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破談危機を経験して「自立とは依存先を増やすこと」に膝パーカッションできるようになった
「膝パーカッション」はアルテイシアさんの表現の中で殊更気に入っているのですがまあそれは置いておいて…
私は一応、結婚しているのですが、結婚する時にひと悶着あり、まあぶっちゃけると破談しかけまして、生理不順になるくらいまで精神状態が悪化したことがあります。精神的ショックが大きすぎて過呼吸気味になったり、ショック状態が続いているのだと生理心理学の学者をしている友人に指摘されたりと、散々な状況でした。
そんな時に頼りすがったのが、今まであまり個人的な話をしてこなかった母、姉、そしてそこそこ仲良くしてくれていた友人たちです。
私は普段、電話をしない人なのですが、たまらず母に電話して2時間、それが2日に1回のペースで、自分のことから母の結婚のこと、父とのことなど様々話しました。
母に電話を掛ける事に慣れてくると、自然と他の人にも頼りたくなり、まずはLINEで現状を話して事情を説明したのち、電話させてもらって、延々と愚痴を聞いてもらうなどするようになりました。私が酷い状況だとみんな理解してくれるので、頼らせてくれたんです。
普段はしない話、相手の悩みなどもして、お互いの自己開示が進み、気づくと以前よりお互いのことを信頼できるようになったように思います。そして何よりみんなが頼らせてくれたことで「私、一人じゃなかったんだ」と漸く気づくことができました。
婚活を始めた時には「人生で一人くらい絶対に信頼できる人がほしい」と思っていましたが、私は既にいく人かのそんな存在を得ていたようです。
もちろん生計を同一にする家族ではありませんが、こうやって弱った時にがっつり背中を支えてくれたり、短時間だとしても一緒に歩いてくれる相手がいることは、心の支えになります。
このことに気づけたことで、私は精神的にも自立できたのだなあ、と実感することができました。もっと早くに気づいていたら、婚活もしなくて済んだかもしれません。そして「結婚なんてしなくていい」と言い切る女性たちの気持ちもよくわかるようになりました。彼女たちは依存先を沢山持っていて、誰か一人に頼る必要がないのかもしれません。
私の周囲の人をみていると、よく思います。自己肯定感が低い人は、自分のことを孤独な人間だと思いがちです。また傷つきやすくて誰かを信じることができない人も、誰にも頼れず孤立してしまうようです。
そんな人には、そうじゃないかもよ、と言ってあげたいです。あなたを支えてくれる人、近くにいるかもしれないです。うまく弱みを見せられるといいなと思います。