率50%だと20万円ですから、1人暮らしは難しいけど他の案件やAdSenseを絡めると1人暮らしがギリギリ出来るレベルになってきます。
「どっち」キーワードの発展 お得・おすすめ
更にもう1つキーワードを入れると更に上位表示が可能です。
楽天カード PayPayカード どっちが得
三井住友カードNL JCBカードW どっちが得
上記のキーワードだと有名すぎるクレジットカードなので厳しいですが、マイナーなクレジットカードなら可能です。
他は同一会社のサービスを比較する時にも有効です。
楽天カード 楽天Edy どっちが得
セブンカード ナナコ どっちが得
例えば「イオンカード WAON どっちが得」の検索結果で少し落ちてしまったものの僕のサイトが6位前後になっています(アプデ直後は2位だった)。
そんなに検索ボリューム無いのでは?と思うかもしれませんが、このページのサーチコンソールの結果は下記の通りです。

関連したクエリで過去28日間で2万回ほど表示されています(アプデ前まではもっと表示されていたんだけど)。
そしてこのページでイオンカードのアフィリエイト案件は月に10件以上は平均して発生しています。アプデ後でも。
なおクリック数が非常に低いのはアプデ直後にもっと落ちていたからで、9月はもっとCTRは高かったです。
何よりこの手のキーワードは、キーワードツールで出てこないことが多いです。

キーワードの表記揺れが大きいキーワードは、ラッコキーワード等のキーワードツールには中々、登場してきません。
「どっちキーワード」の発展その2
金融系で紹介しましたが、地域・旅行・観光系でも応用出来ます。
「浅草寺 明治神宮 どっち」「明治神宮 浅草寺 いくならどっち」などのキーワードです。
東京に詳しくない方に説明しておくと、浅草寺と明治神宮は東京で御朱印巡り・パワースポット巡りなどを考えた時に、人気の高い寺社で実は割りと比較されています。
実際に「浅草寺 明治神宮 どっち」などで検索してもらうと検索結果上位に個人ブログが割りとあることがわかります。
またターミナル駅から少し遠くにあり、バスや地下鉄、徒歩、どれで行くのが良いか悩みそうな場所も需要があります。(車も兼ねるとアフィリエイト案件も増えてきます)。
比較系キーワードは細分化へ
コスパ・タイパというキーワードをよく聞きますし、Z世代は失敗を何より恐れているともニュースなどでも話題になることがあります。
だからこそ、比較系キーワード(比較・おすすめ・どっち・どっちが良い・どっちがおすすめ 等)は伸びてきています。

Googleトレンドで「どっち」と「比較」を比べると、比較は落ちてきていますが「どっち」は伸びてきていることがわかります。
これは音声検索も影響していると考えていて、比較と言うよりも気軽に「どっち」と音声検索すると思いませんか?
また関連キーワードを見ると「どっち」の方が幅があることがわかります。

「浴衣 前 どっち」「犬 猫 どっち」などもよく検索されるキーワードですが、応用として「男性 ボタン どっち」などがあります。
そして「男性 ボタン どっち」でも検索結果上位にまだ個人ブログが存在しています。
どっち系キーワードはいろいろなジャンルに応用が効くし、横展開もアイデア次第で広がるので、個人ブログ・サイトでもまだ戦えるキーワードです。
何より「比較」で検索する人よりも「どっち」で検索する人の方がCVRが高いかも…
というのも複数の比較だとまだ決めかねる人が多いと思いませんか?
マイベストを見たって、1位と2位で自分にとってどっちが良いんだろう?と悩むと思うんです。
場合によっては1位と3位の2つに絞れたけど…ということも。
だから再び1位と2位で「どっちが」良いか検索した時に明確な答えがあれば、コンバージョンしやすいと思いませんか?
複数比較は大手に任せて個人は二者択一に絞った方が攻めやすいです。
またGoogle検索はオワコンという人もいますが、Googleで検索される回数は増え続けています。今日も初めて検索されるキーワードが登場しています。
ではなぜ検索回数は増えているかと言えば、検索の細分化が増えているからだと考えます。
「クレジットカード 比較」「クレジットカード おすすめ」から「三井住友カードNL JCBカードW どっち」「三井住友カードNL JCBカードW どっちがおすすめ」などの細分化した検索が増えてきているのではないでしょうか?
蛇足ですが「銀座カラー ミュゼ どっち」でも個人ブログっぽいサイトやアメブロが上がっています。アメブロは強くなっているものの、コンテンツ次第でWordPressで新規取得から1~2年のドメインでもまだ勝てることが多いです。まあドメインエイジ、1年は最低でも必要なことがアプデで多くなりましたが。
金融系でもまだ上位表示可能なキーワード
金融系というか主にクレジットカード周りですが、まだ上位表示可能なキーワードを紹介します。
「使えるお店」キーワード
クレジットカード名や電子マネー名、コード決済名で「使えるお店」「使える場所」もまだ検索結果上位が可能です。
「楽天カード 使えるお店」だと9位に「クレジットカードの読みもの」が入っています。
「イオンカード 使えるお店」だと僕のサイトが7位前後にあります。
「国際ブランド」キーワード
「どっち」キーワードにも関連しますし「使えるお店」にも関連してきますが「カード名 国際ブランド」「カード名 VISA JCB どっち」「カード名 国際ブランド おすすめ」などのキーワードもまだ個人で上位表示可能です。
「イオンカード 国際ブランド」だと僕のサイトが8位前後
「イオンカード 国際ブランド おすすめ」だと僕のサイトが5位前後
「イオンカード VISA JCB どっち」だと僕のサイトが5位前後
これらのクエリで月間300PV前後ですが、それでも月に5件くらいはイオンカードのアフィリエイト案件で発生しています。
「支払い方法」キーワード
イオン 支払い方法
イトーヨーカドー 支払い方法
ローソン 支払い方法
コストコ 支払い方法
アピタ 支払い方法
小売店である程度知名度のあるお店の名前+支払い方法というクエリもまだ個人で戦えるキーワードです。
アフィリエイト案件としては、イオンならイオンカードがおすすめです!とか「アピタならmajicaドンペンカードがおすすめです!と訴求すればクレジットカード案件で発生することがあります。

アプデ後もまだそれなりに上位にできています。
応用として「イオン PayPay使える?」「ヨーカドー PayPay使える?」「アピタ 楽天Pay使える?」などのキーワードで横展開しているサイトもあります。
PayPayアプリインストールのアフィリエイトは恐らく終了しました(ひょっとしたら、クローズ案件であるかもしれませんが)、楽天Payなら楽天カードがおすすめ!という訴求が出来るので、アフィリエイト案件に結び付けられます。
from toキーワードもまだ行ける
from toキーワードも僕が勝手に名付けているものです。
どこからどこまで、というキーワードのことで、例えば下記のキーワードがあります。
羽田から東京駅
関空から大阪駅
東京駅から有楽町駅
「羽田から東京駅」だと検索結果上位10位以内にまだ個人ブログがありました。
東京駅から有楽町駅も同様、でも「関空から大阪駅」だと無いんですよね。11~13位くらいには登場してきますが。
応用として後に「徒歩」「バス」「電車」「地下鉄」などを足すのも1つの手です。
このキーワードだとアフィリエイト案件はなく、AdSenseしか無いのかな?と思うかもしれませんが、一部地域ならアフィリエイトも可能です。
「愛知県 から 新千歳空港」
「三重県 から 北海道(新千歳空港)」
「群馬県から那覇空港」
「北海道から関空」
「沖縄から関空」
などの空港やエリアを混ぜたキーワードなら、上位表示出来れば格安チケット案件のアフィリエイトで発生します。

今でこそかなり順位は落ちてしまったし、コロナ禍で需要が減ったのでサイトも放置しましたが、全盛期にはそこそこ格安チケットのアフィリエイト案件で発生していました。今でも時折、発生しています。
真剣に作り込めば、それなりに稼げると思います。
「○○ 行き方」もまだイケる
from toキーワードと類似したもので「場所名 行き方」もまだ上位表示出来るキーワードです。
「北海道神宮 行き方」:僕のサイトが3位前後
「鶴岡八幡宮 行き方」:僕のサイトが6位前後
「北海道神宮頓宮 行き方」:僕のサイトが1位前後
やはり、より需要の大きい「鶴岡八幡宮 行き方」の方が上位にするのが難しいですし「鶴岡八幡宮 行き方」で6位前後だと他のクエリも拾って月間で150PVくらいしかありませんが、「北海道神宮 行き方」で3位前後だと他のクエリも含めて月間で600PVくらいあります。
「北海道神宮頓宮 行き方」で1位前後でも他のクエリも拾って月間で120PVくらいしかありません。
でも地域系のブログ・情報サイトを作っているのなら、PVの積み上げには確実になります。ただ1記事作るのに検索結果上位にしようと思うとかなり手間はかかります。
今だと個人なら動画や写真を組み込まないと難しいですから。
個人の戦い方は勝てる領域の横展開可能なキーワードの展開へ
個人ブログやサイトだとビッグワードで勝てる要素は、ほとんど無くなりました。
これからは、横展開できる・応用出来るキーワードを見つけて多数の記事で攻める戦略が有効だと思っていますし、初心者ブロガーでも可能な戦略だと思っています。
ポイントは横展開出来るキーワードをいかに見つけて、多数展開出来るかだと思っています。
例えば、1つだけ良いキーワードを見つけて上位表示出来たとしても、検索ボリュームはそれほど大きくないでしょうし、大きく稼ぐのも難しいでしょう。
もちろん今でも稼げるキーワード1つ(2~3語の組み合わせの場合もあり)、1記事で月に100万円以上稼いでいる個人もいますが、徐々に狭まってきているのは明白です。
そして横展開出来るキーワードなら、カタログ型サイトで展開出来ないか考えてください。
===転載はここまで====
このnote(月額マガジン)を読んだ方もいると思いますが、実はこのnoteを書いた時点でまだ書いてなかったものがありました。
それが「こそあどない言葉」で考えるキーワードの考え方です。
こそあどない言葉をまとめて一覧にしてみました。

既に書いてある「どっち」というキーワード以外に「ど」の行が一番重要です。
「どっち」の次の「どれ」は3つ以上の比較をする時に割りと使われているキーワードです。

「どっち」ほどでは無いにせよ「どれ」というキーワードの検索数が徐々に増えているのがわかります。
基本的に「ど」「な」「い」はユーザーが知りたいものであり、メインのテーマに応用が出来ないかを考えることで横展開が可能になっていきます。
地域系サイトならわかりにくいけど観光で訪れる人が割りといるスポットなら「○○はどこにある?」というキーワードが考えられます。
具体的にはタイトルなら「由比若宮はどこにある?行き方・アクセス方法を解説」などが考えられます。
余分なキーワードが含まれているという人もいますが、正直そこまでタイトルのキーワードにこだわる必要性は無いと思います。
というのも、ニーズメットを満たし更に欲しい情報まで書いていたら、自然と上がってきますから。
「いつキーワード」
「いつ」「何時」というキーワードもいろいろと応用が聞いれ横展開しやすいキーワードです。
コロナ いつから
大谷翔平 プロデビュー いつ
関ヶ原の戦い いつ
札幌観光 いつがいい?
結婚式 いつがいい 2024
安産祈願 いつがいい
七五三 いつがいい
大安 一粒万倍日 重なる日 いつ
確定申告 いつ
給付金 いつ
カニ いつが安い
北海道旅行 いつが安い
スーパー 値引きシール いつ
歴史がテーマのサイトなら「いつ」というキーワードで横展開が可能ですし、芸能人やプロスポーツ選手のデビュー時期やタイトルダッシュで横展開が可能です。
「いつ」の類似ワードで「時期」がありますが検索ボリュームは全く違います。

