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ブログで稼ぐのは自分のちから?
これからブログを始めようと思っている方やブログを始めて間もない方でX(旧Twitter)を見ている方は、ブログのやり方などを教えているような人が下記のようなことを言っている人を見かけたことはありませんか?
ブログで月○万円稼いでいる人に対して
「月○万円くらいバイトすれば誰でも稼げるじゃん(笑)」
ってバカにする人がいるけど、いやそうじゃないんだって。
会社に頼ることなく、自分の力だけで稼いだ○万円には価値があるんですよ。
ブログで1円でも稼げたら
胸を張ってOK
何十時間も使って
これだけしか稼げないの?
とバカにする人がたまにいるけど
会社のブランドを一切使わず
自分の力だけで稼いだわけだから
自信を持っていい
社会人の9割以上は
自分には能力がないからといって
やろうとしない
1円でも稼げたら自信を持とう
上記のポストを見て「そうだ!ブログで稼ぐというのは自分の力だけなんだ!会社に依存してないんだ!」と思ってしまう人はまあ、ブログでアフィリエイトやAdSenseでブログ収入を得ようと思っても非常に厳しいです。
むしろなぜ1円が稼げないのか不思議です。
某A8で、クリック単価がある案件はブログとも相性の良いもので、この案件を自分のブログに張って(ごにょごにょ…)
人に頼るというのも立派な自分の力です。
それによく考えてください。大学受験を突破し難しい就職試験も突破して会社に勤めて毎月数百万円の利益をあげている人と、ブログで月に数円稼いでいるという人、どちらが普通に優秀ですか?
大学受験を突破し難しい就職試験も突破して会社に勤めて毎月数百万円の利益をあげている人が普通にブログを始めれば、1円なんて数ヶ月あれば簡単に稼ぎます。
毎月数百万円の利益をあげているサラリーマンはマーケティングの知識もあれば話術にも長けています。そういう人が少しライティングの勉強とSEOの勉強をすれば(と言っても本を2~3冊読むレベル)、結果なんてすぐに出しますから。
それならなぜしないのか?と思うかもしれません。
そんなのは、する気がないし本業で頑張った方が将来性もあるし安定もしているからです。
そもそも月数円~数千円のために何で頑張らないといけないのか?と思っているでしょう。
いやいやブログならいろいろな技術が身につくってブログで有名な人が言ってた!というのなら下記のnoteも読んでくださいね。
アフィリエイトやAdSenseで稼ぐのは依存先を変えただけ
ブロガー(アフィリエイター)は、会社員のように会社に依存している訳ではなく、自分の力で稼いでいる!と思っているかもしれませんが、それは違います。
依存先が会社からGoogleやSNSに変更になっただけです。
ブログで稼ぐ!と言っている場合、ほとんどの人は下記のいずれかに頼っています。
Google等の検索エンジンからの流入
X(旧Twitter)等のSNSからの流入
Googleや各SNSへの広告配信からの流入
でもGoogle検索のアルゴリズムの変化で突然、集客が7割減とかひどい場合には0になることもあります。そのため収益が7割減とか0円になるということもあります。
SNSにしても突然のアカウント凍結になることもあります。
広告配信にしても広告配信のルールが厳しくなって広告出稿出来なる可能性もあれば、広告費よりも収益が少なくなる可能性もあります。
何より依存先とは広告配信以外は、特に商業的な契約をしている訳ではないので、突然検索流入が0になったりSNSのアカウントが凍結されても保証も何もありません。
でも会社員であれば、悪いことをしていない限り突然解雇されることもありません。
給料が突然0円になるなんてこともありません。
会社が倒産したとしても、とりあえずの救済処置はあります。
ブログに依存して稼ぐというのは、本当に危険極まりない、まさに背水の陣に身を置くことです。
人間は何かしらに依存しないと絶対に生きていけない、というのが僕の考え方です。
8年以上、アフィリエイトやAdSenseの収益メインで生活してきた立場から、本当にGoogleやSNSに依存して収益化しているな~と身にしみて思います。
検索結果上位にすることは自分の力かもしれないけど
狙ったキーワードで検索結果の上位にすることは確かに自分の力かもしれません。
しかし、自分のチカラかもしれないけど運的な要素も非常に強いことも事実です。
狙ったキーワードで検索結果の1~3位くらいにつけていたけど、アルゴリズムの変化等で、突然50位以下・100位以下になることも普通にあることです。
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上記はGRCと呼ばれるソフトウェアで、Google・Yahoo!Japan・Bingでの検索結果の順位を日々記録していけるものをキャプチャーしたものです。
僕が運営している「札朱」という札幌の神社に特化したサイトで、ブログではなく「カタログ型サイト」と呼ばれる作りのサイトです。
そのサイトが2023年10月10日~10月11日かけて、Googleのアルゴリズムの変更が大きく行われ、それまで3年以上の検索結果上位に位置づけていたものが突然検索結果下位に激しく落とされました。
収益も月に数万円あったサイトですが、半分以下になりました。
それ以前にもGoogleのアルゴリズムのアップデートは何回もあったものの、3年間はそのアップデートの影響は受けていなかったのに、突然うけてかなりショックでした。
この大きく落ちたサイトはコンテンツ(記事)の構成が同じものなので、その中でも大きく落ちたもの、あまり落ちなかったもの、落ちなかったものがあります。
人気のレベルや競合サイトのコンテンツの強さも同じ神社でも、大きく落ちたもの、あまり落ちなかったもの、落ちなかったものがあり運としか思えないものもありました。
ブログ初心者に多いのですが、たまたま運よく検索結果上位になった場合に、それを実力だと勘違いしてしまうことです。
落ちた記事を上げられて初めて、検索結果の上位にすることは確かに自分の力だと思うことが必要だと僕は考えます。
SEOは運的な要素が大なり小なりあります。
自分の力だと言える最低限の基準
ブログで稼ぐという意味合いにおいて、最低限自分の力だという基準は、僕なら月に2件以上同じアフィリエイト案件で確定させた時だと考えます。
1件だけならたまたま運や偶然で確定することはあります。
しかし月に2件以上、出来れば3件以上確定するということは偶然や運が助けてくれたことがあっても自分の力もあったと言って良いと思います。
2回までは偶然、3回以上になれば必然だと思いませんか?
ブログを教える人はなぜ、ブログは自分のチカラだというのか?
なぜブログを教えている人ほどブログで稼ぐチカラは自分のチカラだというのか?
理由はシンプルでブログで稼げる!という情報商材や関連したツールなどを販売しているからです。
ブログが稼ぎにくいということになると、情報商材やツールを買ってもらえなくなるので、ブログで稼ぐことは凄い!自分のチカラだから凄い!と言い続けているだけです。
もちろん「会社にいる=会社のブランド力などのチカラで稼いでいる」ということが大きいので「ブログで稼ぐ=自分の知識やブランド力で稼ぐ」という面はあるので、会社のブランド力に頼らないという意味では自分のチカラという部分は多少なりともあります。
でもGoogle検索というブランド力、X(旧Twitter)というブランド力と、それほど大きくは変わらないと思う今日このごろです。