ロードスター990Sの衝撃
つい先日、マツダロードスターに新たに追加された990Sというモデルに試乗することができた。3年ほど前にロードスターSスペシャルパッケージという標準的なモデルに試乗したことがあったので、比較して何が違うのかというのをはっきりさせたかった。
990Sの売りは、車重990キロに抑え、足回り、エンジン制御などが990S専用のセッティングを施したことである。さらに一部改良で追加した新制御KPCの効果を感じやすいというのだ。
まず初めに、振り返りとして、以前試乗したSスペシャルパッケージのMT車について述べたいと思う。こういったスポーツモデルの中では、足回りのセッティングは柔らかめだ。長く乗っていても疲れないということを意識しているのだろう。ステアリングフィールは素直で、シャープというよりかは、軽快に動いていくという印象だ。エンジンは、1.5リッター自然吸気で限られたパワーを6速MTでコントロールする。この時の試乗コースは山岳区間が含まれていた。パワーが足りないという人もいるようだが、日本の道路域ではパワーを持て余すことなく、活かしきることができる。これがロードスターの良いところでもある。
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