「いつ」は法人サイトも使うワードなので、激戦になることもありますが、観光時期や、購入時期についてはいろいろな地域名・商品名で横展開も可能で、個人サイト・ブログでもまだ上位表示可能なものです。
「札幌旅行 いつ」(が良いか?)というクエリで僕のサイトが上位表示しています。

旅行などの季節がいつが良いのか?それは住んでいる人だからわかるもので、経験がものを言うため地域の広さにもよりますが上位表示しやすいキーワードです。
「なぜ」キーワード
2023年の流行語で「なぁぜなぁぜ?」がありましたが「なぜ」はまさに質問そのもので、いろいろな展開が出来るキーワードです。
「なぜ」+歴史上の事象(例:なぜ関ヶ原・なぜ島原の乱)なんてよく検索されるものですし、考えればいろいろなアイデアが出てきますし、横展開も可能です。
ただ「なぜ」は昔から法人サイトも使っているので、他の疑問詞に比べると検索結果上位は難しいです。
「どこ」キーワード
先述していますが「どこ」というキーワードも狙い目です。

実際には「どこ」と「アクセス方法」「行き方」は検索意図は異なることが多いのですが、検索ボリュームが大きいことはわかります
「鎌倉 どこ」だと月間の検索ボリュームは「2000~3000」くらいのボリュームですが、割と個人サイト・個人ブログ、中にはパクリブログが割りと上位にあるくらい狙い目です。
他にも鎌倉市には「奥鎌倉」と呼ばれるエリアがあるのですが、そんな名称の住所はありませんし、地元の人で一部が使っている言葉です。月間の検索ボリュームは20~30くらいじゃないかな?
それでもサイトの特性上必要なら…ということで書いたところ普通に1位になれています。

また観光スポットが集まっており駅もある「北鎌倉」ですが、こちらも住所では無いし、そう呼ばれているエリアです。だから「北鎌倉 どこ」(月間検索ボリューム100くらいかな)でコンテンツを作ったところ現在は5位前後で僕のサイトがあります。
「自治体名 どこ」で横展開してコンテンツを作れば、それなりにアクセスは集められるサイトは作れそうです。
他にも地元の人は使うエリア名だけど住所は存在しないエリアでも横展開可能です。
例えば全国の天気の区分やエリアの区分でも需要があります。
秋田県は地元の人からすると「県南・県央・県北」と区分しますが、新しく流入してきた人はその区分がよくわかりません。
だから「秋田 県南 どこ」というクエリが多少なりとも検索されていて、個人でも上位表示が可能です。というか1位が個人の雑記ブログでした(2023年12月23日現在)。
また特定の業種の店舗を探す時にも「どこがいい?」と検索する人はいるので、ここでも「どこ」というキーワードが活かせてきます。
先述した「不動産会社」もそうですし、「スーパーマーケット」の比較や「コンビニ」の比較、「脱毛サロン」の比較にも使えるキーワードです。
また「どこ」で特殊な事例としては「どこからどこまで」というものもあります。「どこまで」という質問も少なからずあります。
「イオン直営売り場」等のクエリで1位で、記事自体のPVは月間で1000PVくらいになっています。
エリア・区分・役割が曖昧なもので検索されることもあります。
少し前までは「湘南 どこからどこまで」は少し前まで個人サイトがいくつか見られました。今でも上位10位までに2つくらいあります。
また自分の仕事でその仕事の役割が一般の人には区別がついていないのなら、詳しく自分の体験から書けば上位表示出来る可能性があります。
以前は「シロアリ駆除 見積もり どこまで見る」で個人サイトがあったのですが2023年10月のアップデート以降消えたので、今は事例がありませんが、変わった仕事をされている方なら調べてみましょう。
質問系のキーワードは増えている
質問形のキーワードの需要は年々増えてきています。

音声検索の需要が増えたこと、すぐに答えを知りたい人が増えたことで質問形のキーワードはかなり増えてきています。
そもそも検索は質問・疑問があって検索するのですから、検索と相性が良いのは当たり前です。
横展開以外にもコンテンツの構成でも使えます。
例えば僕が作っている「鎌倉PRESS」の神社サイトのカタログページは下記の構成になっています。鎌倉宮になっていますがどの神社も社名を変更しているだけで構成(h2とh3の項目)は同じです。
なおカタログページについては後述しますが、簡単に言えばブログのように感情や感想をほとんど含めず事実だけを淡々と書いたカタログのようなコンテンツページのことです。
鎌倉宮 詳細とアクセス方法
鎌倉宮へのアクセス方法・行き方
鎌倉宮の御祭神
鎌倉宮の由緒・歴史
鎌倉宮のご利益
鎌倉宮の境内末社
鎌倉宮の厄祓い・厄年について
鎌倉宮のどんど焼き・古神札焼納祭
鎌倉宮の拝観について
鎌倉宮の御朱印
鎌倉宮の関連リンク
鎌倉宮のフォトギャラリー
鎌倉宮の訪問・参拝・お祭りレポート
なぜこのような構成になったのかと言えば、疑問に答えていく構成で考えたら、このようになったからです。
鎌倉宮って、どんな神社?
鎌倉宮への行き方は?どうやっていく?
駐車場はあるの?無いの?
鎌倉宮の御祭神は?なぜその御祭神?(歴史で説明)
鎌倉宮の歴史は?いつから?
鎌倉宮のご利益は?なぜそのご利益?
鎌倉宮に境内末社はあるの?ないの?
etc
というように疑問で思うであろうことをh2タグ・h3タグにまとめています。
このように「こそあどない言葉」を使ってカタログページの構成を考えるとニーズメットに対応しやすいです。
更に「こそあどない言葉」から考える重要性を説明します。
5W1H・6W1H・5W3H1R
5W1Hとか6W1Hという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。最近だと5W3H1Rという言葉も登場してきています。
5W1Hは、いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのようにしたか
6W1Hは、いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どこで・どのようにしたか
ただし僕は6W1Hは、いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように して・どっちを選んだか、という意味合いで使っています。どっちキーワードを使うためです。
5W3H1Rは、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように・どのくらいで・いくら使って・結果どうだったか?というものです。
3Hは、How・How many(もしくはHow long)・How muchで1Rは、Result(結果)です。
個人に求められているのは体験談・経験談と書きましたが、結局個人の体験談だけでは意味がなく、最低限の指標として5W1H・6W1H・5W3H1Rのいずれかが含まれていなければ、ただの感想に過ぎません。
なお「なぜ」は3回以上繰り返してください。
ちなみにトヨタはトラブルに直面した時に5回以上「なぜそれが起きたのか?」を考える習慣を徹底して覚えさせられるそうえす。
そうすることでトラブルの原因がより浮き彫りになるからとのことです。
それでは具体的に5W1H・6W1H・5W3H1Rで考えてみます。
例えばGoogleのPixel8 Proを購入した場合、5W3H1Rで書くと(もっと多いけど)
いつ:発売日に予約して3日後に届いた(届くまでの期間を説明)
どこで(購入場所):Googleの公式サイトで
何を:Google Pixle8 Proを
なぜ(買ったのか):買い替え・欲しかった・性能に惹かれた
なぜ(公式で買ったのか):手数料無料で分割で買えたから
なぜ(Pixel8 Proだったのか):前評判が良かったから、以前もPixelで満足していたから
なぜ(iPhone・ライバル機種では無かったのか):比較検討
どのように(使ったか):通信速度の確認や持った感じ
どのくらい(使ったか):カメラ性能を確認するためいろいろなものを100枚くらい撮影(ピックアップした画像をサムネイルで表示させクリックで原寸大表示で画像の良さを見てもらう)
どのくらい(良かったか):デメリットやメリットの表示・前モデルとの比較
どのくらい(スペック):性能・重さ・大きさ
いくらつかって:使った時間や購入した金額 等
結果:画像もよくて反応速度もよくて満足した
という感じになると思います。
順番の入替えは必要ですが、これをベースに記事を構成して書いていけば自然と良い記事に出来上がります。出来れば最後に「誰におすすめか」を加えれば良いです。
旅行関係なら「5W3H1R」で検索して最初に出てくる記事を読めばわかります。
「ど」で考える
「ど」は、Which(どっち)・which one(どれ)・Who(どの人)などのWから始まるものもありますが、半分くらいはHowから始まるものです。
またHowにはありたい状態への希望・変化が含まれています。
どんな(ふうになりたいか)
どの(ようになりたいか)
どう(にかして)
希望が含まれるということは、変化したい希望があるので、それが叶う商品・サービスを紹介しやすいので、アフィリエイト向きのキーワードとも言えます。
「こ」と「あ」と「そ」の距離感が書くことの答えになる
タイトル要素としては使いにくいですが、記事を書く上で「こ」「あ」「そ」の距離感も大切です。
「こうなりたい・こうありたい」というのは自分に対して近い距離の願望の時に使いますよね?
反面「ああなりたい・ああありたい」は少し自分からは距離が遠く感じませんか?
「そうなりたい・そうありたい」は「ああ」よりは近いけど「こう」ほどは距離感が近くないと思いませんか?
例えば、素敵な人を見た時に「ああなりたい」と思うけど内心は「無理だな」という距離感を感じる人も多いと思います。
対応が素敵・親切な人を見たら「こうなりたい」「そうなりたい」と思い自分も努力しようと思う人が多いと思います。
情報商材のランディングページを見ていると「自分はこうなったから、あなたもなりたいと思いませんか?」と書いていることが多いですが「こうなりたい」という身近な距離感を出しています。こういう部分は情報商材のランディングページって勉強になるんですよねww
つまり「ああなりたい」は距離が遠く憧れの象徴に近いもので、実際には商品購入・サービス申込みまでの気持ちが遠いものです。
反面「こうなりたい」「そうなりたい」は自分でも可能な範囲と思わせるものであり商品購入・サービス申込みまでの気持ちの距離が近いです。
「どない言葉」で質問を考えた場合、「あ」ではなく「こ」「そ」で答えを考えた方が距離が近い分、コンバージョンしやすくなります。
一般的に「これ」「あれ」「それ」の距離感は下記のように説明されることが多いです。
話し手と聞き手が同じ位置でものを見る状況で、「これ/それ/あれ」の領域は近い領域のものを「これ」、遠い領域のものを「あれ」、中間の領域のものを「それ」でさします。
話し手と聞き手が異なる位置に立つ状況で、「これ/それ/あれ」の領域は、話し手の周囲の領域のものは「これ」、聞き手側の領域のものは「それ」、両方から遠い領域のものは「あれ」でさします。
なので「こそあどない言葉」の図で「こ」は自分に近い言葉でありアフィリエイト向き、「あ」は自分からは遠い願望でコンバージョンはしにくいけどアクセスは取れるのでAdSense向き、「そ」は中間域でどっちつかずなので取扱注意にしています。
上記の引用部分を言い換えれば「あなた」にとっては「それ」・「わたし」にとっては「これ」ですが、体験談は「これ」になりますよね。
その上で「あなた」なら「それ」を提案することも考えられます。
「どない言葉」で考えたことの答えを記事にしたい時に「こそあ言葉」で距離感を考えて書いてくださいね。
「いつ」なら「このくらいまでに」あなたなら「それくらいまでに」
「なぜ」なら「こうだから」あなたなら「そうだから」
「どれ」なら「これ」あなたなら「それ」
というように。
ここまでで少し練習問題として下記の問に自分なりのシチュエーションを想像して答えてみると練習になります。
「これをどうにかしたい」
「それをどうにかしたい」
「あれをどうにかしたい」
これ・あれ・それに当てはまるものは全部同じですか?「これ」は当事者意識が一番近いものになりませんでしたか?
「あれ」が一番当事者意識になった人もいるかもしれませんが、それは自分で解決しにくいものではなかったですか?
PREP法やパソナ・新パソナの法則では足りない
ブログの記事の書き方は「PREP法」「パソナの法則」「新パソナの法則」で書くべし!という人も多いですし、正しいです。
ただそれだけだと足りない、キーワードが見つけられない場合があります。
PREP法は「Point(要点)・Reason(理由)・Example(例)・Point(要点)」の順番で書こうというものです。
Reazon(理由)を書く場合に「なぜなら ○○だから」という書き方になることが多いですが「なぜなら(because)」はWhyの部分しか答えてないからです。「How(どうして・どうやって・どのように)」という視点がそこには抜けており、そのままだとExample(例)も「なぜなら」の解説に終わってしまっている記事が多数見受けられます。
ニーズメットは満たすことが多いので、上位表示が多いですが個人の強みである体験・経験が抜けることがあります。
パソナの法則・新パソナの法則も同じで、「How(どうして・どうやって・どのように)」という視点が抜けがちです。
ユーザーが求めているのは「How(どうして・どうやって・どのように)」という視点が強いことが多々あります。
個人の強みである経験・体験から「How(どうして・どうやって・どのように)」という視点を入れるようにしてください。
こそあどない言葉で考えるキーワードは不変
お宝キーワードとか、個人でも狙い目のキーワードは、法人サイトもいずれ侵食してくるものだとは先に説明した通りです。
ただし「こそあどない言葉」やカスタマージャーニーマップでキーワードを考え発見していく方法は、キーワードツールでは得られないものが発見しすい傾向は不変です。
細かいキーワードは時代とともに変化します。もしくはキーワードの意味が変化することもあります。
だからキーワードは変化することはあっても、キーワードを見つけるための考え方は不変だという意味です。
不変の考えの元、需要の伸びている「こっち」「なぜ」「いつ」「どこからどこまで」という横展開しやすいキーワードでジャンル特化でサイトを作ってとことん追求してコンテンツを作り続ければ個人でもそれなりには(月10万円くらい)まだ稼げる状況だと思いますし、横展開がハマれば月20~30万円くらいはいけるかもしれません。
それ以上は、運やGoogleの状況次第です。
なお「こっち」「なぜ」「いつ」「どこからどこまで」といった需要が伸びているキーワードだから有利では無いということは覚えておいてください。
もちろん有利なのですが、それだけで有利という訳ではなく、疑問詞で考えることで、自分の体験したことを客観的に書けるようになりきちんとした一次情報に基づく情報を書けるからです。体験したことが無い人が書く「こたつ記事」と差別化になって有利になりますし、Googleが個人に求めていることの基本が成り立っていきます。
「どない言葉」で考えると横展開出来るキーワードが発見できる
「どない言葉」の5W1H・6W1H・5W3H1Rで考えると記事構成がわかる
「どない言葉」と検索は相性が良い
「こそあ言葉」で相手との距離感を考えられる
「こそあ言葉」で商品との距離感が考えられる
検索キーワードや記事の構成、距離感を考える上で「こそあどない言葉」は非常に役立ちます。
カスタマージャーニーマップと複合的に考える
「こそあどない言葉」(主にどない言葉)とカスタマージャーニーマップを複合的・体験談ベースで考えることで、いろいろなキーワードが見えてきます。
例えば先に例にだした「札幌へ移住をすることを考えた人」の例で考えてみます。長いので最初の部分のみ
札幌に旅行にいったけど良いところだなと思う
帰ってきて札幌って実際に住むとどうなんだろう?と検索する
実際に住んでも良さそうだと思い始める
実際に住むことを決意する
ネットでまずは家賃相場を調べる
1から見ると
なぜ札幌に旅行にいったのか
なぜ北海道の中で札幌だったのか
なぜその時期の札幌に行ったのか
いつ札幌旅行に行ったのか
札幌までの交通手段は何だったのか
どこから札幌に行ったのか
なぜその交通手段を選んだのか
なぜ札幌にいって良いところだと思ったのか
他に北海道のどこに行ったのか
上記の中でカスタマージャーニーマップ的に分類すると下記のようになります。
1~3は、札幌に旅行にいくきっかけ
4~6は、交通手段に関する情報
7~8は、旅行に行ったこと
「札幌に旅行に行くきっかけ」は様々で絞りにくいですが「いつ」行くかに関していば水平展開出来るキーワードです。
「いつ」に対する返答の1つが「月」です。だから下記のようなキーワードが想像出来ます。

