モーニング娘。の魅力をこの地球に伝えたい 〜逃した魚は大きいぞ!〜
「人はなぜ書くのか」について、これまであらゆる議論が交わされてきた。
それは後世に残す記録であったり、自己表現の追求であったり、自己の存在を世間に知らしめるためであったかもしれない。
僕はこれまで3冊の単行本を出版し、雑誌やWEBメディアなどでも多数のエッセイやコラムを執筆してきた。
「どうしてもこれが書きたい!」と企画書の段階から情熱を注いだものもあれば、オファーをいただいてから執筆したものもあり、正直なところ安定した収入のためとか、知人に頼まれたから仕方なくとか、「なぜ書くのか」その目的は企画によって様々だった。
そしてこのテキストは、誰に頼まれたわけでも、原稿料が発生しているわけでもない。
僕は『モーニング娘。』の魅力を伝えたい。だから書く。
それだけだ。
モーニング娘。はアイドルか否か
1998年に結成され、「日本の未来は 世界がうらやむ」と高らかに歌ったとおり、世紀末から2000年代初頭にかけて国民的アイドルの名を不動のものにしたことは言うまでもない。
メンバーの加入と卒業を繰り返し、現役のモーニング娘。'19メンバー14名を含め歴代44名が在籍した、21年以上も第一線で活躍する老舗アイドルグループである。(2019年11月7日現在)
もしも「あなたにとってモーニング娘。とは?」と問われたら、僕はこう答える。
「アイドルを超越した“何か”」と。
これには異論があるだろう。熱心なファンによっては「いや、モーニング娘。こそが真のアイドルだ!」といった声も上がるはずだ。
平成の30年間は、「アイドル」という概念が著しく多様化した時代だった。
松田聖子、中森明菜、小泉今日子らが昭和に「アイドル歌手」というジャンルを確立し、平成に入ると、バラエティアイドル、グラビアアイドルが登場。さらにはご当地アイドルや地下アイドルなど、「歌手」に留まらず、歌わずとも踊らずとも、メジャーもインディーズも問わずアイドルを名乗れるようになったのが令和時代である。
そんな中で、仮に「真のアイドルとは」と定義したり、「誰が、どのグループが真のアイドルか」を決定したりするのは、どだい無理な話。
あの子のルックスこそ真のアイドルだ、いや彼女の歌声こそ、いいや彼女のトークこそ、あの子の握手会の対応こそ……アイドルという価値観が多様化した今、そんな議論はナンセンスである。
そのため、「アイドル」という枠内で語るのではなく、「モーニング娘。とは、仮にアイドルではないとすれば、何なのか」を3つの切り口で解説したい。
1. ボーカルとダンスのプロ集団である
この2、3年は、やっと現役メンバーの活躍が評価され、特に若い世代を中心にグループの人気が再熱しているのだが、いまだに日本国民のほとんどがモーニング娘。に対して抱いているイメージは「まねしやすい振り付けでWow Wow歌ってる女の子たち」ではないだろうか。
実は僕自身も、つい数年前までそう思っていた。
無理もない。確かにそういう時代が過去にはあり、そのイメージこそ日本国民が最も多くテレビで見かけていたモーニング娘。の姿だからだ。
モーニング娘。を排出したオーディション番組『ASAYAN』、とんねるず 石橋貴明の強烈ないじりでグループの人気を確立させた『うたばん』、メンバーのバラエティスキルを覚醒させた『めちゃ²イケてるッ!』、絶叫マシンロケからコントまで何でもやった冠番組『ハロー!モーニング。』、FNS27時間テレビのパーソナリティ、数多のCM……あの頃の彼女たちは、まさにテレビで見掛けない日はないほど超超超超いい感じだった。
当時を知らない世代にブームがどれほどだったかを説明するなら、「飽きるほど」という表現が最も的確だろう。
数々のブームが必ず廃れていった前例に漏れず、やがてメディアや視聴者から飽きられることとなったモーニング娘。は、初期メンバー最後のひとりの飯田圭織が卒業した辺りを境にテレビの露出が激減。7年続いた冠番組ハロモニ。も最終回を迎えた。
“モーニング娘。バブル”はシャボン玉のごとく弾けたのだ。
