大企業あるある③ 「年功序列」
会社員のすずきです。
ぬくぬく大企業で働いています。
本当に大きな会社に勤めていて、近所のおばちゃんからは「お給料いいんでしょ?」と言われるような企業です。
従業員数:150,000人以上
売上:1兆円を余裕で超える
利益:1,000億を余裕で超える
平均給与:734万円 (openwork)
こんな感じで、日本屈指の大企業です。
そんな大企業のあるあるを綴ります。
年功序列は変わらない
大企業の年功序列は根強いです。
ある年齢にならないと出世できないし、ある年齢がくればそれなりに出世します。
30歳でどんなに優秀で成果を上げまくったとしても、管理職にはなれません。
優秀でも出世できない若手
大企業に入社できる人は優秀なことが多いです。
特に最近の20代は優秀な子が多い。
高卒も大卒も。
高卒の子は工業高校のクラスで上の方の子が入社。
大卒も地方国立大学の工学部が最低ライン。
東大、京大も入ってきます。
学校までは優秀でも会社に入ると残念な子もいますが、50代の残念なおじさんよりは将来性があるのでマシ。
それに圧倒的に優秀な子が多いです。
そんな優秀な子達でも、出世が早くなることはありません。
成果でボーナスの微増はあれど、出世への影響はほとんどありません。
優秀じゃなくても出世するおじさん
年齢を重ねるだけで出世していく方々もいます。
とくに今の50代。
会社の事業拡大期にガンガン採用されていた人材。
手が動けば入社
名前が書ければ入社
返事ができれば入社
などと当事者たちもネタにしているくらい、誰でも入れた世代です。
全員が出世しているわけではありませんが、とても管理職の器ではない方々が管理をしている職場も少なくありません。
時代の流れに合わせられるか…?
先述したように、年功序列が強烈なので成果よりも年功を優先されてしまいます。
しかし、最近ではそういうのは時代遅れだということで、少しずつですが崩す動きもあります。
総合職では、昇格・昇進がどんどん早くなるようになってきました。
ただ、その選考基準が曖昧なため、上がった人への妬み僻みがえげつないですね…。
また、人事制度もボーナスの評価方法を年功による差を減らし、成果(上司判断)によって評価を決めるように変わりはじめています。
まだまだ年功序列
変わってほしい若手社員。
現行制度にしがみつきたいおじさん。
成果報酬制、ジョブ型雇用にしたい経営者。
グローバルで考えたら、日本の雇用形態は異常です。
成果を出していなくても高給。
成果をどれだけ出しても低賃金。
色々と問題が山積していますが、今の儲かっているうちにテコ入れして、グローバルスタンダードの企業になっていってほしいな。
でも、しばらくはムリだろうな。
既得権益は最強ですからね。