エリザベス女王杯回顧 ノームコアは中距離でも走れる! はず。

こんにちは、あきらです。

馬券の軸のウラヌスチャームが1コーナーで後方にいたことを確認して馬券は諦めました😩

3コーナーから早めに上がって行きましたが、勝負どころで動いてもスピードが足りないので案の定4コーナーで着いていけなくなり、直線で馬群に沈みました。

こうなることも想定していましたが…。

必ずどこかで走ってくる馬だと考えているのでその時が来たと感じたら狙っていきます!

そして今回のエリザベス女王杯の1番の驚きはノームコアの逃げでしょう。

時計が出る馬場状態で前も残っていたのでもしかしたらと思いましたが、全く見せ場なく直線で後退。

逃げ馬不在でペースも上がっていなかったので逃げるという選択は悪くないと思いますが、もう少しペースを落としたかったはずです。

そもそも横山典弘騎手は全く促していません。
むしろ馬とケンカしない程度に手綱を抑えているように見えます。

ペースも馬場を考えるとハイペースではなかったと思いますし追い込み馬が先行して結果を出すこともまあまああるので、今回は結果が伴わなかっただけで内容自体は悪くなかったと捉えています。

ノームコアの走りで一番見てもらいたい場面はゴール後です。

直線で後退したはずのノームコアがゴール後に前の馬たちを捕まえにいくような伸びをしていました。

逃げてバテた馬なら失速しながら止まるのが大多数だと思います。

しかしノームコアはゴール後もまだ走っていました。

これを見てしまうと2200mが長いとは感じません。
まだまだ余力があるように見えて、全直で走っていないように映りました。

来年も現役を続けるなら中距離での走りをもっと見たいですね。


見事連覇を成し遂げたラッキーライラックですが1番印象に残ったのは4コーナーで上がっていく場面です。

ルメール騎手の判断も素晴らしいかったですし、あわせてラッキーライラック自身が勝つポイントを理解して走っているのではないかと感じました。

ルメール騎手は促すだけで加速して位置を押し上げ、直線を向いた時には先頭を捉えていました。

後ろにいたラヴズオンリーユーとサラキアはついて行くことができません。

格の違いを見せつけるように走る姿が印象的でした。

それと展開も向いたように感じます。

レースラップはノームコアが刻んだ数字なので、その後方にいた馬たちはもっと遅いラップで走っていることになります。

向正面で動きはなく、3コーナーでウラヌスチャームが動いたぐらいで、後方で脚を溜めることができました。

ラッキーライラックの得意な展開はスローからの上がり勝負です。
今回のように時計が速くて、上がりも速い条件でパフォーマンスを上げてきます。

もっとタフな展開になっていれば結果は大きく変わっていたと考えます。

もし有馬記念に出走してきても例年通り淀みなくな流れるようであれば好走は難しいと考えています。


サラキアがここまで走ってくることは予想できなかったです。

レース前では先行有利で末脚を生かす競馬をするサラキアは届かないだろうと踏んでいたが、鋭い末脚で追い込んできて結果的に差し決着。

展開も読み違えて、サラキアの能力も過小評価していたようです。

ここで走ったことで、小回りも走る、道悪も走る、高速馬場も走る、では一体どこなら走らないのか。

今のサラキアの走らない条件は何なのか?

今回のように末脚を生かす競馬を続けるのであれば、展開に左右されることはあるでしょう。
それぐらいしか今のところは思いつきません。

今のサラキアなら弟のサリオスともいい勝負するのではと思わせてくれます。
しかしシルクレーシングの馬なのでもうすぐ引退でしょう、おそらく。

一緒に走る姿も見てみたいファン心理が働いています。


他に気になった馬を何頭か挙げていきます。

ウインマリリンの4着はこのメンバーなら好走と捉えてもいいかもしれませんが、もっと勝負してほしかったというのが第一印象です。

相対的に最速で上がれる脚は持っていないのでもっと早めに仕掛けて勝ちにいっていればもしかしたら着順が上がっていたかもしれないと本気で思っています。

着順が下がってしまう危険もありますが。

4コーナーで周囲の騎手の手が動いていても内でじっとして仕掛けを遅らせることのできる横山武史騎手の冷静さに驚き、オークスでの父典弘騎手の手綱捌きを想起させるものでした。

だからこそもっともっと攻めた騎乗もできたのではないかと期待してしまいます。

これからもウインマリリンと横山武史騎手のコンビは要注目必須です。


7着に負けたリアアメリアはこの展開で走れなかったことが腑に落ちません。

無理なく先行できて道中も速くはならなかったので、脚を溜めれる条件にあったはずです。

高速馬場も特に問題ないと考えているが…。

トビが大きいので内回りはマイナスだったはず。
直線が長くて直線から加速してトップスピードに持っていけるコースの方が間違いなく合っています。

単純に能力が足りなかったかもしれないし、馬込みで競馬をするのも良くないかもしれない。

他頭数になればなるほど外枠の方がいいかもしれない。

これからの走りを見て色々と答えを探していきたいです。


シャドウディーヴァもトビが大きい方なので内から馬群を縫うように伸びることが苦手です。

今回のレースを見て他頭数で内枠に入ると危険だなと改めて感じました。

特に今は馬場が綺麗で内が開かないために余計に苦しくなてしまった。

馬群の外を気持ちよく走らせてあげれば伸びてくるはず。

やはり直線も長い方がいいですね。


今年のエリザベス女王杯とヴィクトリアマイルの結果を見ると5歳牝馬のレベルが高いことを表しています。

アーモンドアイ、ラッキーライラック、ノームコア、サウンドキアラなど今年の牝馬路線を引っ張る世代でした。

クラブ馬だと今年で引退してお母さんになる馬たちもいます。
お母さんになっても競馬界を引っ張っていくような存在になることを願っています。


いかがだったでしょうか。

エリザベス女王杯の結果から個人的に感じたことを書かせてもらいました。

この記事があなたの予想の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも一緒に競馬を楽しみましょう。

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