今でこそ順位が落ちてしまいましたが、なぜか札幌旅行が増えてくる7月のみまだ上位表示出来ています。他の記事もきちんとリライトすればまだ上位表示(10位以内)可能だと考えています。

実際、鎌倉PRESSというサイトなら同じようなキーワードで上位表示出来ています。10月はリライトしないといけないけど…
また交通手段はいろいろと考えてコンテンツ化出来ます。
僕が運営している「サポトラ」というサイトはまさに北海道・札幌に行く交通手段に特化したサイトです。
このサイトは先述した通り、今でもたまにアフィエイト案件が発生しており、全体的にニーズメットを明確にしてリライトすれば毎日アフィリエイト案件が発生するポテンシャルを持っていると自分では思っています。
また交通手段の体験談は需要のあるものです。例えば車で北海道に行く人ならフェリーで向かいますが、フェリーに乗ったことが無い人なら実際にフェリーで北海道に行った人の体験談を読んでみたいものですし実際に読まれています。

上記のように雑記ブログである僕のブログが5位前後にまだあります。3位も恐らく個人ブログです。
もっとも6位の僕の記事は当時のアルゴリズムにガチガチに縛られて書いたものなので、今どきのものではありませんがニーズメットと欲しい情報をきちんと整理してリライトすればもう少し上がるものと思っています。
何よりニーズメットと欲しい情報は今後も極端に変化していくものでは無いと考えます。
カスタマージャーニーマップを1度作って、そこから「どない言葉」でいろいろ考えてみれば、自分の体験談ベースで書ける記事・水平展開出来るキーワードを発見出来ます。
面倒ですが1つ1つの事象に「どない」言葉で考えてください。
なぜ、そうしたか
いつ、そうしたか
どうして、そうしたか
どうやって、そうしたか
いつ、そうしたか
どこで、そうしたか
どこで、そうなったか
どんなふうに、そうしたか
どのように、そうしたか
どっちを選んだか
どれを選んだか
どう、なりたいか
どう、ありたいか
今まで発見出来なかったキーワードが見つかるはずです。何より疑問詞で考えることで、答えを導きやすくニーズメットに適した文章が書けるようになります。
疑問詞の類似キーワード・反対キーワードも探す
「どっち」キーワードと対象的なキーワードが「違い」です。
「どっち」は2つのものを比較するキーワードですが「違い」は2つ以上のものの差を調べるキーワードです。
「ウエルシア薬局 ハックドラッグ 違い」というクエリで僕のサイトが1位ですが、これでアプデ後も月間500~600PVくらいアクセスがあります。

「マックスバリュ マックスバリュエクスプレス 違い」

この記事も月間で800~1000PVくらい見られています。

「イオン イオンリテール 違い」のキーワード、2位から4位まで僕のサイトが独占しています。微妙にキーワードを変えているのでそれぞれのPVも異なりますが、概ねどの記事も月間200~500PVくらいあります。
雑記ブログで書いて上がったら、特化サイトで展開するという実験を行っていた時期があって、見事に成功した事例です。
自分の書いているブログ・サイトで差異が気になりそうなものがあれば、記事化しているのもおすすめです。
「どっち」以外だと「なぜ」の対義的なキーワードで「理由」「根拠」になりますが、この辺りは激戦区なので事例は紹介しません。ただ「なぜ」と組み合わせてアクセスが取れる記事があるのなら別サイトで「理由」で記事を書いても上位表示出来るかもしれませんので、是非試してください。
僕の頭ではこれくらいしか思い浮かびませんが、他にも「どない言葉」の類義語・対義語があれば是非試してください。
キーワードの考え方の補足・事前キーワードと事後キーワード
いろいろとキーワードの考え方を説明してきましたが、考えたキーワードを大きく雑に分類すると「事前キーワード」「事後キーワード」の2つに分類出来ます。
事前キーワード=事前に調べるキーワード
事後キーワード=事後に調べるキーワード
言い換えれば購入前に調べるキーワード、購入後に調べるキーワードです。
基本的に事前キーワードはアフィリエイト向き、事後キーワードはAdSense向きのキーワードと言われています(例外もありますが)。
例えば大手クレジットカード会社は「ポイントサイト」を運営しています。
三井住友カード=ポイントUPモール
JCBカード=OkiDokiランド
イオンカード=イオンカードポイントモール
セゾンカード=セゾンポイントモール
割りと後になってから知るので、検索する人は事後キーワードとして検索する人が多いです。
だからクレジットカードの特典としてポイントサイトのことを記事に書いても事後キーワードになっていることが多いので成果は発生しにくいです。
考えたキーワードが事前キーワードか事後キーワードかも合わせて考えてください。
なお事後キーワードでも事後に必要なものがある場合は、必要なモノを紹介することで発生することもあります。
例えば洗濯機を買ったものの思ったよりも振動が大きくて耐振動マットを購入したりする事例です。ただ洗濯機の振動は誰でも思いつくので割りと激戦区です。
キーワードの考え方の補足2・遠いキーワードと近いキーワード
キーワード(クエリ)において、近い・遠いとこのnoteでも書いていますが、この意味は、主に購入まで近いか遠いか?アフィリエイトのコンバージョン(成果発生)まで近いか遠いか?という意味で使っています。
例えば「どっち」というキーワードは、2つのものから1つを選ぶ工程なので、コンバージョンしやすい・購入まで近いキーワードです。
例にあげた「イオンカード WAON どっちが得か」のかなり前のキーワードである「そもそもクレジットカードって必要?」という記事を書いたとしても必要かどうかを確認する作業なので、コンバージョンしにくい・購入まで遠いキーワードになります。
キーワードの考え方の補足3 Googleが補足するキーワードは不要
「報国寺 バス 何番線」というクエリで気づいた方もいるかもしれませんが、実例で出したサイト及び検索結果上位のサイトで「何番線」と言うキーワードは一切含まれていません。
Googleの検索エンジンはかなり優秀で「何番?」というキーワードに対して番号を聞いていると判断出来るので、「何番」というキーワードは不要です。
もちろん個人のサイトであればQ&A形式で「何番」という項目を加えても良いのですが、それほど検索結果に影響しません
タイトルの文字数が多くなりすぎて減らしたい時は「何」というキーワードが必要かどうか検索結果から判断してください。
キーワードの現状
キーワードの考え方を説明してきましたが、キーワードの現状についても説明しておきます。
現状のクエリの種類
クエリは一般的に「検索キーワード」のことです。「鎌倉 観光 おすすめ」は3つのキーワードから成り立つ1つのクエリです。
なおGoogleは今は「キーワード」のみではなく、音や画像等、検索ボックスに入れるものをすべて「クエリ」と言っています。
Query : The text, image and/or other content that a user enters in a search engine search box or search app to do a search. In these guidelines, queries have square brackets around them to look like a search box.
Google翻訳
クエリ : ユーザーが検索を行うために検索エンジンの検索ボックスまたは検索アプリに入力するテキスト、画像、その他のコンテンツ。 これらのガイドラインでは、クエリは検索ボックスのように見えるように角括弧で囲まれています。
Google翻訳ももう少しわかりやすく訳してくれると嬉しいのですが、まだまだ時間がかかりそうですね。それはさておきキーワード(テキスト)だけではなく、画像(Googleレンズによる検索)やその他のコンテンツ(音楽を聞かせて、この曲は何?と聞く等)もクエリになると書いています。
その上でGoogle検索 品質評価ガイドラインは4つのクエリと1つのインテントを紹介しています。
Know and Know Simple Queries
Do Queries
Website Queries
Visit-in-Person Queries and User Location
Queries with Multiple User Intents
1の「Know and Know Simple Queries」は一般的な「Knowクエリ」と呼ばれるものですが「Simleクエリ」は、具体的且つ事実のみを知りたいものを特に指しているようです。僕の翻訳能力&Google翻訳だと完全に理解しにくいですが、Simleクエリの例として「今日の巨人阪神戦の試合結果は?」「鎌倉市の人口は?」という質問で単純明確な答えが帰ってくるべきクエリとしています。
一般的なKnowクエリは単純に説明しにくいものと言えます。
インフォメーショナルクエリと言われることもあります。
2の「Do Queries」は「Do=実行する」という意味なので何かを実行するために検索するクエリです。クエリの種類で以前よく言われていた「Buyクエリ」(買い物をするために検索するキーワード)も今はここに含まれています。
「BMI 計算」であればBMIを計算出来るサイトを探してBMIを調べるという行動に出るのでDoクエリです。
Doクエリはトランザクショナルクエリと言われることもあります。
3の「Website Queries」は今までは「Goクエリ」と言われていたものです。特定のサイトに行きたいという意味で検索される場合です。「Amazon」とか「楽天市場」とか、そのサイトに行きたくて検索するものです。
4の「Visit-in-Person Queries and User Location」は、直訳すれば「直接訪問によるクエリとユーザーの所在地」で、今まではローカル検索と言われていたものです。
例えば旅先などの現在地で「ラーメン屋」と検索すれば近くのラーメン屋を紹介してくれるというものです。
5の「Queries with Multiple User Intents」は、検索意図・ユーザーが求めているものが複数あることが考えられることです。
「イオン」と検索する人は、イオンやイオンモールに行きたいから検索する場合もあれば、イオンという会社について知りたいから検索する人がいると考えられますよね。
このようにGoogleが現状、クエリ(キーワード)や検索意図などについてどう考えているのか、Google検索 品質評価ガイドラインを見て知っていないと大前提を外すことがあります。
だから日本語版は滅多に出ませんが、英語版を翻訳して1度は「Google検索 品質評価ガイドライン」を読んでください。

