Honda eのこだわり
ホンダが販売している電気自動車Honda eだが、ただの電気自動車ではない。こだわりが詰まったホンダらしい一台だと思う。
個人的に注目しているのは、タイヤの違いである。タイヤが前後異径サイズであり、グレードによりはいているタイヤの銘柄、サイズが違うのである。標準モデルは、横浜のブルーアースを履いているが、上級モデルのアドバンスは、ミシュランパイロットスポーツを履いている。パイロットスポーツは、スポーツモデルなど、走りを追求するモデルに採用されることの多いタイヤだが、航続可能距離を重視するEVで、ハイグリップタイヤを履いているあたりは、他のEVとは違う個性を表現したいホンダの思いが感じ取れる。ちなみに、標準モデルは試乗したことがないが、アドバンスは試乗したことがある。前述したタイヤのグリップとRRの駆動方式も相まって、スポーティで爽快な走りを楽しめることができると思った。
以前から、ホンダの個性がなくなってきているということを述べてきたが、Honda eは、そんな中で本来のホンダの思考に原点回帰したモデルだと思う。