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土地についてあれこれと
それぞれの土地には様々なメリット、デメリットがあります。
特に土地の形状についてや向き、大きさなどはお客さんのこだわりが多い部分です。
大きければ大きいほどいい?土地の大きさについて
土地の大きさにこだわる方がたまにいらっしゃいます。
土地が大きいメリットは建築する建物の制約が少ない、日当たりを確保しやすいなどがあります。
一方、デメリットは価格が高くなるという点です。
坪単価50万円で10坪違えば500万円変わります。
お庭なども大きくなれば維持管理に手間がかかることもあります。
また将来的に売却する際、大きい土地は流動性が低いのでなかなか売却ができない可能性もあります。
土地の向きについて
やはり一番人気は南向きです。それについては以前、書いた記事があるのでこちらをご覧ください。
↓
南向きに求めるのは〇〇だけ?それなら他の選択肢もありますよ。
土地の形状について
土地の形にもいろいろあります。
正方形に近い土地だったり、長方形だったり、延長敷地だったり、高低差があったり・・・。
・正方形の土地
様々な地域でたくさんの土地を見てきましたが正方形の土地はほぼありません。
・長方形の土地
市場に出ている土地のほとんどが長方形の土地です。
建築の自由度、家が建った時の見た目の格好良さなどから間口の広い土地が人気です。
ただ間口の大きい土地は土地自体の面積が大きくなるため土地価格が高額になります。
駐車場2台を確保するのであれば間口は5.5~6メートルで問題ありません。
・高低差のある土地
メリットとしては道路から上がっているので外からの目線が気になりません。
しかし家に入るまでに階段を作る必要があります。
また高さによっては擁壁工事が必要なので建築価格が高額になります。
以前、ご契約した土地で高低差が5メートル程度の擁壁工事は1,000万円以上の工事費でした・・。
・延長敷地
延長敷地とは下の図のような形状の土地です。
建売などで大きな土地を分筆する際によく見かける形状です。
デメリットは駐車場が通路部分になるので縦列駐車をすることになります。
奥に入っている車を出すのに手前の車を一旦、動かす必要があります。
また間口の広さ、前面道路の広さによっては駐車がしにくい場合もあります。
土地の向きによっては南側に家が建っているので日当たりの確保が難しいことも。
メリットとしては周辺の相場より2割ほど価格が安くなります。
道路から奥に家が建つのでプライバシーが確保しやすいなどがあげられます。
最終的には現地確認しかありません
建物の日当たりなどは土地の形状だけで決まるわけではありません。
むしろ土地の形状より周辺環境の方が大事だったりします。
資料を見ただけでは周辺環境はわからないですし建物のプランを作成してみないと間取りもわからないことが多いです。
延長敷地で全室南向き、日当たりにも問題がない建物もたくさんあります。
私のお客さんでも「物件は知っているけど現地は見たことがない」という方がいました。
資料を見ただけで条件に合わないと判断していたのです。
しかし実際に現地を見学したら条件にピッタリだったという例もあります。
(この時は延長敷地の物件でした)
今まで条件に合わないと判断していた資料の中に現地に行ったら合格点の物件があったかもしれません。
希望の地域で物件が出たのであれば一度は現地を見学すると良いでしょう。