スターの苦悩は、一度得てしまった栄光を維持することだ。あの時代にモーニング娘。が残した栄光は、あまりに大きい。
当時ほどの大ブームが再来でもしない限り、「おちぶれたグループ」「もう終わったアイドル」などのネガティブイメージを完全に払拭することは難しいだろう。テレビを賑わせていた時代の映像が、今や「懐かしのVTR」として特集されてしまうこともあるくらいだから。
僕がこれまで、いくらモーニング娘。の魅力を吹聴しようと思っても、周囲の反応は同じだった。
「だって、もうテレビに出てないじゃん。活躍してないんでしょ? 今更モーニング娘。を見る価値ってあるの?」
僕はそんな心ない言葉に何度、悔し涙 ぽろりしたかわからない。
そうじゃない。モーニング娘。がテレビに出なくなったのは、決しておちぶれたからじゃない。むしろその逆である。
考えてみてほしい。テレビに出ることだけが活躍だろうか。
テレビ番組に出演しなくとも、ハイレベルなLIVEパフォーマンスで長年ファンから指示を集めているロックバンドを、誰でも1組は思い浮かべられるはずだ。ONE OK ROCK、Dragon Ash、BUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION……今のモーニング娘。はほぼ、それである。
モーニング娘。はROCK IN JAPAN FESTIVALに2年連続で出演し、特に2019年はメイン会場となるグラスステージで殺人的酷暑の中、50分間ノンストップのパフォーマンスを披露。その圧倒的なステージで耳目の肥えたロックファンを唸らせた彼女たちは「体力おばけ」と評され、ネットをざわつかせた。
モーニング娘。が体力おばけになったのには、明確なプロセスがある。
元々モーニング娘。は、LIVEや歌番組での生歌を徹底してきた“ボーカルグループ”であることは、一般的にあまり知られていない。
そもそもロックボーカリストオーディションに参加したソロシンガー志望5人の寄せ集めで結成されているし、デビュー後も、シャ乱Qのフロントマンとしてカリスマ的歌唱力を誇ったプロデューサー つんく♂から厳しい手ほどきを受けてきたグループである。
さらに、5期メンバーの高橋愛がリーダーに就任し、6期メンバーの田中れいなとのダブルセンター体制となった2007年頃から、数々の新たなアイドルグループがその名を轟かせる中、モーニング娘。はテレビ出演の機会が減少した代わりに、ボーカルとダンスによるステージパフォーマンスに一層磨きをかけるよう方向転換した。
特に、幼少期より宝塚歌劇団を目指し英才教育を受けていた高橋愛の群を抜いた歌唱力とダンスは今や伝説化し、まさにアイドルを超越した“何か”と評するのにふさわしい神々しいまでの存在感を放っていた。
(2010年1月9日『Hello! Project 2010 WINTER 歌超風月 〜モベキマス!〜』より)
そんな先輩たちを見て育った現役メンバーたちが、さらにボーカルとダンスをグレードアップさせ、極めてハイレベルなステージパフォーマンスを引き継いでいるのが、今のモーニング娘。なのである。
ここで、彼女たちの1年間のスケジュールを見てみよう。
モーニング娘。は春と秋、年2回の全国ツアーが恒例となっている。
夏と冬にはハロー!プロジェクト全体の全国ツアーが開催され、CDや写真集がリリースされればリリースイベントや握手会、その合間にはミュージカルやその他の単発イベントが開催される。
お解りいただけただろうか……彼女たちは、1年を通して休むことなく全国ツアーの舞台に立っている。
この仕事量だけでもゾッとするが、さらにハロー!プロジェクトが掲げるモットー、それが「学業優先」である。
そのため、数々のレッスンやリハーサルは平日の学校帰りに行なわれ、上記で挙げたほとんどのLIVEやイベントが土日に集約されている。しかも全国ツアーでは、土曜に昼夜2公演、翌日の日曜には別の都市へ移動して2公演と、毎週末4公演をざらにこなしている。当然のことながら、上記で列挙しきれていない細かな仕事もある前提で、だ。
え……? 休み、無くない……?
