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ガン治療とお金

こんにちは!
ワンボール鈴木でございます。

私は2023年6月に希少癌である精巣癌に罹患、精巣癌の中でも激レアな難治性を引いてしまい、1年たった2024年8月現在も治療継続中でございます。

治療を続ける中でどうしても付いて離れない悩みが、お金の問題です。鈴木は癌に罹患した30歳当時、まさか自分が大病に罹患するなど露ほど思っていなかったので、がん保険含む医療保険には何も入っておりませんでした。

ネット上には、高額療養費制度や保険のことなど色んな情報が混在していて分かりにくい部分もあると思うので、あくまで独身サラリーマン鈴木一個人の情報ですが実際いくらかかったのか?整理してみました!

良かったら参考にしてみてください。

①実際かかったお金
②もしも保険に入っていたら
③闘病期間の収入

の順で書いていきます。

①かかったお金

実際いくらかかったのか、整理してみました。
最初の治療~寛解の約半年(2023年6~11月)分になります。
※再発後の2024年度の治療費は含めていません。
※高額療養費制度は治療費と検査費用などの合算はできません。盲点!
※だらしない鈴木が頑張って残していた領収書を元に記載しています。もう少しかかっている可能性あり。

〇2023年6月:合計157,243円
・入院医療費 81,773円 / 外来医療費(CTやMRIなど検査も含む※以下同様) 41,950円
・入院費用(室料・入院セットレンタル・病院食) 31,520円
・その他(交通費・文書代etc) 2,000円
〇2023年7月:合計342,402円
・入院医療費 87,471円 / 外来医療費 83,271円
・入院費用(室料・入院セットレンタル・病院食) 166,360円
・その他(交通費・文書代etc) 5,300円
〇2023年8月:合計168,457円
・入院医療費 81,837円 / 外来医療費 3,580円
・入院費用(室料・入院セットレンタル・病院食) 63,040円
・その他(交通費・文書代etc) 20,000円
〇2023年9月:合計232,567円
・入院医療費 81,837円 / 外来医療費 1,990円
・入院費用(室料・入院セットレンタル・病院食) 126,740円
・その他(交通費・文書代etc) 22,000円
〇2023年10月(検査費のみ):合計30,610円
・入院医療費 0円 / 外来医療費 28,610円
・入院費用(室料・入院セットレンタル・病院食) 0円
・その他(交通費・文書代etc) 2,000円
〇2023年11月(診断書費のみ):合計12,000円
・入院医療費 0円 / 外来医療費 0円
・入院費用(室料・入院セットレンタル・病院食) 0円
・その他(交通費・文書代etc) 12,000円

6カ月合計:943,279円

でございます。
治療開始から寛解までに大体100万円ですね!
ただ、この中に削減できた費用があります。それは”入院費用”の中の室料です。
実は、鈴木は少しでも安らかな入院生活を送りたい、という想いから1泊5,500円の仕切りがしっかりした病室に入りました。これを0円のカーテン仕切りだけの大部屋にしていた場合、トータルで30万円近く節約できました
※できれば個室がベストでしたが1泊20,000~30,000円するので金銭的に不可能でした。
ただ、副作用も重いのでなるべく静かで安心できる環境にしたかったので、個人的には必要経費だったかと思います。
ここばかりは人それぞれ何を重要視するか違うのでなんとも言えませんね!

②もしも保険に入っていたら

保険に入っていなかったからこそ、なった直後は”お金やばいかも”とぶっちゃけ思いました。ただ、結果的に保険に入ってなくても何とかなるかもな~とも思っております。

もし私が20代から医療保険に入っていた場合、恐らく上記の金額は給付金で上記の金額は賄えた、もしくは結構なプラスになっていたと思います。なので一時的にはめちゃくちゃ助かったと思います。
月々支払う保険料にもよりますが相場を調べた感じ、少なくとも約90万円、高くて約200万円ほど貰えそうな感じでした。

では長期的に見た時にはどうでしょうか?以下の表は公益財団法人生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」の調査結果を参照しています。

保険料の月あたり支払いの平均額


男である鈴木が仮に20歳から平均寿命である約80歳まで保険に入っていた場合、支払う保険料の総額は
20代:1万円 × 12ヶ月 × 10年 = 120万円
30代:1.65万円 × 12ヶ月 × 10年 = 198万円
40代:1.86万円 × 12ヶ月 × 10年 = 223万円
50代:2.12万円 × 12ヶ月 × 10年 = 254万円
60代:1.76万円 × 12ヶ月 × 10年 = 211万円
70代:1.76万円 × 12ヶ月 × 10年 = 211万円  ※仮で60代と同額と想定
合計 1,217万円
です。
保険、詳しくないですが病気に掛かったらその後の月額費用はもっと上がりますよね?なのでトータルで見ると微妙かな~と思いました!

皆さんはどう思いますか?

③闘病期間の収入

企業で働くサラリーマン(無保険)の場合、会社が所属する健康保険組合の傷病手当が基本的な収入源になります。
傷病手当金とは、就労不能期間中、最大1年6カ月間は
”基本給+みなし残業代"の総額の約3分の2の金額
が健保から支給されるというものです。
※ただ、社会保険料は別途会社から変わらず毎月請求されるので実際の手取りはもう少し少ないです。

鈴木は、たまたま数年前にマンション投資の商品を買っていて疾病補償制度があったので、月8万くらいプラスで収入があり大変助かりました。
そういう保険的な要素も持つ投資商品も増えているみたいなので、作戦としてはありかもしれないですね!

トータルで鈴木は現状ちょっとプラスになってるくらいです。

とはいえ、傷病手当の入金までには
・診断書作成 2-3週間
・申請に3-4週間
かかるので、手元にお金がなかったりすると最初の1-2ヶ月は保険がないとしんどいかも、とか思ったりもしました。

まとめ

今回は、ガン治療スタート〜半年間の費用の紹介になりました。
ガンの種類によっては闘病が長期化すると思います。長期化するともちろん上記以上の費用がその期間分掛かってきますので、あくまでガン治療の1ケースとして参考に頂けると幸いです。

実際鈴木も再発から難治性としての認定もありトータルの闘病期間が1年を超えました。

傷病手当はMAX1年6ヶ月間なので、以降は収入源が無くなってしまいます。
考えることは多いですよね。

まさに備えあれば憂いなし。備え方は多種多様。20代のうちからこんな事考えれる人、世の中にどれくらいいるんだろうか。笑

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