アトピー高齢シングル妊婦という三重苦
自分でも書いていて笑ってしまうのですが、色々と属性がもりもりの妊婦さんになってしまいました。
42歳、体外受精で授かったにも関わらず、なぜか妊娠3か月くらいで離婚するという面白い人生を生きていますが、今のところ困っているのは高校生にもなって発症したアトピーくらいです。
大人アトピーは本当にしつこくて、こちらも大学病院にかかっていますがなかなか緩解しません。一時期は頭皮も掻きすぎてフケが止まらなくなり、QOLが著しく下がったので、デュピクセントを打っていたくらいです。幸いにしてこの新薬は私に合っていたようで、1年ほど続けて離脱できました。妊娠を考えていなかったら、今も続けていたかもしれません。
ということで、長くなりましたが、妊娠と並行してアトピー治療をしています。治療方針はいたって普通、外用薬を用いた標準治療です。保湿剤(ヒルドイド)とステロイド(アンテベート)をぺたぺたと塗っています。
幸いなことに、私は妊娠過程においてアトピーが悪化することがありませんでした。が、良くなってもいないので、常に皮膚のどこかに炎症や傷、かさぶたがあって、ステロイドのお世話になっています。
先日の診察で、先生から気になることを聞きました。
赤ちゃんが生まれてくると、アトピーのお母さんは、自分が塗っているステロイドが赤ちゃんの肌についてしまって悪影響を及ぼすのでは、と心配することが多いのだそうです。思ってもいなかったので、はっとしました。
ただ先生がおっしゃるには、半日もたてばステロイドの成分はお母さんの肌に吸収されるので問題ないとのこと。それよりも、塗らないで悪化させて、その傷に発生する雑菌などが赤ちゃんの肌にうつる方がよほど悪影響なのだとか…
子へのアトピー遺伝ばかり考えていましたが、そういった常在菌の母子間の継承の方が重要なようです。
私は手指のアトピーがなかなか治らない状態が続いているので、出産までの1か月ほどでこちらを治療するという目標ができました。
アトピーを持っている方で、これから赤ちゃんに触れ合う予定がある方は、治療を頑張って綺麗な皮膚にしておくことをお勧めします。