検討に検討を重ね、検討を加速させることにします。
すずきです。
政治的なことは詳しくないのですが、「検討します」が話題になっていますね。
これは企業では決定権がないひとが使う言葉です。
ぼくのような平社員の特権。逃げのコメント。
商社の売り込みを躱すときに、決定権を持っていないので「検討しますね」と伝えれば、相手はそれ以上ツッコんできません。
たまに突っ込んでくる死に物狂いの営業マンもいますが、その時はハッキリ断ります。
上場企業の社長が検討しますと言ったら…
あんまり聞いたことないですね。
もし、ぼくの勤めている会社の社長が、「検討します」と言ったら株主からの信用は落ちてしまうでしょう。
すごく苦しいタイミングでは使うかもしれませんが、トップのひとが多用する言葉ではないですよね。
こういう感覚は政治家にはないのかな?
検討しますってめっちゃ便利
思い返してみると、ぼくも「検討しときます」ってめっちゃ使う…。
すぐに回答できない
自分では判断できない
ムダに責任を負うことになる
面倒くさい
こんな場面で使います。
まさか国のトップがこんなしょうもない考えではないと思います…。
庶民とトップでは頭の中が全く違うと思いたい…。
じゃあなんて回答するのがいいのかな
ぼくが本当に検討した上で進めないといけないプロジェクトを任されていたら…。
「検討します。〇〇日までに検討結果を報告いたします。」
ぼくの立場だとこれくらいが限界かなぁ。
決定権があるんだったら、その場で決めますけどね。
決定権を持ちたいひとは少数派
会社員をしていると、決定権を持てることはほとんどありません。
出世に伴い少しづつ増えていきますが、上司を見ていても結局はさらに上の上司にお伺いをたてています。
「そんなこと課長が考えて決めろよ」ってことでも、次長へ打診してから話を進めます。
これは組織なので仕方のないことかもしれません。
というより日本人だと仕方ないのかもしれません。
学校ではいい子に先生の言うことを聞く。
会社では上司の指示に愚直に従う。
間違っていようが、成績のため、出世のために盲目的に従順に命令通り動きます。
支配者にとっては最高の手駒ですよね。
かといって、出世を拒むひとが多いのも事実。
みんな決定するのはイヤみたい。
「検討します」って楽でいいですからね。
トップがサボったら、その下はもっとサボる
ぼくの今の所属部署は部長が完全にスイッチOFFです。
その影響だけではないですが、部全体がだらけきった空気が漂っています。
政治と企業では違うのかもしれませんが、トップの影響力は絶大です。
ぼくにも部下がいますが、ぼくが「まあいいや」と一度でも言ってしまうと、それが部下の基準になってしまいます。
逆にぼくが、必死で仕事をしていれば、なんか手伝いましょうか?なんて気を利かせてくれます。
こういう雰囲気がいいですよね。
検討しますって言ってばかりのひとに、自分の人生をあずけていちゃいけません。
個人で稼げるようにがんばります。
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