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心は弱いけど、それでも自分の思いは一生の宝石

はじめに

幼い頃から私は突発的なパニックが起こったり、感情の波が激しかったりで中々身体が持たない時がありました。

何気なく生活する中、対人関係が苦手で限られた事にしか興味が無く他人の感情に気付かない事が多いんです。

ある時精神科にその悩みを打ち明け、治療を進めていた際に医師から「自閉スペクトラム症」と言われました。

実際その病名を聞いた時「えっ?!」「何故だ?!」という気持ちが交錯していて自分の中で理解するのにかなりの時間がかかりました。

学生時代

私は学生の頃から周りの人との当たり障りのない話の中で自分自身の気持ちを伝える事があまり出来ませんでした。話す事が出来るとしても常に相手の表情を伺い最終的な結果を先回りして予測してしまう事がパターン化していました。

中学校時代は2・3年の時は一度も登校していません。
それは先ほど触れた精神疾患の病名を告げられた後このままの生活では更に重圧を背負ってしまうと感じ、早い段階で入院をしていました。

入院中は院内学級で課題をやったり、得意としているイラストを描いたりをしていながら過ごしていました。

高校入試が近づいてきた時には外出扱いで進学先を訪問して見学・体験をしたり、して試験対策も含めて備えを続けていました。
その後入試を経て合格が決まった後は退院に向けてその後の生活をどうしていくのかも考えながら残りを過ごしていました。

中学校の卒業式は別で確保していただきなんとか証書はいただく事が出来ました。

地元の養護学校 高等部時代〜現在

その後2018年4月から2021年3月の間は養護学校の高等部に通っていました。

共に学ぶ仲間と過ごした3年間のうち卒業を控えた最後の1年間は新型コロナの真っ只中で活動が制限され続けていた時で「私達は一体どうなっているのか…」不安でたくさんだった時もありました

卒業を控えた残り数ヶ月。「やり残した事は無い?」と自問自答。その答えは「特には無い。出し切ったよ」と答えていました。

3月に無事卒業する事が出来た後は自分のやりたい事もやりながら仕事に励んでいます。

カミングアウトした際の内心は…

「自身のSNSなどで病名や症状を明かすは流石に出来ない」と思っていた際、せっかくnoteをやっているのであればそこに執筆して明かした方がいいのではないのかと思いこちらに公表する事を決断しました。

後書き

noteでこんなに長い文章を書くのは初めてです。
重い話にはなってしまいましたが読んで下さった方々に思いが伝われば幸いです。

最後に伝えたい事

「ありのままの自分を大切に 心が跳ねる冒険に出よう」

普段散歩をしながら道に迷う事がある。
だけどそれは「道を知り、そこにしか無い物語がある」という事。

日常生活の中でもちょっとの事で躓くのは誰にでもある。でもその躓きはやがて新しい発見でもありその積み重ねで大きな成功の鍵となるヒントにもなると私自身は思っています。

自分のペースでいいんです。
ありのまま自然体の自分を信じて、心が跳ねる冒険をしてみてください。

鈴木 寛大

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