英語が僕のように苦手な人は、Google翻訳のページでダウンロードしたPDFをアップロードすれば翻訳出来ます。ただしおかしな日本語なので原文と見合わせながら確認しないと間違えます。
現状のクエリを知った上でクエリの難しさ
現状のクエリを知った上で検索上位にさせるための難易度は下記のように説明出来ます。

SEO難易度が低いのは基本的に「インフォメーショナルクエリ」(Knowクエリ)且つ、知名度が低いものだけです。
数年前までは「Knowクエリ且つ知名度が低いもの」は全体的にSEO難易度が低かったのですが、ここ数年で難しくなってきました。
その上で「こそあどない言葉」で考えて最初はSEO難易度が低いクエリから徐々に難易度を高めていくことをおすすめします。
クエリの特質を見極める
検索結果を見ればクエリの検索意図や特質はある程度は見極められます。
ただし下記の理由で見極めが難しく感じることがあります。
検索意図が流動的な検索結果
検索意図が混ざり合っている検索結果
検索意図を無視する検索結果
流動的な検索結果の場合、ほとんどがトレンドになっていることなので書かないかトレンド記事を書くことになります。検索意図を考えて書いてもトレンドが落ち着くまでは検索結果上位にはなりません。
例えば今「高島屋 クリスマスケーキ」で記事を書いても上がりません。ニュースでも取り上げられましたが、崩れた状態で配達されて話題になっているので、検索結果もそのことがメインになっています。
検索結果が混ざり合っている検索結果というのは例えば「アップル」があります。りんごのアップルなのかiPhoneのメーカーであるAppleなのか区別がつかないからです。
他には下記のクエリもそうです。
イオンカード 使えるお店
楽天カード 使えるお店
セブンカード 使えるお店
PayPayカード 使えるお店
どのクレジットカードも、人気の電子マネーやコード決済、共通ポイントがあって、それらの言葉に引っ張られた検索結果になっています。
「楽天カード使えるお店」なんて楽天カードがクレジットカードだと知っている人から見れば、おかしな検索結果だと思うでしょう。
このように検索意図がいろいろと混ざり合っている場合、どちらの検索意図で記事を書けば良いのか、悩む場合も最近は増えているように思います。
検索意図を無視して本来の意味で書く方が個人の場合は良いと思いますし、僕もそうしています。
でも何でこんな検索結果になるかと言えば、勘違いしている人が世間に予想以上に多いからです。
そもそも「クレジットカード名+使えるお店」で検索する人は物事をあまり理解していない人が多いと思いませんか?クレジットカードが使えるかどうかなんて、どの国際ブランドが一緒になっているかで判断するものです。
それがわからない人が検索するようなクエリですから、おかしな検索結果になって当然ですし、楽天カード=楽天ポイントカードと認識している人も多いからでしょう。
最後に厄介なのが「検索意図を無視する検索結果」です。

2023年に「今年の干支」で検索したら2021年の干支が強調スニペットで表示されるということが長く続いています。これはドメインパワーに振り切ってしまって、検索意図を無視している状況といえるでしょう。何度もフィードバックを送りましたが無視されました。
また需要の少ないものよりも、似たもので需要の多いものを検索結果に掲載することもあり、結果として検索意図を満たしていると感じる人が多いものの、言葉の定義としては検索意図を満たさないキーワードもあります。
例えば鎌倉市にも「伏見稲荷神社」があります。だから鎌倉の伏見稲荷神社を調べようとして「伏見稲荷神社 鎌倉」で検索すると1位2位は「佐助稲荷神社」という別の神社の結果が表示されます。
これは恐らく「鎌倉にある伏見稲荷神社のような神社」(つまり鳥居が立ち並ぶ稲荷神社)というようなことを検索する人がいて、個人ブログ等で「佐助稲荷神社はまるで伏見稲荷大社のように鳥居が…」と書いてあるものを理解して、こういう結果になっているのではないかと僕は予想しています。
ただ本当に「鎌倉にある伏見稲荷神社」を検索している人には面倒な検索結果ですが、そもそも「鎌倉にある伏見稲荷神社」の需要が無いに等しいので、それよりは伏見稲荷大社に似た鳥居が並ぶ神社である「佐助稲荷神社」を1位2位に持ってきているのでしょう。
ただ需要の非常に少ないものは無視される傾向にあるので、知りたいことが思うように調べられないようにGoogle検索はなってきています。
以前は「もしかして」とキーワードの修正を提案してきましたが「もしかして」と表示されることもここ1年でかなり減って、勝手にキーワードを修正して検索結果を表示してくることが多いです。
ただこれは学力レベル・読解力の低下により調べたいことを上手く調べられない人のレベルに合わせている可能性が高いです。
国全体で学力レベルが上がれば検索結果も大きく変化していくと考えます。
クエリの検索意図は変化していく
クエリ(検索キーワード)によっては検索意図は徐々に変化していくので注意してください。
例えば中国発(建前はアメリカ発)のECサイト「TEMU」が最近話題ですが、今はサジェストキーワードで「TEMUとは」が出ます。

実際に「TEMUとは」と検索する人は急激に増えているのがわかります。
また「TEMU」と検索する人は「TEMUとは?」という意味で検索する人もいるでしょう。つまり今はKnowクエリとして検索されています。
しかしこのままTEMUが順調に売上を伸ばし、ユーザーを増やしていったらTEMUに行くための「Website Queries」に変化してきます。
つまり「TEMUとは」と記事を書いたとしても順調にTEMUがユーザーを増やしたら1年後にはほとんど検索されないキーワードになりますし、今もその傾向に進んでいます。
アクセスが減ってきたな…と思ったら検索意図が変化していないか確認しましょう。
キーワードよりも大切にする考え方
キーワードに関することだけど、キーワードよりも大切にしているものが2つあります。
自分のサイトに必要なキーワードか
検索規模よりも市場規模
それぞれを説明します。
自分のサイトに必要なキーワードか
たまに検索ボリュームが少ないから記事に書かない方が良いか?といことをX(旧Twitter)で質問している人がいますが、この質問自体がサイトについて真面目に考えていないように感じます。
また競合が強すぎて書いても上位表示しない記事なら書かない方が良いという人までいます。これは大きな間違いです。
記事・コンテンツを作るかどうかは、自分のサイトに必要かどうかで判断すべきことです(きっぱり)。
例えば鎌倉の神社に特化したサイトを作っていて鶴岡八幡宮のコンテンツを作っても上位表示が出来ないだろうから「作らない」なんて判断をしますか?
検索ボリュームが限りなく0に近い神社のコンテンツを作らないなんて言っていたら、特化サイトとしての魅力が無くなります。
先述していますが、自分が調べてネットに一番最初に神社の名称を発表すれば被リンクも増えるし、サイトの信頼度も高まります。
キーワード偏重が最近酷くなっているように感じており、検索ボリュームばかりを意識している人が多くなっています。
検索ボリュームは一旦無視して、サイトに必要なものかどうかで判断してください。
検索規模よりも市場規模・儲かるジャンルよりも市場規模
検索ボリュームと「お宝キーワード」というものの弊害で、検索ボリュームを意識しすぎている人がいますが、もっと見るべきものがあります。
見るべきものは「検索規模(検索ボリューム)」ではなく「市場規模」です。
例えば僕が運営する「鎌倉PRESS」というサイトは、鎌倉に住んでいるから書いているということもありますが、どんなサイトを作ってもある程度の検索流入が見込めると思ったからです。
鎌倉に観光で訪れる人は年間で2000万人、外国人が半数だとしても日本人だけでも1000万人はいるだろうなと予測して作ることを決めました。
人口約17万人の鎌倉市で、年間の観光客数が1000万人未満だったら恐らく作ってなかったと思います。仮に作ったとしてももう少しトレンドよりにしていたと思います。
イオンカードのアフィリエイトをしているのも、イオンの利用者の規模は恐らく日本の人口の4割以上はいるだろうと思ったからです。
もちろんイオンに詳しいということもありますが、それ以上に市場規模の大きさに惹かれたからです。
イオンモールだけでも年間で14億人が訪れており、それに加えてイオン・イオンスタイル店舗、マックスバリュ、ザ・ビッグ、まいばすけっと、ウエルシアなどを考えれば年間で30億人くらいはイオン関係の店舗に訪れていると考えられます。
単純計算で日本人すべてが年間で25回以上はイオンに訪れている計算です。もちろん実際には全く行かない人もいればほぼ毎日行く人もいるので、日本人の4割以上は利用していると考えました。
「こよみる」も占い市場(1兆円規模)や冠婚葬祭のうち冠婚祭の規模もかなり大きいので、需要はあると考えたからです。
冠=成人式(七五三やお宮参りを含む場合もあり)
婚=結婚
葬=葬儀
祭=法事・法要・お正月・お盆・お彼岸 等
市場が大きければその文、おこぼれとも言えるキーワードも大きくなります。
また市場が大きければその分、キーワードも自然と増えてきます。
例えばスーパーマーケットでは夕方から夜にかけて「半額シール」を貼って売り切りを始めます。
その半額シールを貼り始める時間を調べる需要も大きく「イオン 半額シール いつ」「イオン 半額シール 何時」で検索する人は大勢います。
でも地方のスーパーマーケット、例えば秋田県の地元スーパー「よねや」の時間を調べる人は非常に少ないです。
実際に「よねや 半額シール いつ」等で検索しても調べる人が少ないので、検索結果にまともに答えが出てきません。
スーパーマーケットの特化サイトを作る場合でも小さすぎるスーパーを選んでも限界があります。
日本はこれから人口がどんどん減っていくので、どの業界も縮小規模になっていきますが(例外としてインバウンド需要の旅行案件があります)、縮小規模が大きな業界も避けるべきでしょう。
今からリアルの書店に関するサイトを作る人はほとんどいないでしょう。
なお「半額シール」って今でも狙い目のキーワードで「スーパーマーケット 半額シール いつ」だと上位10サイトの半数以上が個人ブログ・個人サイトです。
「スーパー 半額シール いつ」「スーパー 値引きシール いつ」だと6位前後に僕のサイトがあります(個人サイトでは2位)。
「イオン 値引きシール いつ」「イオン 半額シール いつ」だと僕のサイトが1位です。
いろいろなキーワードをひろっていて、月間で2500PVくらいあります。アフィリエイト用のキーワードではありませんが、AdSenseなら良さそうですよね。
なぜ需要がある「半額シール」等で法人があまり攻めていないのか?恐らくですが、SEOツールの弊害だと思います。


