ミニアルバム「天藍」楽曲紹介シリーズM2踊り明かそう ~ミュージカル「マイフェアレディ」について~
こんにちは
シンガー・アクター・MCの野々村すずかです。
3月29日に映画「Teamその子」の主題歌とカバー曲を収録したミニアルバムをリリースさせていただいたのですが、
思い入れのある楽曲づくしで、ジャケットでは思いを語りつくせず、、、
こちらのブログでは、CDのプログラムノートに載せつくせなかった楽曲についてのお話や、レコーディング時のお話などをご紹介します!
より演奏をたのしんでいただけるのでは、と思うので
ご覧いただけますと幸いです。
さて今回は、2曲目に収録しているミュージカル「マイ・フェア・レディ」挿入曲「踊り明かそう」についてご紹介します!
まずは「マイ・フェア・レディ」のご紹介をば。
この作品はオードリーヘップバーン主演のミュージカル映画として、目にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
戯曲「ピグマリオン」を原作とするこの作品は、ミュージカルの権威あるトニー賞でも多くの賞を受賞し、日本でもミュージカルが上演されたり、様々な形で今のもとに届けられています。
作品の曲の中でも「踊り明かそう」は、最も有名な楽曲で沢山のアーティストによって円盤化されています。
「マイ・フェア・レディ」あらすじ
このお話は、田舎娘のイライザの酷い言葉のなまりをきいた教授ヒギンズ教授が、「自分の手にかかれば下世話な花売り娘も、素敵なレディに仕立て上げられる」といったことがはじまりです。
その後、ヒンギスはイライザを教育することになり、見事上流階級の話し方をマスターさせ、その喜びの思い溢れる場面で歌う曲が「I Could Have Danced All Night「踊り明かそう」です。
日本語歌詞について
みなさんが一度はきいたことのあるといえる、この曲。
英語と日本語、どちらのほうが皆さまは馴染みがあるでしょうか?
今回のレコーディングでは、日本語版で歌いましたが
初めて人前でこの曲を演奏したときは、英語で歌いました。
今回は英語で歌うか、日本語で歌うのか、
非常に迷ったところでもあります。
日本語だと皆さん聞きやすいし、馴染みが深い。
一方英語のほうが、実は歌詞の内容が多く含まれているんです。
どういうことか。
これは日本語と英語の、言語の構成についてのお話なんです。
踊り明かそうの歌詞でご説明してみます。
日本語歌詞の冒頭は、
単純に音の変化で数えると、7つの音でこの文章を歌っています。
一方、英語歌詞の冒頭で同じ曲の長さは
同じ長さで、英語は同じ内容を2倍話しています。
理由は簡単で、
日本語は基本的に母音と、子音がくっついて、ひとつの音になります。
(あ行や、撥音などは除きます)
その為、単純に一つの言葉を歌うのに、母音の数だけ音符が必要になります。
一方、英語は母音を必要としない子音があったり、一つの音符で複数の母音を歌うことができるので、音符の数よりも多く発音することができます。
結果的に、英語の歌詞の方が内容量が多くなりやすいということが、和訳の歌詞がでているものだと、起こります。
その分日本語歌詞をつくる場合、訳詞者の解釈が入ったり要約されて面白かったり、海外の分かりづらい文化が日本になじみやすいものなったりします。
(最近勉強したミュージカル曲だと、シリアルを落とした、がリンゴが転がったになっていました!!)
今回はみなさんに聞いていただきやすいようにと、日本語歌詞を選びましたが、英語歌詞を見ていただくとその違いがおもしろいこともあるので、
ご興味があるかたは、是非ごらんくださいね!
→参考サイトはこちら
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