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大企業ってほんとにすごい(白目)
会社員のすずきです。
大企業でぬくぬく働いています。
ぼくの勤務先は製造業なので、工場を世界各地に保有。
専用機から汎用的な工作機械、手組みの生産ライン、自動化ライン、多種多様な機械がめちゃくちゃたくさんあります。
間違った使い方をすれば命を落とすことができる設備もたくさん。
絶対に従業員をケガさせないという強い思いで社内の安全基準が設けられています。
異常なまでの安全基準
安全に関しては狂ったように厳しい。
ケガのない製造現場は作業者にとっては大切なことだと思います。
でも、本当にやりすぎ。
1.設備がめっちゃ高くなる
会社の安全基準を満たそうとすると、どんなに汎用的な設備を入れるにしても追加で改造が必要です。
設備メーカーも購入者にケガをさせるわけにはいかないので年々安全な仕様が盛り込まれています。
それなのに、会社の独自安全仕様にするために100万円以上は設備投資額が跳ね上がります。
いいんだけど…
お金もったいないよ。
設備メーカーとしても充分に安全対策をした設備なのに余計な改造が追加されて、余計な人工が裂かれます。
2.めっちゃ手間が増える
設備を導入する生産技術者は手間だらけ。
汎用機を買って終わりの仕事でも、安全仕様を漏れなく確認して投資しないといけません。
その上、審議では設備償却費が高いとくだらない指摘を上司がします。
安全のせいやん。
さらに、安全の確認を自部署と他部署のダブルチェック。
安全基準を満たしていても、安全増しとかバカなことをぬかして余計な仕様追加。
追加仕様のために予算確保に奔走。
安全に対応した労務費も含めたら更に高くなりますね。
3.安全担当というナゾの既得権益ポジション
課長(年収1,200万円)で55歳くらいの人が居座るポジションがあって、それが安全担当。
職場安全担当
交通安全担当
消防申請担当
こんな感じで各1名の既得権益者が鎮座します。
マジでムダ。
安全基準を熟知しているわけでもないのに、あーだこーだとクチを出し、余計な仕事を増やします。
絶対に各担当で1人分の仕事なんてありません。
ひまな部署の課長が片手間でやればいいのに。
大企業はやっぱりすごい
安全というお金にはならないものにここまで投資できる資金力は流石。
安全は信頼につながる部分なのでムダだとは思いませんが…。
バランスは悪いと思う。
基準が緩むことはない
何十年も積み上げた安全基準を減らすことは過去に一度としてない…!はずです。
やることは増える一方。
安全という聖域ではだれもムダをなくそうなんて声を上げません。
かといって、ここまで時間とお金をかけてもケガをするバカは一定数います。
どうやったらケガできるのかわからない設備で、狙ったかのようにケガをしてくれます。
ケガ人ゼロを目標にしてるのに、ゼロになる前に基準緩和はむずかしいですよね。
安全な職場をありがとう
なんやかんや言っても安全な職場はありがたい。
感謝しなくちゃ。
でも、ムダを抑えるというのも大事だけどね。