不動産あれこれ第11回 店舗付き住宅を狙おう、と思った頃の話
今からもう3年くらい前の話になるが、店舗付き住宅を買おうと思った時の話である。
一時期は、アパート1棟買いをしようと物件を探し、現地確認も何件かこなし、買う気満々でいたのだが、その後、新しい仕事の関係で引っ越しを選んだ。
約四半世紀ぶりに戻ってきた懐かしい街での新しい生活は、極めて順調と言えた。築45年くらいのいわゆる団地タイプは、UR管理なのでフルリノベーション済み。清潔感にあふれ、不便はない。5階建ての3階部分なのでセキュリティの心配は少なく、階段の昇降もきつくはない。駐車場は平置きで目の前、駐輪場は広く、バイクも問題なくとめておける。駅まで徒歩ですぐに行けるし、駅周辺は銀行や買い物にも便利な店が揃っている。
この四半世紀の間に、5階以上の集合住宅、戸建て、海外のフラット生活、アパートの2階、などなどに実際に住んでいたという経験、と同時に不動産投資の観点からいろいろなタイプの不動産を調べてささやかながら蓄えた知識、を併せて考えてみると、この団地タイプの住宅というのはかなりいい住宅なのではないか、と最近感じるようになった。
戸建てもいい。駅に近い高層マンションもいいだろう。だから所有できるのであればそれに越したことは無いだろう。でも実際に住むのであれば、団地タイプの住宅が総合的に見て居心地が良さそうだ。というのも、戸建てほど光熱費はかからないし、高層マンションのように縦移動に時間がかかったり、車やバイクが目の届かないところに保管されることもない。団地なら、窓から覗けばそこに自分のクルマがある、というわけだ。私の場合、特にハヤブサの置き場所が心配になる。
さて、肝心の(?)不動産投資であるが、引き続き賃貸併用物件を狙っているものの、純粋なアパート1棟買いへの関心は薄れつつあり、むしろ戸建てへの関心が高まっているという状況。
理由は、低リスクで手堅くいきたい、ということ。
500万くらいの戸建てからじっくり攻めたい、という気持ちなのである。いちおう区分マンションも調べてはいるが、同じくらいの金額を覚悟するにしては戸建てに比べて区分は自由度が低く、魅力が乏しい。やはり戸建てを買って、いろいろ試したい。
1棟買いは、賃貸併用で狙える4戸(3戸とか5戸とかも)モノとして対象に挙がるくらい。もはや6戸や8戸はほとんど見ていない、という状況。
戸建ての中でも特に最近興味を持ってみているのは、築古の店舗付き戸建て。
古くてしかも改修が必要な店舗付きは、まず安い。そして店舗部分をぶち壊してガレージに変えられるのでは?という楽しみ。店舗部分のサイズによっては軽自動車クラスになるかもしれないが、大型バイクを屋内保管したいバイカーたちにウケるに違いない、という思惑が内々にある。
まさに自分自身がそういう物件を求めていたからだ。賃貸市場に出すならこういう物件をプロデュースしたい、というわけ。
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