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公正証書に公序良俗に反する内容は記載できないのだよ

妊娠中に離婚することになりました。

しかし養育費のことが相手方にひっかかっており、離婚届がなかなか提出できません。相手が何に納得いかないのかというと…公正証書に「養育費はゼロ円」と記載できないことです。

詳しい方はご存知かと思いますが、離婚の時に作成する公正証書というのは、お互いが離婚に際して取り決めた内容(親権や養育費、財産分与)について公的な書類に残し、守られなかったときにすぐに支払等を強制執行などできるようにするものです。

私たちのケースでいうと、親権は私(あちらは子供いらないとのことなので当然)、財産分与は共同口座を分割で話がついております。が、養育費については、私は産んでからその時の気持ちや状況で考えよう、と思っています。相手(とその家族)は「絶対支払いたくない」という姿勢です。

つまり、公正証書を作る意味はないのですが、何を勘違いしたのか公正証書に「養育費なし」を記載したいと…

法律的に見ても養育費は親の義務、子の権利。それを公式書類に「払わなくていい」って記載できるわけない…公序良俗に反することは書けません。養育費を支払わない親のせいで、片親の貧困は社会的な問題にもなっているのです。

今後の事もあり、念のため弁護士さんに相談しに行くとやはり「書いてもらえませんよ」とのこと。実際に記載された例があるようですが、その無効を最高裁まで争ったケースもあり、判決は「無効」。判例があるため、もう校正役場の役人さんもそういった内容は記載してくれないそうです。

それを相手に伝えたところ、納得いかないのか「こちらも弁護士に相談する」と、離婚届は書いてもらえず…相談した弁護士さんも困るでしょうに。

そもそも公正証書は夫婦が揃って「同意した内容を記載してもらう」もので、私は法に反する内容を同意することはしないつもりなので、作れないんですけどね…二度と会いたくないですし。

私が自分の姓に戻れるのはいつの日か…なるべく早く、不愉快な名前を捨てたい気持ちでいっぱいです。

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