上記は「Ubersuggest」という自分のサイトや競合サイトのアクセス数や集客キーワードを調べるツールサイトからキャプチャーしたものです。月額3000円ほどの有料ツールですが、表記揺れが大きなキーワードだったり3語以上のクエリだと検索ボリュームが全く宛にならないという面があります。

「スーパー 半額 時間」は月間検索ボリューム30になっていますが、実際には200以上のクエリです。
先に紹介した僕のサイトの記事で「スーパー 半額 時間」はSearch Consoleで見ると直近28日で平均順位6.4で表示回数は171になっています。
これがPCやスマホのファーストビューに掲載される3位以内なら検索ボリュームは軽く200を超えてくると思います。

「イオン 半額 時間」でも僕のサイトが1位ですが、Search Consoleで見ると直近28日で973回の表示回数なので月間1000くらいの検索ボリュームがあります。
SEOツールに頼っていると検索ボリュームが少なすぎて無視してしまうキーワードですが、関連キーワードを含めると実際にはその10倍以上の検索ボリュームがあるなんてことはよくあります。
本当のお宝キーワードというのは、こういうSEOツールでは正確に検索ボリュームを計測出来ないけど実際にはかなり需要のあるキーワードのことを言うべきだと僕は考えています。
こういうキーワードはカスタマージャーニーマップを作成する際にいろいろなスーパーマーケットに通っていれば需要があることは推測出来ますがツール頼みだと見つけるのが難しいものです。
つまり自分の経験・体験と観察眼・意識していることでしか発見出来ません。まあ半額シールくらいならニュース番組でもたまに取り上げるから気づく人も多いですが、いろいろなことを意識して見ることが大切です。
下記のnote(無料)で「意識」することの大切さを書いているので合わせて読んでください。
なおUbersuggestはこのnoteの説得力を持たすのにいろいろ調べるために契約しました。1~2ヶ月使って良さそうなら継続します。
少し話がズレましたが、アフィリエイトで儲かると言われるジャンルは確かに儲かりますがその分、競争も激化します。
クレジットカード・脱毛・カードローン・ウォーターサーバー etc
儲かると言われているジャンルですが、例えばウォーターサーバーの市場規模は約2100億円と言われています。
一方のVOD(動画配信)の市場規模は4500億円と言われており、ウォーターサーバーの倍以上の市場規模があります。だから当然キーワードの種類も増えてきます。もっともVODはキーワードが多すぎるのとニッチ過ぎて全く意味の無いキーワードも混在しすぎていて、逆に難しいですが。
訪問介護の市場規模は約1兆円、関連した市場も含めれば約2兆円にもおよぶ市場です。
もし稼ぐことが前提でサイトを作るのなら、参入するジャンルの市場規模を調べて仮に縮小傾向が大きく、市場規模が3000億円未満なら参入すべきでは無いと思います。
もちろんそのジャンルに自分が強みを持っているのなら別ですが、詳しくないけど儲かると言われたから…ということならやめておきましょう。
市場規模は検索すれば簡単に見つかります。「冠婚葬祭 市場規模「VOD 市場規模」「訪問介護 市場規模」等のキーワードです。
サイト設計の考え方
「ブログ サイト設計」で検索すると多くのブログで説明しているのは「キーワードマッピング・キーワードグルーピング」であることが多いです。
ラッコキーワード等で集めたキーワードを分類していく方法です。
ブログだと確かに「キーワードマッピング・キーワードのグルーピング」が有効かもしれません。
しかしユーザーの行動を考えて作られていないこともあり、基本的に1記事完結型の記事がメインになっていくという弊害があります。
先に説明した通り「読まれておしまい」という構成にしかならないことが多く「使われる・利用される」という考え方がばっさりと落ちてしまいます。
むしろコンテンツ(記事を含む)の役割で考えてグルーピングしてサイト設計をするのがおすすめです。
カタログ型サイト
ブログは言うなれば雑誌・週刊誌だと僕は考えます。
ページによっていろいろなことが書かれていて楽しめますが、まとまりは感じないのではないでしょうか?
僕は今は自分で名付けた「ライフワーク型サイト」でサイトを作っていますが「ライフワーク型サイト」はカタログ型サイトとほぼ同じものです。
カタログ型サイトは雑誌・週刊誌ではなく特定のテーマに沿った書籍(ガイドブック)やメーカーカタログなどを想像してください。


カタログやガイドブックって、少ない文章と必要最低限の情報のみで構成されていることがわかりますよね。
こういったガイドブックやカタログのように作るサイトが「カタログ型サイト」です。
上記のリクシルはカタログページですが、カテゴリーページにもなっており必要に応じて商品の詳細ページがあり、詳細ページが本来の「カタログページ」になります。
カタログ型サイトだからカタログ部分しか書かないということもなく、カタログページの配下(下層)に詳細ページや実際の体験談もおいてカタログページから誘導しても問題ありません。むしろ下層に実体験などを書くことを推奨します。
またカタログページから別の軸でピックアップした記事でまとめページを作っても問題ありません。そしてカタログなので全てを網羅したら、カタログページは一旦終了・ゴールとなります(情報の更新があればもちろん更新しますが)
カタログというものは本来読まれるというよりは使われる・見て比べることを前提にして作られているので、ブログ・雑誌とは発想が全く異なります。ブログ・雑誌は基本的にある程度のカテゴリーで一覧にはなっているもののページ順に読まれることが前提です。
雑誌は読んでしまえば読み返すにしても少し時間が置いてからですが、カタログであれば必要な内は何度も見比べられます。
大雑把に言えばカタログ型サイトのサイトは下記の図のようになります。

ブログと似た印象を持つかもしれませんが、僕が実際に作ったサイト(神社のサイト・札朱)のカテゴリーページが下記です。

カテゴリーページから神社の写真で見比べられるようになっており、気になったものは、カタログページへ遷移して見られるように作ってあります。
ブログのように長いタイトルのただ記事の一覧があるだけのカテゴリーページとは異なることがわかってもらえると思います。
またカテゴリーページもカタログページになっています。
詳細ページのカタログページにしても実際に見てもらえばわかりますが、基本的なことしか書いていません。
例:豊平神社
これで上位表示出来るの?と思うかもしれませんがテーマの特化性における専門性と権威性・地元ならでは一次情報・ユーザーアクション等により10月のアップデート前まではずっとPVが伸び続けていたサイトでした。
10月のアップデートで順位は落ちましたが、それはサイトに問題があったというよりは、公式サイトや大手法人サイトが上位に来てしまったため、相対的に順位が落ちてしまったためです。
札幌を離れて更新をしていないためフレッシュネス(情報の新しさ)評価が下げられたということもあると思いますが。
なおカタログ型サイトがまだイメージ出来ない場合、X(旧Twitter)で面白いコミュニティがあるので見てください。
カタログ型サイトの強み
例えばお気に入りのスポットがあったとします。僕の例で言えば鎌倉に住んでいるので鶴岡八幡宮を例にします。
鶴岡八幡宮には何度も言っているので1記事だけではなく、桜の季節、蓮の花が綺麗な季節、牡丹が綺麗な季節など、いろいろ記事を書きたいけどカニバリ(*4)が気になっていろいろは書けない
それにブログの先生が網羅的に記事を書けというから、1記事にまとめても文字数が増えすぎて読者のためにならないような気がする…
なんて思う人もいるでしょう。
でもカタログ型サイトならカタログページ配下にいくらでも書けるようになります。
これがブログだとどういうカテゴリーにすれば良いのか?と悩んでしまうでしょう。カテゴリー数は少ない方が良いと言われるから鶴岡八幡宮だけのカテゴリーを作ってしまうと、他の神社の記事を書く場合はどうしよう…と考えてしまったり
僕ならとりあえずWordPressなら「鎌倉の神社」というカテゴリーを作って、そのカテゴリーの下に「神社訪問・参拝レポート」という子カテゴリーを作ります。
後は神社毎のタグを作って、タグでカタログページ(鎌倉の神社のカテゴリーに属す)の下部に「鶴岡八幡宮の訪問・参拝・お祭りレポート」というh2の下にタグの絞り込み機能で一覧を表示させます。
タグで記事一覧を表示させることが可能なWordPressのテーマは、CocoonやSWELLなどがあります。またプラグインでもあります(Display Posts等)
具体的には実際に僕のサイト「鎌倉PRESS」の鶴岡八幡宮のページを見てください。
またカタログ型サイトは、サイト内をいろいろ見てもらうことを前提として作るので、直帰率・離脱率が下がりSEO的にも有利になると言えます。
何より面倒な相当な時間がかかるキーワードのグルーピングによるサイト設計よりも簡単にサイト設計出来るのが、カタログ型サイトです。
とりあげる題材が多い場合と少ない場合でカテゴリーの考え方は変化しますが、例えば神社を例にしますが、神社数が50以下なら各神社をカテゴリーにしてカテゴリーページをカタログページにしても良いです。
50を超えてくるようなら、神社のカタログ型ページのカテゴリーと実際に訪問記録をカタログページの下層のカテゴリーに入れていけば良いでしょう。

