
大企業あるある①「言ったもん負け」
会社員のすずきです。
ぬくぬく大企業に勤めています。
中卒で大企業に入社して早20年以上。
いろいろあったなぁ…。
長く働いていて自分ではあんまりわかっていませんでしたが、最近はいろんな人と会うようにしている中で、大企業ならではのことに気付きはじめました。
「大企業あるある」ってやつをシリーズでまとめてみますね。
大企業と一括りにしてしまうと、そうでもない会社もいっぱいあると思います。
ある自動車部品メーカの一例だと思って、生温かい気持ちで読んでいただけたら嬉しい限りです。
飽きてすぐに辞めちゃうかもしれませんが、ネタが出てきたら記事にしていきます。
では、さっそく。
言ったもん負け。責任回避能力があがる。
大企業ってどんなもんじゃい。
って感じだと思うので、ぼくの勤務先はこんな感じ。
従業員数:150,000人以上
売上:1兆円を余裕で超える
利益:1,000億を余裕で超える
平均給与:734万円 (openwork)
日本企業の中でも屈指の大企業だと思います。
言ったもん負けの文化の部署が多い
最初に断っておくと、会社がデカすぎて部署による文化が全く異なります。
同じ会社なのに、上司の考え方や働き方が全然違います。
ぼくは7度は部署異動を経験して、開発部署で多くの部署と繋がっているので、ある程度の平均的なデータはありますが、すべての部署について知っているわけではありません。
その上で、「言ったもん負け」の文化はどこにでもあります。
あれ?って思うことがあって、上司や会議内で質問をしたとします。
すると、「じゃあ。それについて調べといて」なんてことは日常茶飯事。
余計なこと言わなければよかった…。
なんてことは、クチを出しやすいタイプの人はみんな経験していると思います。
会社にとって大事な質問、職場にとっても重要な質問だったとしても、言わない方が無難だとみんな気付いています。
黙っていれば余計な仕事は増えないし、上司が勝手に困るだけ。
クチを出すメリットはほとんどありません。
業務経験を積みたい、上司にアピールしたいという打算ががあったとしても要検討です。
どちらかというと、面倒な奴というレッテルが貼られたり、
余計なことばかり気にして、本来の業務が遅い・やれてないなんて思われるリスクがあります。
この会社は踏み台、とにかくスキルアップに全振り、とうい人ならともかく、会社員として無難に生活したいならマイナス加点は避けましょ。
って考えるひとが多いです。
出世する傾向も加点より、減点がないこと
責任回避能力を上げるのは、社会人としてはダメだと思いますが、会社員としては出世しやすいというのも事実。
めちゃくちゃ優秀でどんなことも成果を上げ続ける超人は例外ですが、ほとんどの人は余計なことをして失敗すると上司から減点評価をもらいます。
日常のささいなことでも同様です。
寝坊で遅刻が多い
簡単な仕事でミスが多い
言うことが守れない
指示に従わない
成果を出すかどうか以前に、こういったことで減点イメージが加算されていくと出世が遠のきます。
逆に、なんにも減点されていないで普通に仕事をこなしていればいいんです。
仕事で90点が取れる素行不良社員より、
仕事は70点だけど愚直に働く社員のが出世するなんてこともよくあります。
ツマラナイと思いますが、加点を頑張るよりも、減点されないことを頑張る方が効率的です。
そんな大企業で働くぼくは、典型的な責任回避能力の高い65点社員です。
順調に出世していますよ。