こんな激務を、誰もHelp me!!と弱音を吐かずに、ここにいるぜぇ!と笑顔でやってのけるのだから、その体力と精神力たるや、正気の沙汰ではない。(褒めてる)
モーニング娘。は、おちぶれたからテレビに出なくなったのではない。
テレビ出演に重きを置けない(置かなくていい)ほど、年間を通して膨大な数のステージパフォーマンスをこなすボーカルとダンスのプロ集団なのである。
ここまでで既に3,500字を超えているが、「モーニング娘。とは、仮にアイドルではないとすれば、何なのか」を解説する3つのうちのまだ1つしか述べていない。決して離脱せず読み切っていただきたい。
2. ハイクオリティな楽曲の宝庫である
よく誤解されるが、僕はいわゆるアイドルオタクではない。
アイドルファンの間では「誰推し?」という会話が頻繁に交わされているけれど、僕はモーニング娘。というグループ自体が好きなのであって特定のメンバーをひいきしているわけではないし(これを「箱推し」と呼ぶことを後から知った)、モーニング娘。が好きだからって他の女性アイドルグループにも熱狂できるかというと、決してそういうわけでもない。
僕はもともと好きな音楽のジャンルや時代が幅広く、50〜60年代のBuddy HollyやThe Beach Boysなどのオールディーズから、Elvis CostelloやLed Zeppelinなどのブリティッシュロック、日本のアーティストでは大瀧詠一、Flipper's Guitar、ピチカート・ファイヴをはじめとする渋谷系まで、ジャズも好きでElla FitzgeraldやAnita O'Dayの歌声とOscar Petersonのピアノなどを気に入って学生時代からよく聴いていた。(いけ好かないヤツでしょ?)
そんなふうに気取って音楽を聴いてきた僕にとっても(いや、だからこそ)、モーニング娘。は単純に「音楽」として面白い。
つんく♂には元々「アーティストが嫌う、少しダサい曲の方が売れる」というプロデュースにおける信念がある。すぐにまねできる振り付けや、随所に差し込まれるコミカルな台詞で大ヒットした『LOVEマシーン』『ハッピーサマーウェディング』『ザ☆ピ〜ス!』などがその好例である。
もちろんこれらも改めて諦聴すればサウンド面で丁寧に作り込まれていることがわかるのだが、おちゃらけパーティーチューンばかりがモーニング娘。の代名詞になっているのは、非常にもったいない。
それらはモーニング娘。の歴史の、ほんの一部でしかないからだ。
例えば『LOVEマシーン』以前には、1999年のシングル『Memory 青春の光』がある。グルーヴィーなサウンドはニューヨークでレコーディングされており、本国のそうそうたるセッションミュージシャンが参加している。
中でも、安倍なつみの重厚感のあるメインボーカルに美しい高音のハーモニーで花を添える矢口真里が素晴らしい。彼女が乳首からセクシービームを出すだけの炎上タレントではなく、本来は実力派ボーカリストであることがわかる名曲である。
さらに同時期には、初のグループ内ユニット「タンポポ」による唯一のオリジナルアルバム『TANPOPO 1』がリリースされているが、これがとんでもない名盤である。
UKロック、R&B、ソウル、ジャズ……全10曲が様々なジャンルをルーツに、それでいてポップに昇華されており、つんく♂の音楽性の深さとマニアックさが爆発している(2019年現在、デジタル配信されていないのが残念でならない)。
これら音楽性の高い作品がセールスを振るわなかったため、世紀末当時のつんく♂は「今、社会が求めている音楽は、これじゃない」と悟り、その直後に生まれたのが『LOVEマシーン』だった。その後の大成功は、誰もがご存知の通りである。
そして、メディア露出が激減した2007年頃、ステージパフォーマンスに重点を置くようになったのと同時に、サウンド面でも大きな方向転換が図られた。『LOVEマシーン』以前のように、いやそれ以上に、つんく♂が音楽性へのこだわりを惜しみなく発揮するようになったのだ。
2008年のシングル『リゾナント ブルー』には、たとえテレビに出られなくとも一般層に媚びず、ただひたすらに上質な音楽とパフォーマンスを届けようとしたメンバーとプロデューサー つんく♂の血潮が刻まれている。
