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主任作業者の講習
会社員のすずきです。
大企業でぬくぬく働いています。
乾燥炉作業主任者という資格の講習を受けています。
終日2日間で講習と学科試験を受けるのですが…。
いろいろと思うところがあったのでつらつらと綴ります。
作業主任者講習の意義
令和になっても、工場の火災事故や爆発事故はゼロにはなっていません。
各種工業系の設備、薬液などには危険がつきまといます。
そのため、乾燥炉や有機溶剤などの項目ごとに安全に関する知識をつける必要があります。
企業が災害を発生させないようにするための資格が、「〇〇作業主任者」ということになります。
実は国家資格なんです。
めっちゃ簡単に取得できるのに国家資格を名乗るのはいかがなものか…。
作業主任者の講習について思うこと
いろいろとツッコミどころがありました。
日本の縮図やなー。
⒈講師の講習がヘタクソ
めちゃくちゃヘタクソ。
今まで講師として働いていた人じゃないと思う。
読めない漢字がある
テキストをゴニョゴニョ読むだけ
ヘラヘラして本人だけ楽しそう
テキストを渡されて急に講師をやった人並みのレベルです。
どれくらいの期間で講師をやっているのか知りませんが、お給料をもらってやるならもう少しクオリティ上げた方がいい。
年齢的にもどこかの企業のお偉いさんが天下ったのかな?と勘繰ってしまいます。
⒉対面受講の意味があるのか
施設の研修室で受講しました。
対面講習
集合講習
テキストの読み上げ
スライドをプロジェクターで表示
受講者は発言ゼロ
受講者間のコミュニケーションはゼロ
これを並べると、Webでやったほうがよくない?
わざわざ都市部の施設まで朝早くから移動して集合して誰とも会話せずに帰宅。
ムダが多すぎない?
しかもマスク義務化。
Webでよくない?
居眠りを注意もしないし、ひまそうなおじいちゃんがちょくちょく巡回してるし。
人件費もムダだよね。
⒊テストを合格させるための講習
講習の質が低いのは前述しましたが、進め方があからさま。
「はーい!ここ覚えましょー!」
「〇〇から〇〇までライン引いてください。」
テストに出るところを教えてくれます。
「ここがテストに出る」とは絶対に言いませんが、強調してテキストにラインを引くように促します。
しかも、ラインの引かせ方がエグい。
余計な修飾語は飛ばして、テストに出そうな文言のみにラインを引かせます。
こんな講習になんの意味があるのか…?
⒋受講料13,000円くらい
受講料は会社が払ってくれるので気にしてませんが…。
受講者が一部屋に100人近くいました。
ぼくの受験番号が80番以上だったので、少なくとも90人はいます。
テキスト代を除いて2日間で100万円くらいの売り上げですか…。
いい商売だな。
なんのためにやってんだろう
手段が目的になってる最たる事例。
日本企業から災害をなくすためではなく、資格を取得するためだけの講習。
訳のわからない高額な受講料が支払われる。
意味の薄い講習内容。
非常に残念。
遺憾ですね。