EVgoは10.5億ドルの政府融資で一気に給装充電網拡大へ
米国の充電サービス事業者;EVgoはDC急速充電器の米全土への普及に際して10.5億ドルの連邦政府融資を獲得しました。
バイデン政権が進める公共充電網を補完する形での施策で、融資を基にEV過疎地へのインフラ整備を図る方針です。
1;EVgoが政府融資獲得
10/3にEVgoは7,500台のDC急速充電器の設置に向けてエネルギー省(DoE)から10.5億ドルの政府融資を獲得したとリリース。
今回の融資はDoE/融資プログラム局が主催するもので市中金利に比べて低コストであることが特徴。スキームは[連邦金融銀行からの融資]で[DOE保証が付く]ものとなり、プロジェクト資産のみが担保のノンリコース形式。
今回の融資を通じて、26年にインフラ着工を開始して30年に完了する予定で、米全土に充電拠点を拡大する取組を加速する
主な展開予定市場は、アリゾナ/カリフォルニア/フロリダ/ジョージア/イリノイ/ミシガン/ニュージャージー/ニューヨーク/ペンシルベニア/テキサスなど。EVgoはIRAの一環で拡大された[30C税額控除]も活用して、地方/低所得コミュニティへの投資促進に重点を置く公共充電インフラの構築を支援する
2;EVgoの施策方針
EVgoのNW拡張で、集合住宅居住者や公共充電に依存するEVドライバーが利用する地域でアクセス/可用性の工場に重点を置いたEV充電網が整備。政府が主導する[全国電気自動車インフラストラクチャ(NEVI)]が展開する回廊充電を保管するものと位置付け
バイデン政権は[Justice40]イニシアチブに沿って、EVgoのDC急速充電器の40%以上は、特定地域(環境負荷に伴う阻害地域)に建設される
今回の融資に基づくプロジェクトでEVgoは1,000人以上の雇用が創出されるとしており、うち700人以上が建設/エンジニアリング/開発/運用/保守に携わるとのこと
EVのCEO;Badar Khan氏は下記のように政策に従った展開を強調する
-[EVgoは、最も必要とされるコミュニティでEV充電アクセスを増やすというバイデン政権の目標を共有している]
-[今回の歴史的な投資により、米全土のEVドライバーに公共充電を提供するためのNW拡張が大幅に加速される]