大企業あるある⑤ 「総合職と現場の格差」

高卒会社員のすずきです。
大企業でぬくぬく働いています。

ぼくの勤務先は大手製造業。
総合職の方々は、日本においては超高学歴集団です。
一方、現場でモノをつくっている作業者は高卒。

この間には、とてつもない差があります。

高卒社員の特徴

ぼくは高卒社員側なので、気持ちはめっちゃわかっているつもり。

• 勉強はきらい

• 考えが浅はか

• 短期的にしか物事を考えない

• 勢いでごまかす

• 自分はバカじゃないと思っている

• 経験年数＝スキル と思いがち

人によって大きくバラツキはありますが、総合職と比べるとこんな感じ。

そもそも、学生時代にだれでもやればできる暗記ゲーをイヤだという理由で逃げて、就職しているのがほとんど。
学費が払えない、勉強が苦手、などと言うのは甘え。

奨学金を最高額借りてまで大学に通うひともいます。

勉強が苦手と言っても、自動車免許を学科試験が受からずに諦めた人を見たことありません。
クラスでイチバン勉強できない子でも受かりますよね。
自分が必要だと感じれば、健常者なら勉強はできます。

高卒で優秀なひともいますが、だいたいはこんな感じです。

総合職の特徴

ぼくは総合職ではありませんが、いろんな職場を渡り歩いたので、総合職と働いた経験が多いです。

一緒に働くとわかりますが、高卒よりもベースがしっかりしています。

• 自分のキャリアを考えている

• 長期的な視点がある

• 本質的に考える

• 余計な仕事はやらない

• 理詰めで考える

• 自分は無知であると自覚している

全員ではないですが、だいたいのひとがこんな感じ。

たまにお勉強だけが得意で、人として残念なタイプもいますが…。

若い時から真面目に勉強して、真面目に自分のことを考えているので、高卒よりも視座が高いです。

そもそもの格差

ぼくの勤務先だと、総合職は最低でも地方国立大学の工学部卒。
高卒はほとんどが工業高校卒。

中卒時点の偏差値に20以上の隔たりがあります。

高卒時点では30以上に開いているでしょう。

勉強だけで優秀かどうかを判断するのは良くないとは思いますが、どちらとも一緒に働いたので断言できます。

人気の大企業に入れるような大学を卒業できる人は高卒より優秀。

偏差値でのカテゴライズは仕方ないなと思います。

格差によって起こる問題

会社の経営に関わるのは総合職の人ばかり。
でも、モノを作っているのは高卒社員ばかり。

ここのレベル差で多くの問題が起きています。

本当に多くのトラブルが…

• 生技が日本語の通じない生産現場の管理者にキレる

• 日本語の通じない現場管理者に部長が呆れる

• 数字で示しても、感情で答える現場管理職

• 会社利益の話が、個人の利益の話に置き換わる高卒作業者

• 高卒の意見を取り入れた人事制度の変更内容がクソ

• 総合職管理者に理詰めされた高卒管理者が鬱

とにかく、めんどくさいことがめっちゃ発生します。
下から見てても、バカの相手は大変だなと感じます。

技術者が自動化なのでどんなにお金を払ってでも、現場作業者をなくしたいのはコミュニケーションコストを下げたいってモチベーションもあるんじゃないかと。

ぼくはバカ側なので、これからもぬくぬく働いときます。