怪我はマイナスでしかない、けどマイナスを小さくする方法はある
右膝半月板損傷×2
右鎖骨骨折
左足関節骨折
グロインペイン症候群(恥骨疲労骨折、中臀筋肉離れ)
脛骨疲労骨折
左膝半月板損傷
脳震盪×3
これは今までの自分の怪我を思い出せる限り書き出したものです。軽い肉離れとかを入れたらもっと増えます。
こんな感じでめちゃくちゃ怪我が多い自分なので今回は怪我を通して自分が感じたことを書いていきたいと思います。
自分が本気で怪我と向き合うようになったのは大学2年の時にグロインペイン症候群に罹り約1年プレーできなかったことです。この時は怪我する前含め色々なことがありすぎて嫌でも怪我と向き合わなければならない状況でした。
その一年間を通して感じた結論として残念ながら怪我はマイナスでしかないってことです。
怪我をした時って筋トレめちゃくちゃできるとか、走り込みめっちゃできるなとか思ったりして怪我したことをプラスにできるんじゃないかって思うかもしれませんがプラスにはなりません。
そもそもサッカー選手が成長するためにはサッカーをするしかありません。試合に出る→分析し課題を明確に→その後のトレーニングの中で課題を改善する→次の試合で成果を出す→新しく出た課題に再び取り組む
このサイクルを回し続けることが一番成長につながります。
サッカーは試合中に求められることが多いので混乱しがちですが、陸上選手が筋トレだけしていても足は速くならないし(多少速くなるかもしれませんが)スクワットの重量を伸ばしたいのにブルガリアンスクワットをたくさんやっても重量はそこまで伸びないのと同じです。
だからまずサッカーの練習を全力で取り組みましょうっていう話に繋がってくるのですがこの話はまた別の機会にします。
こんな感じで怪我でプレーできないのは本当にマイナスでしかないので、離脱している期間はそのマイナスをどれだけ小さくできるかという勝負になります。
ちなみに怪我をした時に強くなって帰ってくる!って言う人いますけど怪我する前より強くなって帰ってこないとまた同じ怪我するので強くなって帰ってくるって当たり前のことなんですよ。
怪我をしているからやれることをやろう、みたいな感じで患部外の筋トレとかやり始めちゃうのって勿体ないなと個人的には思っています。だってやれることないからとりあえず筋トレやっても理由が理由なんで復帰したら絶対やらなくなりますよね。笑
リハビリの期間で何をするべきかと言う話の前にそもそも怪我をしている時ってどういう状態か、普通にサッカーをプレーしている時の違いは何か、みたいなことを整理すると自ずと何をするべきか見えてくると思います。
それは何かっていうと
①時間が増える
②コンディショニングの必要がない
①は説明する必要もないですが、練習に参加できない分時間が増えますね。だから普段やらない筋トレとかみんなやりだすのだと思います。時間が増えた分どのように使うかというところはもっと考える必要があってまず自分がどうなりたいのかというビジョンを持った上で何に取り組むべきなのかを考えるべきだと思います。時間ができたからとりあえず患部外の筋トレ、ってただの暇つぶしと変わらないんで。
②の方に特に注目して欲しくて、怪我をしている期間って試合に出場できないわけだから試合に向けてピーキングしたりする必要がないわけです。
サッカーしている時のトレーニングの優先順位って①試合、練習で100%を出す、出せる状態にする②チーム活動以外の自主トレで強くなる だったのが①が無くなったことで②の強くなるってことに集中して取り組むことができます。
また、普通にサッカーをプレーしている期間に取り組むとパフォーマンスが下がったりする可能性があるし、疲労が溜まりそうで取り組めないみたいなことにも取り組むこともできます。
自分が今回マフェトン理論に取り組んだのも普通にプレーしているときに糖質0でサッカーをするとどう考えてもエネルギー切れを起こしてプレーに悪影響が出てしまうけれど怪我でプレーができなくなったことで体質改善に取り組むことができるなと思い取り組みました。
今回は怪我に焦点を当てて書きましたが、怪我に限らず今自分がなりたい姿を想像した時に自分がどのような状態で何をするべきなのかを常に考えることが生きていく上で重要だと思います。自分がなりたい姿と自分のギャップ、それに加えて今の自分の状態を整理すれば自ずと行動は決まってきます。
ではまた。