そして今、つんく♂は2014年を最後にモーニング娘。およびハロー!プロジェクトの総合プロデュースを離れ、サウンドプロデュースに専任したことで、近年はつんく♂以外のソングライターからの楽曲提供も行われるようになった。
高い音楽性はそのままに、海外で流行しているトレンドのサウンド、若いソングライターによる独創性、そして日本中があの頃テレビで見かけた“モーニング娘。らしさ”も決して損なわず、それらがミクスチャーとなってそうだ! We're ALIVEしているのである。
そろそろ読み疲れてきた頃だろうか。「モーニング娘。とは、仮にアイドルではないとすれば、何なのか」を解説する3つの切り口も、残すところ最後の1つだ。最後まで読んでくれなきゃ、泣いちゃうかも。
3. 歌劇団あるいはプロスポーツチームである
ここまで、モーニング娘。の音楽的な魅力を列挙してきたが、それでも今から彼女たちを知っていこうとするのには高いハードルが残るだろう。
「とは言っても、今のメンバーって1人も知らないしなぁ」と。
確かに、誰か1人でもドラマなんかに出てくれていれば取っつきやすいのだけど、顔も名前も知らないメンバーが14名もいるグループを新たに知ろうとするには、かなりの時間とエネルギーが必要だ。
だが、「まず推しを見つけよう」という意識は、この際捨てていただきたい。モーニング娘。は、長い歴史を誇る歌劇団あるいはプロスポーツチームだと思っていただけると良い。
彼女たちはあくまでステージパフォーマーであるため、一人ひとりの個性やトークスキルなどの点では、他のアイドルと比べてどうしても物足りなさを感じる部分があるかもしれない(逆に初期メンバーは「MAXやSPEEDには歌やダンスでは勝てない」という対抗心から、当時のマネージャー和田薫氏によってトークとバラエティスキルを鍛えられたという歴史がある)。
ところが、メンバー個々人ではなく、“モーニング娘。というひとつの文化”として俯瞰で捉えることで、モーニング娘。はぐっと面白みを増す。
例えば、21年間で総勢44名のメンバーが在籍したが、その都度どんなメンバーがいて、誰がリーダーやセンターポジションを任されていたかで、時期によってグループの色が全く異なるのが面白い。
それはまさに、宝塚歌劇団でいうところのいつ誰がトップスターだったか、プロ野球チームではいつ誰が監督で誰がスター選手だったか、というように。
モーニング娘。'14から、通称ではなく正式なグループ名として年数が付くようになったのは、このためである。この画期的なシステムのおかげで、何年にどの曲が、どのメンバーでリリースされたのか、ファンが手軽に覚えられるようになったのだ。
そしてプロデューサーのつんく♂が提供した述べ300以上にも及ぶ楽曲は、「今のメンバーが最も輝ける音楽はどんなものか」が、その都度こだわり抜いて考えられている。
センターポジションだった歴代メンバーには安倍なつみ、後藤真希、石川梨華、高橋愛、藤本美貴、田中れいな、鞘師里保らがいるが、彼女たちのキャラクターや声質、世代観にマッチするように楽曲が作られてきたことがよくわかる。
どんな複雑なメロディーやリズムも、どんなジャンルも、解釈の難解な歌詞も、彼女たちが実に見事に歌い上げているのがまた素晴らしい。
それから、どのメンバーがどの先輩に憧れて加入したかといったバックグラウンドも見逃せない。
加入当初はパフォーマンスが未熟だったメンバーが、好きな先輩に感化され、見る見るうちに成長していったり、卒業後にはその後輩にメンバーカラーが引き継がれたりするのが、なんともエモい。
どの楽曲にも見せ場となるソロパートが存在するが、「あの先輩のソロパートを、この子が任されるようになったのか!」と、新しいツアーのたびにパフォーマンスがUpdatedされていくため、LIVEに通うのがワクテカ Take a chanceなのである。
1人のメンバーを推すだけなんて、もったいない。初期から楽曲を聞き直したり、グループの歴史を振り返ったりしてこそ、モーニング娘。の真髄が楽しめると僕は思う。