僕の運営する「鎌倉PRESS」の神社のサブディレクトリサイトを見てもらえばわかりますが
「鎌倉の神社一覧」というカテゴリーページの下層に「神社訪問・参拝レポート」「神社のお祭り・式典レポート」として体験談を掲載する作りにしています。
カタログページ・カテゴリーページがまだ見えて来ない・わかりにくいのなら、書店にいってそのジャンルのガイドブック等の本を見て、どのようにグルーピング・カテゴリー分けされているか確認すれば、自然とカテゴリーが見えてきます。
そしてカタログページの作成が終わる頃には、どういうまとめ記事なら興味が出てくるか?という考えが頭の中に駆け巡っていると思います。
カタログ型サイトはブログよりも結果が出る(アクセスが増える等)のは遅いですが、ブログよりもGoogleのアップデートの影響が少ないのがメリットにもなっています。
カタログ型サイトだと項目がある程度無いと作れないのでは?
カタログ型サイトだとテーマに沿った項目がある程度無いと作れないのでは?と思うかもしれません。
そういうものもあるかもしれませんが、考え方を変えるとほとんどのモノ・コトでカタログ型サイトは作れます。
書店にいけばほとんどのジャンルでガイドブックが出ています。
ただ情報の変化が発生しやすいジャンルは面倒かもしれません。
格安SIMとか、価格やサービスの変動が年に数回あるので面倒なジャンルだと思います。クレジットカードも度々特典・サービスが変化するので面倒です。
神社仏閣はたまに御朱印の初穂料が変化するので、初穂料をわざと掲載しないサイトも多いです。
ブログは平面、カタログ型サイトは立体
一般的なブログはカテゴリーが縦軸・タグが横軸と言われることがあります。

例えば温泉のブログを行っていたら、上記のような縦軸と横軸が想像出来ると思います。
ただ縦軸と横軸だと奥行きが無いので平面になります。
カタログ型サイトで体験談等を積み重ねていくとこれが立体になっていきます。上記の図の左上の「酸ヶ湯温泉」で例にします。

例えば「酸ヶ湯温泉」のカタログ型ページを作った後に何回か宿泊しているのなら
春の酸ヶ湯温泉宿泊記
夏の酸ヶ湯温泉宿泊記
秋の酸ヶ湯温泉宿泊記
冬の酸ヶ湯温泉宿泊記
というように後ろ(奥行き)に厚みを持たせていくことが可能です。
これらの情報はサイトのトップページから探せなくても良いと僕は考えています。
ただ、温泉のサイトであれば、都道府県や泉質、家族向き・一人向き 等の絞り込みが出来た上で、その中で気になった温泉がありカタログページに移行した後に奥行きとしての体験記などがあれば、非常にわかりやすいと思いませんか?
上手く配置すれば時間軸も演出できるので、時間軸も加えられます。直近からより過去へというように
コンバージョンという考え方
ここまででカタログ型サイトは概ね理解してもらえたと思います。またカタログページが少ないのであれば(感覚的に50以下)の小型カタログサイトなら、カテゴリーページは特に意識することなく、トップページをカテゴリーページ・一覧ページに見立てて、すべてのカタログページを掲載しても問題ありません。
またカタログやガイドブックには、便利なページがある場合もあります。例えば地図に施設がマッピングしてあったり、体重計のカタログならBMIで太っているか痩せているかの表などがあります。
例:鎌倉の神社一覧(マイマップ)
サイトに置き換えるとGoogleMapのマイマップ機能で作った地図だったり、ダイエットを紹介するサイトなら体重と身長を入力することで自分のBMIが調べられる計算ツールになるでしょう。
他にも占い・おみくじを設置して、アクションを楽しんでもらうページも考えられます。
これらのページをブックマークしてもらったり、実際にBMIなら身長や体重を入力してもらうこと、占いをしてもらうことを目的にしていたのなら、目的が達成されたことになります。
この目的が達成したことをコンバージョンと言いますが、アフィリエイトサイトなら当然購入に至ることになります。
なのでサイト内での目的を達成してもらうコンバージョンとアフィリエイトサイト等に遷移してコンバージョンしてもらうので、コンバージョンの種類を区別するため下記のように分類します。
アフィリエイトリンクから申し込んでもらう=コンバージョン
ページの目的を達成する=マイクロコンバージョン
ECサイトなら下記のようになります。
会員登録・メルマガ登録=マイクロコンバージョン
クーポン券を保有する=マイクロコンバージョン
実際に購入・契約=コンバージョン
なおコンバージョンをCV、マイクロコンバージョンをMCVと略すことがあります。
ここまでカタログ型サイトとコンバージョンなどのことを説明してきましたが、これら目的に応じてサイト設計を行うことが大切です。
そのためにはハイレベルサイトマップというものを作ります。
ハイレベルサイトマップで考えるサイト設計
ハイレベルサイトマップは、サイトを俯瞰して見て、どこにコンバージョンページ・マイクロコンバージョンページ等を設置するか考えるために大雑把にまとめたものです。
なおアクセス解析で目的別・ディレクトリ別で必要なデータを取るために、ハイレベルサイトマップは元々考えられたものです。
その上で下記のように目的別にグルーピングします。
いろいろ見てもらうコンテンツ・エリア(巡回エリア)
アフィリエイトリンク等のリンクをクリック(タップ)してもらうことが目的のコンテンツ・エリア
MCVのためのコンテンツ・エリア
これらを具体的に記したものが下記であり、ハイレベルサイトマップです。

キーワードによりグルーピングしていくらサイト設計をしても検索意図を間違えていたり、後からやっぱりこのカテゴリーじゃなかった!という事がいくらサイトを作っても経験上出てきます。
これなら巡回エリア・CVエリア・MCVエリアが区分出来ているので、どういうコンテンツをどこに設置すればわかりやすいと思いませんか?
こういうサイト設計は記事を前提にしているブログでは難しいので、ブログのみで運営している人の差別化に繋がります。
ライフワーク型サイトを運営しよう
今僕は、鎌倉PRESSというサイトを運営していますが、このサイトは僕の中で「ライフワーク型サイト」と定義して運営しています。
「ライフワーク型サイト」は基本的な構成は「カタログ型サイト」と呼ばれるものと同じですが、何が違うのか?と言えば、
カタログ型サイト=完結型が基本=完結型サイト
ライフワーク型サイト=完結しないのが基本
という違いがあります。
完結型サイトというのは、一旦にせよ完成というゴールが設定されているサイトのことです。基本的な情報が変更されない限りは、更新の必要性が無いことを前提に作るサイトのことです。
ライフワーク型サイトは、完成という概念がなく、ライフワークとして更新をし続けるサイトです。寺社のサイトを作る場合、データベース・カタログ部分となる基本情報ページのみは一旦完成させますが、訪問記録となるページは、同じ内容のものが毎年蓄積されていっても良いと考えます。
例えば「2022年の鶴岡八幡宮の桜の様子」「2023年の鶴岡八幡宮の桜の様子」といったようにSEO度外視で、自分のライフワークとして毎年の記録を残していくような感じです。
ライフワークにするものって、好きなものじゃないと難しいです。
好きだからこそ、続けられるし想いも込めていけます。ここ最近は忙しくてあまり更新出来ていませんが、もう少し時間が取れるようになったら更新頻度を上げたいと思っています。
ライフワーク型サイトのメリット
ライフワーク型サイトのメリットはカタログページの配下にコンテンツ・記事が増えていく構成なので、多彩な検索意図に合致したコンテンツ・記事が作成しやすいことです。
カタログページは粒度(コンテンツの情報の量)が揃っていることが前提ですが、その配下となるコンテンツは気にする必要性は無いと思いますし、普通にブログの記事のように書いて問題ないと考えます。
またブログを書きたい!自分の言葉で書きたい!でもカタログ型サイトも作ってみたいという人でも十分にブログのような記事が書けることです。
カタログページは一旦完成させないといけませんが、その後は自分の言葉で自分の思いをカタログページ配下やまとめ記事などで書いていけます。
またカテゴリーで「ニュース」や「運営者ブログ」などを作り、そこに関連したニュースなどのフロー情報などを書いたり、運営に関する書きたいことを書くということも可能です。
ライフワーク型サイトのデメリット
ライフワーク型サイトのデメリットは、やはりカニバリが発生することです。
ただカニバリはGoogleの検索エンジンが進化していけば自然と解消される問題だと考えます。
またブログに比べるとアクセスが増えてくるまで時間がかかりやすいというデメリットもありますが、ブログよりはアクセスが安定します。
ブログは競合サイトに負けるとついつい情報を追加して1記事のボリュームを大きくしてしまいがちです。そして膨大な文章量になり検索意図・ニーズメットからどんどん離れていくこともあります。
カタログ型サイト・ワークライフ型サイトは基本的にカタログページ配下に情報を追加していくので、細かい検索意図に対応した新しいページを作りやすくなります。
例えば神社なら由緒(歴史)だけのページを作ったり、御朱印が多い神社なら御朱印のみを紹介するページを作ったりも出来ます。細かいキーワードでコンテンツを作るので、ニーズメットにも適したページになります。
またカタログページが完成するまでは単純な作業が続くのでそれが苦行になる人がいることも確かです。
そして結果が出るまでの期間がブログよりも遅いことが多いです。ただしこれはアップデート等の影響をブログほど大きく受けないというメリットとの引き換えです。
地域情報サイトを6年間運営してテストしたことやこれから試すこと
いろいろと書いてきましたが、上記で書ききれていない、特に地域情報サイトを6年間運営してきて気づいたこと、テストしたことを紹介していきます。
またこれから試していきたいことを紹介します。
バーティカル検索それぞれのアルゴリズムを利用する
バーティカル検索がそもそもわからない人のために乱暴に説明すると下記のものです。

「すべて」の後に「動画」「画像」「ニュース」などが続いており、目的によって自分が求めているものを探しやすくなるものです。
バーティカル検索に出るものとしては下記のものが一般的です。
すべて(ウェブ検索)
画像
動画
地図
ニュース
ショッピング
書籍
フライト
ファイナンス(ほぼ検索関係なし)
それぞれでアルゴリズムが異なりますが、あまり語られていません。
上記のうち、下記のものは個人が上位表示可能もしくは下位ランクでも「すべて(ウェブ検索)よりもクリックされる可能性が高くなります。
画像
地図
画像検索は画像だけなのでウェブ検索よりも下層まで見られるので、気になる画像ならクリック率は高くなります。

上記は僕のブログ「鈴木です。」の画像検索の結果です。一番上の「ステップワゴン 車中泊」なんて100位を超えていますが、CTRが4.3%もあります。
これはウェブ検索の10位よりも高い割合です。
きちんとどういう画像が求められているか考えてきちんと設定すれば30位40位でもクリックされます。
というか、画像検索を見てもらえばわかりますが、文章が無い分、かなり下の方までスクロールして見ます。
ウェブ検索以上に画像検索は一次情報を大切にしている以前のアルゴリズムを残しているように思えます。
ウェブ検索よりは圧倒的に検索されることが少ない画像検索ですが、少しでも自分のサイトに来てもらう「きっかけ」には出来るので、丁寧にALT属性・キャプションを書くことが大切です。
なお画像の一次情報を大切にしているというのは、著作権絡みも関係してそうに思います。文章に関しては丸パクリ以外は著作権絡みって難しいところもありますからね。
特に地域情報系サイトを運営している人ならオリジナル画像(写真)を使っている人が多いと思うので、画像検索されそうなものなら是非きちんとALT属性・キャプションを充実させてください。
続いて地図についてです。
Google Mapなんて、MEOで別次元だろ!と思う人も多いと思いますが、そんなことはありません。
スマホは関係ありませんが、PCなら流入になります。

「中の沢布袋神社」は非常にマイナーな札幌にある神社ですが、Googleマップの左側の部分をスクロールしていくと「ウェブ検索結果」という項目がPC版のみあります。
実際にウェブ検索すると下記の通り

僕のサイトは3位と4位です。
しかしGoogleマップには1位・3位となっています。
ただこれは、基本的にウェブ検索の結果に準じているとは思うもののGoogleマップに同じように反映させている訳ではなく、何かしら別のアルゴリズムがあるように思えます。
なおSearch Consoleでは「local guide program」というキーワードで表示されます。


