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あなたがコロナ禍で最も癒されたアニラジは何ですか?

1 今回のアニラジアワードはこれまでと違う?

 

 あなたは、どの番組に投票するか決めましたか?

 私は...「ともらじ」が癒しラジオ賞を受賞して欲しい!!!

 

 アニラジリスナーであれば知っているであろう「アニラジアワード」。

 昨年は、コロナの影響で中止され、今年、2年ぶりに開催されます。

 詳しい内容は公式HPで確認していただくとして、重要なことは、昨年中止されたことにより、対象期間が2019年12月1日~2021年11月1日(約2年間)になったことです。

『アニラジアワード』公式サイト

 つまり、今回の癒しラジオ賞は、コロナ禍で最も癒されたアニラジということになります!!

 私にとっては、それがともらじということです。

 では、数多あるアニラジの中で、なぜともらじなのか?

 

音泉の購入特典CDと「ONSEN LIFE」


2 ともらじとは?

『楠木ともりのともりるきゃんどる』:

音泉で配信されているアニラジ。愛称はともらじ。

2018年から隔週火曜日、2021年7月からは毎月22日に配信。

声優でアーティストの楠木ともりさんがパーソナリティを務める1人ラジオ。

番組名にある「ともりる」は、楠木ともりさんの愛称。

 

2021年までに発売されているともらじ関連のCD


3 ともらじに癒されるのはなぜか?

 私がともらじに出会ったのは、2018年11月のことです。せつ菜(ともりるが演じるキャラ)推しになったことがきっかけでした。

 その1ヵ月後、初めてともらじにメールを送りました。当時からアニラジを聴く習慣はありましたが、メールを送ったのは7年前、別番組に1通だけだったので、私の中ではかなり異例なことでした。そして、さらに稀有だったのは、その初メールが採用されたのです!!

 人生初のメール採用の瞬間です。メールって本当に番組に届くのか!採用されているメールは本当にリスナーが作っているのか!!当たり前に思うかもしれませんが、当時の私には衝撃的なことでした。自分のラジオネームが呼ばれ、自分が考えたメールについて丁寧に答えてくれるのです。それがめっちゃ嬉しかった!!!!

 このときから、ともらじにメールを送り続けるようになりました。メール職人鈴木アルトの誕生です。

 

ともらじの公録および、ともらじも参加した音泉祭りのチケット


 コロナ禍になる頃には、すっかりともりるの大ファンになり、ともらじのスタッフ、リスナーなど番組に関わる全ての人に対しても親近感を抱くようになりました。また、ともらじを聴いてメールを送るのが私の日常になっていました。

 しかし、その頃、コロナの影響により私の仕事は、激減し3分の1以下となりました。かなり焦りました。このまま仕事が無くなっていくのではないか、そうなったらどうやって生活すればいいのか、とにかく不安でした。過去に例がないので、どのように対応すべきか見当もつきませんでした。

 けれど、ともらじを聴いているとき、メールを考えているとき、メールが読まれたときは、その不安を感じることがありませんでした。そうやって不安が緩和されると、少しずつ冷静になって現状を分析できるようになってきました。現状を把握できると、適切な対応ができるようになり、現在は、リモートワークにより何とか危機を脱することができました。

 あの苦しい時期、私は、ともらじに助けてもらいました。

 

ともらじキャラクターの1人、エンジェルともりのラバスト


 代表的な回を1つ挙げます。2020年12月22日に配信された第65回です。この日は、ともりるの21歳の誕生日であり、同時に、彼女のワンマン配信ライブ『MELTWIST』当日でもありました。このときは隔週配信だったので、数10年に1度の確率で偶然この記念日に配信となったのです。

 番組冒頭、スタッフからともりるへケーキのサプライズ!しかも、令和アニソン大賞新人賞を受賞したお祝いを兼ねて、ケーキが2つも!!そのケーキも番組キャラクター魔法少女りるりるの帽子に似せるなどこだわりがあり、スタッフから愛されているのが伝わり、リスナーとしてほっこりしました。

 

2020年の音泉祭り、プレミアム会員への入場プレゼント「音泉 笑ボタン」


 しかし、ともらじは、ただのほんわかしたアニラジとは違います。すぐさま、そのときの気持ちを575(ともらじでの俳句の呼称)で例えろという無茶ブリも付いてきます(笑)。毎回よくできるなと感心します。なお、この回は、エンディングでも575を要求されました。もうやめて!とっくにともりのライフはゼロよ!

 また、ともらじには「ともりる大喜利」というコーナーもあります。タイトル通りお題に対して大喜利をするのですが、最初にともりるがチャレンジします(させられます)。さらに、事前のメール募集の際に、構成作家の福本さんも例題を挙げてくれます。つまり、パーソナリィティ・作家・リスナーと全員で大喜利をしています。どんだけ大喜利好きなんだよ(笑)。

 ちなみに、毎回、ともりるがリスナーの中から1人、大賞を選んでいるのですが、このときの大賞はなんと私のメールでした!メール採用はもちろん、大賞に選ばれて、とてもとても嬉しかった...!!大賞者が頂けるノベルティも大事な宝物です。

 ともりるは、私が知る限り、声優界1のゲラです。このときも終始、笑っていました。ともりるの笑い声で私もつられて笑ってしまいます。不安な気持ちも忘れて。コロナ禍でも、私がいつも通り笑うことができたのは、彼女のおかげです。

 

ともりる大喜利の大賞者に送られる直筆サイン入りきゃんどるライト


 このようなお笑い要素がある一方で、ともらじには、不定期ですが、真面目に語る「ともり語り」というコーナーもあります。2020年は「充実していた」としながらも、声優は「選ばれないと仕事が無くなる」「一瞬でも気が抜けない」と、冷静かつシビアな本音を包み隠さず語ってくれました。また、心残りとして、コロナ禍で「みんなの前で歌えなかった」と、非常に残念そうでした。

 こういったネガティブな本音は、ともらじでしか聴けません。悩み方など全く違いますが、コロナによる不安や悔しさを共有できて、一人で戦っているわけじゃないんだと実感しました。同時に、それでも変わらない笑いを提供してくれるともりるの優しさと強さも感じました。私も彼女のように強くならねばという決意と共に。

 

ともらじ公録の入場プレゼント、コルクコースター(ともりるデザイン)


 私がともらじを好きであり続けるのは、メールが採用されたからでも、大喜利で大賞を頂いたからでもありません。有り体に言えば、ともらじが癒しだからです。ともらじ特有の楽しい瞬間、本音を語れる距離感、空気感が、私の不安や悩みを雪解けのように自然と解かし、温かい気持ちにさせてくれます。

 コロナで日常を失った経験が皆さんにもあると思います。コロナにより日常が如何に尊いか実感させられました。そんな中、ともらじは、私に日常を与えてくれました。ともらじは、私を日常へと連れて行ってくれる「帰ってくる場所」なんです。だから、ともらじこそ、今回の癒しラジオ賞に相応しいのです。

 ともりるには、隣に寄りそう温かい「灯り(ともり)」になりたいという活動指針があります。これが「ともり」という名の由来です。「ともりるきゃんどる」という番組名も、この理念に基づいています。ともらじを聴いて、今日も、私の心に灯りが点灯しています。


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