しかも、現役のモーニング娘。'19が、今まさに是非ともお勧めしたいタイミングを迎えているのである。
今、モーニング娘。'19に注目すべき理由
ご存知の通り、モーニング娘。は極めて流動的であり、メンバーの卒業と加入の新陳代謝が活発なグループである。
そんな中で現在のモーニング娘。'19は、メンバーの半数以上が5年〜9年間在籍しているという、近年稀に見る円熟期を迎えている。
初代リーダーの中澤裕子は意外にも3年しか在籍しておらず、わずか13歳ながら金髪の圧倒的存在感で社会に衝撃を与えた後藤真希ですら17歳で早々に卒業している。
現メンバー最年長でリーダーの譜久村聖は、まもなく加入9周年を迎え、ハロプロ研修生(旧ハロプロエッグ)時代から換算すると11年のベテランだ。これは歴代モーニング娘。在籍年数トップの道重さゆみが記録した11年10カ月に届く勢いである。
『ASAYAN』当時は、一般オーディションからの加入が主流だった。まだあどけない素人がスターダムにのし上がる姿は多くの注目を集め、日本中の女の子が「私もモーニング娘。になりたい!」とI WISHした時代であった。
しかし、ハロー!プロジェクトは2004年から研修生制度を設けており、モーニング娘。'19もメンバーの半数が幼少期より厳しいレッスンを積んだ研修生出身である。
そして今年、メンバーの過半数が20歳を迎え、長年のレッスンとチームワークで培ったボーカルとダンスは、素人には到底まねできないクオリティに到達した。
“モーニング娘。史上最高のパフォーマンスプロ集団”、それが今のモーニング娘。'19なのである。
ただし、このテキストは2019年11月現在の情報を元に執筆しているが、明日には何が起こるか解らないのがモーニング娘。だ。
ここでモーニング娘。’17のシングル2枚を例に挙げたい。
13期の横山玲奈、加賀楓が加入したシングル曲『BRAND NEW MORNING』では、新メンバーの2人が大々的にフィーチャーされ、文字通り新しいモーニング娘。の誕生を力強く印象づけた。
その直後、早くも14期メンバーとして森戸知沙希の加入が決定。
実質的な人気No.1にもかかわらず腰椎椎間板ヘルニアの療養により前作に参加できなかった佐藤優樹が、森戸とのWセンターを担うという大胆な編成で、次のシングル曲『邪魔しないで Here We Go!』をリリース。
その展開の早さに多くのファンが唖然となった。
しかし振り返ればどちらの曲も、横山と加賀、佐藤と森戸の、個性やコンビネーションを的確に表現しているし、ファンが今聞きたい歌声、今見たいパフォーマンスをいつも届けてくれるのがモーニング娘。なのである。
上記の2曲からは既に3人のメンバーが卒業しており、工藤遥のハスキーで印象的な歌声、飯窪春菜と尾形春水の憂いを帯びた台詞は、今ではもう聞くことができない。この潔さもまたモーニング娘。の醍醐味である。
うかうかしてはいられない。いつだってDo it! Nowなのだ。
そして2019年。
3年ぶりに行われた一般オーディションで、岡村ほまれと北川莉央が合格。ハロプロ研修生北海道より昇格となった山﨑愛生を合わせた3人が15期メンバーとして加入したばかり。
実に5年ぶりの一般からの加入、しかも北川にいたってはダンス未経験という久々のど素人で、ベテランの先輩たちの中で彼女がどう成長していくのか、『ASAYAN』時代を思わせる展開に胸が熱くなる。
まだ15歳と14歳、3人とも愛くるしい美少女で、もちろんアイドルファンにもお勧めしたい逸材である。
現役のモーニング娘。'19の顔写真やプロフィールは、下記のオフィシャルサイトに詳しい。
こんなちっぽけな僕が、Tokyoという片隅で執筆したこんなテキストで、社会が大きく変わるとは思わない。
ただ僕は、このテキストで1人でも多くモーニング娘。のファンが増えること、そしてこの地球の平和を本気で願ってる。
最後まで読んでくださったみなさんに心から感謝したい。
愛あらばIT'S ALL RIGHTだ。
あらゆる言葉が無料で読める時代。 それでも、もしも「読んでよかった!」と思っていただけたら、ぜひサポートお願いします。 また新しい言葉を書くために、大切に使わせていただきます。