上記のようにSearch Consoleの「+新規」で「検索キーワード」を「local guide program」に指定した後、下記のように「ページ」を選択するとどの記事がGoogle Mapで表示されているか確認出来ます。

「local guide program」については、ネット上にあまり情報が無いため、何のことだろう?と思っている人も割りと多くなっています。
「local guide program サーチコンソール」で検索すると僕のnoteが2位くらいにあるくらいネット上に書かれておらず注目されていません。

でも少しでもアクセスが欲しい昨今「local guide program」からの流入も捨てられないと思います。何よりPCからの流入ですから、コンテンツに広告があればスマホよりもCVしやすくなります。
「以外」キーワードは今は上がる
鎌倉や京都に観光に行こうと思っているけど寺社以外でおすすめのスポットを調べたいのに、ネットで探しても必ず寺社が含まれるという問題が以前はありました。
例えば「鎌倉 観光 寺社以外」「鎌倉 観光 おすすめ 寺社以外」「鎌倉 観光 寺社を除く」等の検索キーワードで検索してもどれも寺社が含まれているというものです。
Googleは「以外」「除く」というキーワードが認識出来ていないというのが通説でしたが、今はそんなことはありません。
僕が運営する鎌倉PRESSで下記の記事を試しに11月中旬に書いてみました。
結果下記のキーワードで上位表示出来ています。
鎌倉 観光 寺社以外:4位前後
鎌倉 観光 おすすめ 寺社以外:5位前後
鎌倉 観光 寺社を除く:1位前後
鎌倉 観光 寺以外:9位前後
ちなみに「京都 観光 寺社以外」で検索すると大手メディアがコンテンツを作っていることがわかります。京都クラスになると大手メディアも力を入れてきます。
なお「除く」「以外」がより有効なコンテンツは、業界内で1位が圧倒的なモノ・コトの場合だと動画で解説している人もいました。
有名な人と同じものを発見していたと思うと答え合わせが出来て嬉しいです。
圧倒的な1位と言えば検索エンジンは現在Google一強が続いており、Googleに辟易している人も多いと思います。
この時に「検索エンジン おすすめ Google以外」というキーワードを含むタイトルでコンテンツを書いてみると法人なら思いの外伸びるかもしれません。実際に「Google以外」というキーワードは需要が伸びています。

