Waymoは第5世代ロボタクでZeekrに続いてHyundai採用へ
Waymoは第5世代のロボタクとしてHyundaiと提携してIONIQ-5の採用を決めました。
従前はZeekrの車両を用いる前提で試験を行っていましたが、中国リスクの高まりに伴う対応意図があろうかと思われます。
Hyundaiは米国内で生産、当該車両をWaymoが自社拠点で加工するとのことでリスク最少化を図ります。
1;WaymoとHyundaiの提携
10/4にWaymoはHyundaiとロボタクNWへのIONIQ-5EVを導入することで契約締結。Waymoのシステムを搭載たIONIQ5の路上テストを25年後半までに開始し、試験後は数年内に乗客サービスへ実用する予定
Hyundaiはジョージア州に開業予定の工場でIONIQ5を製造。その後、Waymoが自社拠点で自動走行車技術を車両に統合。
Waymoは[Hyundaiと協働でIONIQ5を相当量生産する予定]であるとし、台数の明言は避けているが、現在利用中/予定の車両を置き換えるものではない想定
2;本件以前の動き
-Waymo-
Waymoはサービス実装/提供する中で車両を随時入れ替えて最新機能を提供。サービス開示当初はChrysler PacificaのHV版で開始し、徐々に置き換え
現在はJaguar I-Pace SUVが太宗を占めるが老朽化が目立つという指摘も…。現在、SF市でZeekr(中国)の自動運転用バンで試験を行うが、関税問題を孕んでいる…
なお、サービス利用に係るアプリ/Web機能も拡大しており、利便性向上に注力。最近ではUberと連携、オースティンとアトランタの2都市で[Uber-Waymo相互融通][アプリ統合]を実行する方針
-Hyundai-
Hyundaiは時間/資金をかけて自動運転会社;Motionalを設立&運営してきたが状況は厳しい…。当初の合弁相手であるAptivは24年初めに事業撤退し、Hyundaiが財政支援へ
Hyundaiの完全子会社化後、大規模レイオフで従業員を数百人削減。CEOのKarl Iagnemma氏は9月に退任