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レターパックで5000兆円を送るには

おことわり
郵便法(昭和22年法律第165号)第17条の規定により、レターパックで現金を送ることはできません。
この記事は違法行為を推奨するものではなく、あくまで可能性について検討したものですので、あらかじめご了承ください。

人生には、郵便で5000兆円を送らなければならないときがある。
この記事では、レターパックで現金5000兆円を送る方法を解説します。

使用するレターパック


日本郵便が提供するサービス「レターパック」には、「レターパックライト」(全国一律370円)と「レターパックプラス」(全国一律520円)がありますが、今回は後者のレターパックプラスを使用します。

レターパックプラスは、重さ4キログラムの制限がありますが、厚さに制限はありません。この特性を利用して、専用封筒を箱状に変形して送ることがあります。しかし日本郵便は、料額印面が隠れたり、配達証のシールが剥がれやすくなる等の理由により、推奨していません。

そこで、今回はレターパックプラスを円型に変形して使用することにします。三谷純教授(筑波大学大学院システム情報系情報工学域)によれば、レターパックプラスは、ピローボックス型に変形すると容積が最大になります(4290立方センチメートル)。

三谷教授の試算では、変形後のレターパックの寸法が不明なため、以下のサイトで示された数値(たて20.5×よこ20.5×たかさ12センチメートル)を利用することにします。

現金5000兆円と1万円札の大きさ

額面だけ見てわかる通り、5000兆円はとてつもない量のお金です。2023年度予算案の一般会計は114兆3812億円(閣議決定時点)ですから、日本の国家予算のおおよそ50倍に相当します。日本の最高額紙幣は、1万円札ですから、レターパックプラスで5000兆円を送るには、5000億枚の1万円札を取り扱わなければなりません。これは体積にして、6080億立方センチメートル(25メートルプールで1200個ほど)に相当します。

1万円札の大きさは、たて7.6×よこ16(センチメートル)です。100万円の札束の厚さが1センチメートル、重さが0.1キログラムですから、1万円札の厚さは0.01センチメートル、重さは0.001キログラムと推定されます。したがって、1万円札一枚あたりの体積は、7.6×16×0.01=1.216立方センチメートルとなります。

必要なレターパックの枚数と送料

これをピローボックス型のレターパックプラス(4290立方センチメートル)に限界まで押し込むと、4290/1.216=3527枚=3527万円入ります。重さは、0.001(キログラム)×3527(枚)=3.527キログラム)であり、レターパックプラスの重量制限(4キログラム)を満たしています。

5000兆円をレターパックプラスで梱包すると、必要な専用封筒の数は、1兆4176億3538万4180枚となります(5000兆(円)/3527万(円)=1,417,635,384,179.189(枚)。小数点以下切り上げ)。

これに必要な送料は、レターパックプラスは1枚520円ですから、1兆4176億3538万4180枚に520円を乗じて、737兆1703億9977万3600円となります。5000兆円のおよそ6分の1ですね。

さて、レターパックは厚さ3センチメートルを超えると、コンビニでは引き受けてくれなくなりますから、最寄の郵便局まで持ち込んでください。送料の支払いも、およそ737兆円の支払を現金で行うのは非現実的ですから、キャッシュレス決済の利用が便利です。郵便局では、複数のクレジットカード、電子マネー、スマホ決済が利用可能です。

おことわり
郵便法(昭和22年法律第165号)第17条の規定により、レターパックで現金を送ることはできません。
この記事は違法行為を推奨するものではなく、あくまで可能性について検討したものですので、あらかじめご了承ください。

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