一強を嫌う人って多いので、一強なモノ・コト「以外」というキーワードは増えています。

さすがに「Google以外」というキーワードは競合が強いですが(例:検索エンジン おすすめ Google以外 等)「スーパーマーケット おすすめ イオン以外」なら個人ブログでも結構ランキングされています。
「エアコン おすすめ ○○」にまつわるエトセトラ
とあるブロガー?(ブログの先生)が、この動画を見て自分で発見したようにX(旧Twitter)でポストしたことで、X上で少し盛り上がりを見せました。
『エアコン+おすすめ+書斎』
— 鈴木利典⭐️PRを含みます (@suzukidesu_com) December 29, 2023
ならいけるじゃん
ようやく個人ブログが出てくるクエリ
ブログの先生に騙される初心者ブロガーが可哀想だから一度だけ教えてあげるけどキーワードボリュームが大してないワードでも横展開量産できるキーワードを見つけることを意識するといいよ。
— 葬送のチラーレン@年末のスパムひよこ🐥 (@tira_tirarin) December 29, 2023
エアコン+動物名+おすすめでペットで飼う可能性があるものを網羅したらいい。
きっと上がるし喜ばれるよ。 https://t.co/dxLouSPXAB
『〇〇+おすすめ』で上位表示できれば最高だけど、ライバルが強すぎて無理ですよね。そこでおすすめなのが一語加える戦略です。これでライバル不在のお宝kwに化けることが多々あります。
— ソロ.com (@duotonesolo) December 28, 2023
例えば『エアコン+おすすめ』は無理だけど、
『エアコン+おすすめ+おっぱい』
だったらイケるじゃん!
一番下のはネタ枠で、正統派なのがチラさんが呟いているものですね。
それはさておき「エアコン おすすめ 書斎」でなぜ個人ブログ・個人サイトが上がるのか?と言えば、規定がなくこだわる人が多いからです。
エアコンって部屋の広さや設置場所でどういう機種を設置するかほぼ決まるのですが、一般家庭にはあまり書斎は無い上に多様性があるので、エアコン業者もそれほどコンテンツ化していないだろうと言う読みが1つ
そして書斎を作りたいって思う人はこだわりがある人が多いことが想像出来ます。
そして多様性がありこだわりがあるものって、体験談・経験談を求められることが多いです。人のを見てみたい!という需要も大きいです。
例えば「デスクツアー」というキーワードがあります。耳慣れない人もいるかもしれませんが、主にパソコンデスク周りがどうなっているか?というものです。
こだわる人は非常にこだわりますし、多様性もあります。そして人がどういうデスクツアーにしているか割りと気になります。
デスクツアーは月間検索ボリューム5000くらいのキーワードですが、実際に検索してもらうとわかる通り、CGM(note等)か個人ブログが上位表示されています。
このようにこだわりがあり多様性があり、人のを見てみたい!というものは個人の体験談・見解を見たい人が多いので個人でも上位表示が可能になります。
もちろん僕と異なる考え方の人がいて、その人の方が正しい場合もあるので絶対ではありませんが、大きくは外れてないと思っています。
SNSの効果検証
ブログの先生でSNSの集客は意味が無いという人もいますが、地域情報系サイトはSNSとの相性が良いです。
ただ普段からX(旧Twitter)でサイトの宣伝ばかりしていても効果はなく愛される地域情報アカウントとして育てることが大切だと思っています。
今年は後半から「いいね」「リポスト」ものを考えてXで投稿してきました。地域情報系サイトで「いいね」「リポスト」「コメント」されやすいものは、やはり共感だなと。続いて速報性や美しいもの
逗子から鎌倉に抜けるトンネルから見える景色が好き
— 鎌倉PRESS (@kamakura_press) November 19, 2023
特に富士山が見えるとテンションが上がります#鎌倉 #材木座海岸 #富士山 pic.twitter.com/XE5A8DrgDg
上記のポストは共感を狙ってしたもので、1000いいね以上を達成出来ました。
年末、この時期の小町通りは空いてるから好き#鎌倉 #小町通り pic.twitter.com/vjDNnADrDg
— 鎌倉PRESS (@kamakura_press) December 27, 2023
上記のポストも鎌倉の人なら反応してくれるな~と思いポストしたものです。
同じく共感を狙ってしたポストでいずれも「いいね」100以上はつくと思ってポストしたものです。
鎌倉ってこのタイプのポストが他の地域よりも多いと思う
— 鎌倉PRESS (@kamakura_press) November 21, 2023
好きだから嬉しいんですけどね#鎌倉 pic.twitter.com/tJkSvcOFkB
夏の鎌倉らしい風景
— 鎌倉PRESS (@kamakura_press) July 29, 2022
ここからの景色が好き#七里ヶ浜 #鎌倉 #江ノ電 pic.twitter.com/jXuSQvnB6B
これだけでプロフィールにアクセスしてくれた人は300人以上となっています。
プロフィールを見たキッカケでサイトを見てくれるようになれば良いので、少しでも検索流入以外を作りたいのなら、やはり積極的にSNSは運営していく方がおすすめです。
早くフォロワーを増やすコツはわかりませんが3年かければ地域情報サイトのXのフォロワー3000人にするコツはつかめました。
SNSはブランド構築にも
ブランドの定義はいろいろありますが、名前を聞けば知っている!と言われることの1つがブランドだと考えます。
知らない人が多ければそれはブランドには至ってないと
鎌倉PRESSなんて、知らない人の方が多いですが、とりあえず鎌倉PRESSをフォローしてくれている人や、僕の周りにいる人を含めれば少なくとも4000人以上は知ってくれている訳です。
出来るだけ多くの人に知ってもらうきっかけとしてSNSは重要であり、ブランドの構築にも有効だと考えます。
またブランドにもいろいろあります。
ナショナルブランド
プライベートブランド
ストアブランド
ローカルブランド
もちろん目指すはナショナルブランドであり、その上でプライベートブランドを作るのが理想だと思っています。
例えば価格.comは、ネットの中ではナショナルブランドとも言えると思っています。
そして価格.comはPCメーカーとタイアップして価格.comモデルを作っており、ある意味プライベートブランド(正確にはストアブランドだけど)を作っています。
「こまめブログ」さんも一時期、PCメーカーとタイアップして「こまめモデル」を紹介していました。
ここまで来るとブログとしては、認知度がかなり進んでいると思います。
ただそんな「こまめブログ」さんでも2023年10月のアップデートでは影響を受けているとXで呟いていて、無慈悲だなと思いました。
それはさておき、いきなりナショナルブランドは作れないので、地域情報サイトはその地域でのローカルブランドになるのが最初の目標かな?と思っています。
そのため積極的にSNSは展開した方が良いと思います。
ローカルブランドとして認知されれば、地域情報サイトであればタイアップや広告依頼などが増えてきます。
鎌倉PRESSもタイアップの依頼がようやく1件来ました。
外部配信で流入を増やすことを検討する
今、地域情報ブログ・地域情報サイトを運営している人で本格的にPVを増やし、サイテーションを確保しようとしている人はニュースサイトに記事を配信しています。
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僕が運営する「鎌倉PRESS」と一部競合する「かまくらいふ」はスマートニュースに配信しています。
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個人運営の地域情報系のブログの中ではトップクラスのPVを誇る「はまこれ横浜」もスマートニュースに配信しています(はまこれ横浜は、個人ブログの壁を突破した個人ブログだと考えています)。。
スマートニュースは個人だと掲載してもらうのは難しいですが「はまこれ横浜」規模になると叶うようです。
*「かまくらいふ」は法人運営
またGoogleニュースであれば個人でも掲載可能です。2024年は配信というものを少し考えてみようかと思っています。
配信によるSEOの効果は直接は無いと思いますが、サイテーションは一定数生まれてくるものと思います。
またSEOやSNS以外からの流入経路を作り出せれば、運営者としては少しは安心出来ますよね。
自治体の広報メディアセンター・プレスセンターに登録してみる
自治体によっても異なりますが自治体の広報メディアセンターやプレスセンターに個人でも登録出来る場合があります。
鎌倉市に直接確認したところ個人でも登録可能ということでした。また市が開催するイベント等には、プレス枠で参加することも可能です。
ただ条件として電話番号・住所・代表者名の提出が義務化されています。
今、とある法人に住所が借りられそうなので、それが出来れば「鎌倉PRESS」として登録しようかと考えています。
市役所にサイト名が掲載され、住所と電話番号が掲載されるのでGoogleマップと連携したり、サイトの運営者情報と一致させればGoogleが法人と勘違いしてくれる可能性もあったりするのかな?と考えたり…
やれることはやった方が良いですからね。
アフィリエイトに関すること
アフィリエイトに関することも合わせて書いておきます。
アフィリエイトの施策3段階の3番目の重要性
アフィリエイトの施策は3段階で成り立つと考えています。
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サイトに来る前の施策
サイトに来てからの施策
サイトから離脱した後の施策
どれも切り離して考えることは出来ませんが、サイトから離脱した後の施策をあまり考えている人がいないんだな...と思うことが多いです。
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*EF=エントリーフォーム
3段階にそれぞれ簡単な説明をしましたが、サイトから離脱した後の施策を考えておかないとアフィリエイトの発生は増えていきません。
今はかなり少なくなりましたが、申込時のエントリーフォーム・申込フォームの入力項目が多すぎて、余分な情報まで入力させるサイトがあります。
入力が面倒で離脱してしまうため、結局はアフィリエイトの発生を伴わない状況になることがあります。
だからこそ、広告を選ぶ際にエントリーフォームで実際に入力して申込み完了直前までチェックすることが大切です。
またエントリーフォームをキャプチャーして「申し込み方」というコンテンツも同時に作ることが可能ですし、申込時に悩みそうなことを事前にコンテンツ化することで、申込みをスムーズに行ってもらい、アフィリエイトの発生を促すことも可能です。
実際にとある旅行案件で、エントリーフォームが非常に面倒で、僕も途中で離脱する旅行サイトがありますが、あれは敢えて面倒にしているんだな~と後になって気がついたことがあります。
年配者向けの旅行サイトなので、離脱ポイントに電話番号を設置しており、電話での予約に切り替えるんだなと。
またサブスクなら申し込んだ後の退会することも説明しておくことでユーザーからの信用も上がります。
また記事を読み終わるまで離脱させないことにこだわる人もいますが、場合によっては離脱してもらうことも考えましょう。
下記は僕の運営するあるサイト画面をキャプチャーしてものです。
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じゃらんや楽天トラベルは会員数も多く、エントリーフォームをわざわざ入力する必要性が無いので発生しやすい案件ですが「予約はこちら」だけだと中々発生しません。
そこでお得になるクーポンがあることを紹介して先にクーポンをチェックしてから予約してね、というように書くと大体発生数が2倍以上になります。
クーポンを先にチェックしてもらうので、一旦は離脱しますが、その後に予約してもらえれば良い訳ですし、クーポンをチェックするので離脱してそのまま予約をされても、クーポン画面に遷移してもらえれば、アフィリエイトリンクになっているので発生します。
既に会員登録してあることが多いECサイトは、とにかくクリックしてもらうことが大切なので、クリックしてもらって購入・予約・契約をしてもらうことが大切です。
じゃらんと楽天のクーポンページのURLは、もう6年以上変化してないので更新の手間もほとんどありません。
アフィリエイトそのものがブログ初心者に難しくなっている
2023年にアフィリエイト業界に影響を与えたのはGoogleのコアアップデートだけではありません。
ステマ規制法
インボイス制度
ステマ規制法やインボイス制度によって問題が顕在化してきたものもあります。
修正の多発
提携の難易度の上昇
法人の優遇化
ステマ規制法が施行されたことで、最上級表現(絶対とか必ずとか確実にとか、No.1とか根拠が無いのに最上級であることをうたう表現)を取り締まるASPも出てきました。
またステマ規制法もよく理解していないブログ初心者に提携されても面倒なので、提携の難易度も上がりました。特にクレジットカード等のYMYLはかなり厳しくなっています。
個人との提携を嫌い法人との提携を強化し始めている広告主も見受けられます。ポイントサイトを見ればわかりますが、言われていた特単以上の単価でポイントサイトでポイントがもらえる広告主もあります。
インボイス制度も加わり「適格請求書発行事業者登録番号」を広告主が求めてくることもありました。
また今後は「適格請求書発行事業者登録番号」を出していない個人とは提携しないとする広告主が出て来る可能性もあると思っています。
だからSEOの難易度の上昇以上にアフィリエイト自体が難しくなってきているので、本当に初心者ブロガーにはより厳しい状態になってきています。
僕がアフィリエイトを始めた2014年の頃なんて、クレジットカードのアフィリエイト案件なんて物凄く多かったですが、今なんて3分の1がクローズ案件になり、3分の1が撤退した感じで、初心者が提携出来るクレジットカード案件なんて3分の1くらいしか残っていない印象です。
しかも提携出来るクレジットカードの案件が競合が物凄く力を入れているか、需要が少ないクレジットカードばかりで、初心者には本当におすすめしないジャンルとなりました。
おまけに表記修正はアフィリエイト案件の中でトップクラスで多いです。
実際、自分が広告主になった時のことを考えれば、有象無象の個人アフィリエイターよりもきちんとルールを守って対応してくれることが多い法人アフィリエイトサイトと提携しますよ。
元々僕が広告主側の立場からアフィリエイトに入ったからこそ強く感じています。
その中で個人でもすぐに提携出来るジャンルはいくつかありますが、高額単価は本当に激戦区です。
だからこれからアフィリエイトを本格的に始めようと思っている方は本当に覚悟して行うことをおすすめします。
2024年におすすめのアフィリエイトジャンル
そんなものはない!と言いたいところですが、元々地域情報サイトをベースに書いているnoteなので、個人の体験・経験で上位表示可能な旅行ジャンルがおすすめです。
恐らくどこも旅行ジャンルをおすすめしていないと思いますが、2024年はチャンスです。というのもコロナ禍が終わり2023年の後半から旅行の需要は伸びてきています。
特に遊び・体験は個人の体験談を求められるので、じゃらんの「遊び・体験」がおすすめです。もちろん自分で体験したもので写真を多めに紹介しないと難しいですが。
他に需要が上がるものとして「買取ジャンル」です。実際にいくらで売れたの?という個人の体験談が求められますし、高齢化社会で生前に荷物を整理したいという需要も大きいですし、亡くなった後の遺品整理でも需要があります。何より不景気で買取を利用する人は増えています。
ブラックジョークとしては「ブログジャンル」も狙い目です。すぐに稼げると思っている、読解力の無い人が増えている昨今、より稼げるようになってきているように感じます。
*追記あり
あとがき的な
ここまでお読みいただきありがとうございます。
このnoteを読んで少しでもサイト運営のヒントになれば嬉しいです。
2023年10月以降は本当に個人ブログ・個人サイトの運営者には厳しい状況が続くようになりました。
それに合わせて情報商材屋が非常に活発な動きを見せています。
お客さんである初心者ブロガーが減れば自分の商材を買ってくれる人が減るので、情報商材屋も必死です。
だから今でも「ブログは続けていれば稼げる」「商材を買わないと儲からない」と一生懸命アピールを繰り返しています。
最近は情報商材屋同士で連携して、如何にもブログは儲かるように見せかけています。
皆さんは本当に気をつけてください。
それに合わせて最近、自分のブログを公開しないブロガーが多くなってきました、いやそう見えるようになってしまっただけかもしれませんが。
でもブログは公開してこそ意味があるものだと僕は考えています。
だってブログって本来読まれたいから書いているはずだと思いませんか?
先日、とあるアフィリエイターさんに会って話を聞きましたが、その人の方法だと確かにバレたらパクられるので公開は難しいと思いました。
でもアクセスが非常に多いサイト・ブログならすぐにバレます。
ブログの先生のブログがバレていない理由って、ほとんどがSEOで集客しているブログを運営していないからです。
そんな風にはならないでくださいね。
またブログ=収益化が前提 という風潮が一部界隈であるがために、それが当然と思う人も増えているように感じます。
稼いでいる額やPVこそがすべてというような風潮を持つ人もいます。
もちろんブログなんて自分の好きなように(法律に反しない範囲で)書けば良いのですが、ただの収益やPVのためだけに運営するのは健全では無いように感じています。
何より面白いブログ・面白いサイトが増えた方が面白い世の中になると思いませんか?
またブログだけにこだわらず、いろいろな形式のサイトにチャレンジしてもらえたら、嬉しいな
以下参考として見てください。
カタログ型サイト・ライフワーク型サイトを作る上での参考書籍・参考note等
過去のこのシリーズのnote
質問があれば、X(旧Twitter)でDMをください。見過ごすことが多いので、遅くなったらごめんなさい。昔なら気づくんですけど課金しないとわかりにくいですよね。
Xアカウント:鈴木利典
脚注
*1 一般的なキャズム理論とは異なりますが、アフィリエイトやAdSenseを始めて実際に副業レベル(月3万円以上)まで稼げる人はキャズム理論の16%にも達してないと思います。キャズム理論がわからない方は検索してください。ここでは直接関係ないので説明は省きます。
*2 アルゴリズムを厳しくして個人ブログ・個人サイトを表示させないことにすれば、法人サイトがコンテンツのレベルを下げてきて結果として良いコンテンツがネット上に少なくなり、Google検索およびGoogleの生成AIに良い影響を与えないためと考えています。
*3 Google Scholarで「読解力 低下」等のキーワードで検索して出てきた論文や報告書を読んでもらえればよくわかります。
*4 カニバリは同じような内容の記事を書くとGoogle等の検索エンジンからの評価が分散したり類似コンテンツとみなされ評価が下げられるという考え方です。ただし明確に検索意図が異なるものなら今のGoogleはカニバリと判断しなくなってきています。
*5 h2・h3とは見出しタグと呼ばれるものです。初心者の方でもこの見出しタグは非常に重要なことであり、SEOにおいても重要なことなので必ず知っておいてください。
ワードプレスのクラッシックエディタなら下記の部分のことです。
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見出しタグ・h1~からh6まであり、一般的にはh2からh4くらいまでを使う、h1は基本的にタイトルタグと同じになります。
本で言い換えると
h1・本のタイトル
h2・各章のタイトル
h3・章内での見出し
h4・章内の見出しの中の見出し
僕がh4を使うのは稀で、一般的に記事本文はh2とh3で構成することが多いです。もちろんh4以降を使っても良いのですが、h2とh3で構成する方がユーザーは理解しやすいことが多いです。
追記分
マインドマップを使ったサイト設計
サイト設計をする際にマインドマップを使っている方も多いと思いますが、僕はサイト設計の段階でマインドマップは使っていません。
というのもマインドマップでのサイト設計は難しいと考えているからです。
サイト設計のつもりが途中からキーワードのマッピングになってしまったり、思考の羅列になってしまったり、逆に混乱すると考えています。
もちろん思考を切り替えられる人なら良いと思うのですが、思考の切り替えって非常に難しいです。
サイト設計前のどういうサイトにするかの思考の整理には非常に役立つと思いますし、カタログページの設計において使うのも有効だとは思います。
なお僕もサイト設計前に思考の整理のためにマインドマップ風にいろいろと書き出しますが、マインドマップのツールは使っていません。
大きめのスケッチブックに書き出します。
何よりカタログ型サイトのメリットは、カタログページの構成とカテゴリーだけ決めてしまえば、後はひたすらカタログーページを作っていくだけです。
カタログページを作っている間に共通項を見つけて、まとめ記事のアイデアもいろいろと生まれてきます。
サイトのゴールを決めるためにサイト設計をするということもよく言われますし、これも正しい考え方です。
ただゴールを決めるのならユーザーのタッチポイントを洗い出せるカスタマージャーニーマップを先に作る方がキーワードの発見に役立つと考えます。
2024年におすすめのアフィリエイトジャンルの追加
書こうと思って書き忘れていたジャンルがありました。
お掃除です。
お掃除グッズって、まだ割りと上位表示がしやすくてきちんと自分の体験談と合わせて書けば上位表示出来ます。
もちろん単体クエリでは無理ですが「お掃除グッズ名 デメリット」等のクエリで上位表示出来ます。
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1位2位とも個人ブログ
「激落ちくん バスクリーナー デメリット」も上位に個人ブログがあります。
でもお掃除グッズが売れたところで大した金額にならない!と思うかもしれませんが、そこから「家事代行」のアフィリエイトに持っていくことも可能です。
もちろん家事代行はここ数年で激戦になってきているので、家事代行のことを書いても上位表示は難しいですが、お掃除グッズから家事代行の記事などに流すことで、発生が期待出来ます。