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27年ぶりに友と再会すると何を想うのか

新卒で入った会社の同期と、辞めて以来27年ぶりに再会した。(僕はその会社を一年程で退職)

その彼とは、1997年頃、22歳の時に会社の寮で研修期間中に、「なぁ、一緒に辞めて会社作ろうや!起業してビッグになろうぜ!」って夜な夜な語り合って熱い約束をしていたけれど…

実際は、僕だけすぐ辞めて転職を経て起業へ。彼は色々と事情があって、そのままずっと会社に残ってその後は順調に出世したっぽい。一度も転職も起業もせず50歳を迎えるまでに。その事情や心境は彼の中でも表現がしにくいものがきっとあったのだろう。

そして、27年ぶりに居酒屋で再会へ。

はたして、僕は何を想うのだろう??

起業した人間と会社勤めを続けた人間。

ちなみに、どちらが良い悪いという答えも意見も持ち合わせていない。人生の良し悪しや幸福度は世間や僕が尺度をつくるのではなく、本人の中にしかないからだ。

店の扉が開いて顔が見えた瞬間、一気に27年前のブランクが消え去り、当時の空気に包まれる。

良かった!

安堵感が突き上げてきた。これが正直な心境だろう。何も変わっていないこの空気感と会話の間合い。当時のことが一気に蘇ってくる。

でも、安心したのは、50歳にもなるオジサン2人が30年近くぶりにあったのに、外見がほとんど変わっていなかったことだ。もしかしたら小さな互いの自負が共通したのかもしれない。

〇ゲてもいないし、腹が出て〇ブにもなっていない。ましてや白髪もあまりないので、それなりの若さを保っている。オジサン同士にしかわからない安堵感だろう。(笑)

その後、何が人生の正解だったのかお互い答え合わせの夜。

もちろん、答えなんて存在しないけど・・・

ただ、色々と話していくうちに分かってくることもある。実は彼とは30年近く音信不通だったのだが、当時、一緒に辞めて会社を作ろうという約束を破ってしまったことで、僕に対してずっと心に負い目を感じていたらしい。

たったそれだけのことで30年近くも音信不通になっていたなんて悲しいよ。そんなこと一切知らなかったし気づきもしなかったけど…でも、それが人の感情ってやつだよね。

再会を社交辞令にしなかった彼の勇気と、人生後半戦これからだと思う起業家精神が引き合わせたご縁はまたいつかどこかで何か化学反応を引き起こすのだろう。時空を超えた感情は何かで具現化するのかもしれない。

人とのご縁なんて分からないものだ。再会のキッカケは人づてに僕が本を出しているらしいと知り、会社のお問い合わせフォームからくれた1通のメールからだからね。

とりあえず、もう歳だからとかお互いグジグジ言ってんじゃねえわ。今すぐ立ち上がろうよ。お互い先延ばし人生と決着をつける時が来たのかもね。何も遅くはない。

結局、時間だけが解決し、癒すこともある。また、時間が経っても消えない絆もある。時間というやつは不思議だね。いや、ご縁というやつの方が不思議だよね。

びっくりするほど長く会っていない友と再会することも悪くないなと痛感した夜。酔っぱらったついでに一気にスマホにメモッたポエムにお付き合いいただきありがとうございました。

迷ったら、久しい友に会いに行こう!

それが、幸福度を上げるコツなのかもしれない。

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鈴木 進介 | 思考の整理家®
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