検索意図を満たすのは単純に詳しく書くことだけじゃない
SEOにおいて検索意図は大切だと言われており、実際にその通りだと思いますが、検索意図を満たすということは詳しく書くということとは限らないです。
「今日の暦」というキーワード
「今日の暦」という月間検索ボリュームが恐らく2~3万のキーワードがあります。
このキーワードを狙って僕が作ったサイトが「こよみる」というサイトです。
「今日の暦」で最高6位、最近は8~12位くらいを行ったり来たりしています。
「今日の暦」というキーワードでGoogle検索をした時に上位のサイトを見ると、日にちと六曜(大安や友引など)がメインで、後は月齢だったり旧暦だったり、日の出・日の入りの時間が多く、比較的ライトな情報がメインになっていることがわかります。
つまり「今日の暦」で検索する人の多くはライトな情報で十分だということが想像出来ます。
「今日の暦」で表示される「他の人はこちらも検索」は概ね下記のようになっています。
「今日の暦 一粒万倍日」は「今日は一粒万倍日か?」という検索意図があると想像出来ます。
「今日の暦 六曜」は、今日の六曜が知りたいという検索意図がわかりますよね。
では「今日の暦 詳しく」となった時にどういう検索意図があるのか?と言えば、今日の暦についていろいろと詳しく知りたいだろう、と想像出来ます。
実際に「今日の暦 詳しく」をクリックしてみると僕のサイト「こよみる」が1位になっています。
「今日の暦 詳しく」で1位なら「今日の暦」でももっと上位(5位以内)でも良いんじゃない?と思う人もいると思います。詳しく書いていることが評価されているのなら…と
でもGoogleは検索意図として
今日の暦=ライトな(軽い)情報
今日の暦 詳しく=今日の暦の詳細
と区別していることがわかります。
つまり検索意図を叶えるように詳しく書くことだけが検索意図を満たす訳では無いということになると思いませんか?
「今日の運勢」というキーワード
「今日の運勢」というキーワードに求められている検索意図は何だと思いますか?
実際に検索してみるとわかる通りほぼ「星座占い」(星占い)の結果です。
運勢=占いみたいなものという認識は強いですよね。
なら「今日の運勢」に「四柱推命」や「九星気学」「おみくじ」「血液占い」などがもっと混ざり合っていても良いと思いませんか?
でも実際にはほとんど混ざっていません。
つまり「今日の運勢」で求められているのは星座占いがほとんどということになり、検索意図は星座占いを求めているということがうかがえます。
ただ「他の人はこちらも検索」を見てみると「今日の暦」とは違うものが見えてきます。
生年月日による占い、しいたけ占い、タロット占い、五星三心占い(ゲッターズ)など、いろいろな種類の占い(運勢)を求めていることがわかります。
つまり「今日の運勢」の星座占いで満足出来ない人は他の占いを探すけど、星座占いほど割合が多くないということが想像出来ます。
だから「今日の運勢」でいろいろな種類の占いを一覧化して詳しく書いても上位表示は難しいということが予想出来ます。
詳しい情報が必要なキーワードか、そうではないのか確認を
検索意図を満たすために、本当に詳しい情報が求められているのか?きちんと考える必要性はわかってもらえたと思います。
また「今日の暦」で上位表示しているもので、よくあるブログ記事タイプが無いこともわかります。
1~3位くらいにある「今日のこよみ」(https://koyomi-today.jp/)は記事っぽいけど…と思うかもしれませんが、よく見てください。文章ではなく画像です。
これはあまりにも特殊な事例ですが、キーワードによっては検索意図を満たすのに、記事である必要性が無いことも合わせて知っておくのがおすすめです。