IP BASE AWARDってなんだ?
昨日、Twitterにて「IP BASE AWARD」なる聞きなれない(見慣れない)アワードについての投稿がありました。
どうやら知財に関するアワードのようなので、本日はこれをまとめてみようと思います。
IP BASE AWARDとは
スタートアップに不可欠な知財戦略に関する基礎知識や支援施策、イベントなどの最新情報を集約した知財コミュニティポータルサイト “IP BASE” を運営する特許庁が贈る、知財戦略において優れたスタートアップ、知財支援の専門家、およびエコシステムのベストプレイヤーを表彰する年1回のアワード企画が「IP BASE AWARD」です。
そもそも特許庁が主催のアワードなのですね!
IP BASEというポータルサイトについても初耳でしたが、そちらも書き出すと長くなりそうなので、それはまた追々。
どうやら毎年知財に関して優れた活動をされている方々に贈られるアワードのようで、今年が2年目のようです。
部門は第1回から下記の3部門が設定されているようですね。
知財専門家部門
応募条件:スタートアップ支援に意欲的に取り組んでおり、その支援によりスタートアップの知財戦略構築に貢献している知財専門家または団体。
スタートアップ部門
応募条件:戦略的な知財権の取得、活用などを積極的に実施している、未上場かつ創業8年以内のスタートアップ。
エコシステム部門
応募条件:スタートアップに対し知財を積極的に活用した評価や支援、啓蒙活動を行うなど、国内スタートアップエコシステムにおける知財意識の向上に貢献している個人(投資家、アクセラレーター、支援家など)、コミュニティ・団体。
IP BASEがスタートアップに知財の情報を届けるメディアのようなので、いずれもスタートアップに関連する部門となっておりますね。
どんな方々が受賞してるのか
・第1回グランプリ
【スタートアップ部門】 株式会社エクサウィザーズ
【知財専門家部門】 大谷寛 六本木通り特許事務所
【エコシステム部門】 マスターマインドビジネスコミュニティ
・第2回グランプリ
【スタートアップ部門】ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
【知財専門家部門】 柿沼 太一 STORIA法律事務所
第2回はエコシステム部門のグランプリ受賞者はいなかったようです。
またグランプリ以外にも「奨励賞」が設けてあり、各部門で受賞者がいらっしゃいます。詳細は第1回、第2回それぞれ下記のリンクよりご確認ください。
アワード以外にも・・・?
アワード授賞式のイベントでは、授賞式以外にも、受賞者と審査委員の方々によるトークセッションも開催されたようですね。
昨年度のものはアスキーさんの記事がありました。
今年度のものはまだ掲載されていないようですので、掲載され次第リンクを貼ろうと思います。
ということで、本日は「IP BASE AWARD」なるアワードに関して取り上げてみました。
特許庁主催のアワードは「知財功労賞」が有名かと思いますが、こんなアワードもあったのですね。行政がこのようにアワードを設けると「来年度は自分(自社)が受賞するぞ!」とそれを目指す方々が生まれて、界隈が盛り上がるので、良い取り組みだと思います。来年度も楽しみですね。
また、IP BASEにて取り上げているような「スタートアップの知財」という分野は少し新鮮でした。自分の勉強のためにもこの分野については今後も取り上げていこうと思います。
それではここまでご覧いただきありがとうございました。
すずき