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20曲目『さよならの夏』(昭和51年 1976)森山良子

 “70年代の邦楽がランダムに録音されたMDを聴いていたところ、今になって耳に止まった曲”の2曲目は、森山良子の「さよならの夏」です。
 前回の「花のささやき」と同じMDに入っていまして、聴いたときには(ん?70年代の邦楽曲のはずなのに、なんでジブリの曲が紛れ込んでいるんだ?)って思って、MDのインデックスを見直したくらいでした(^^;

 これは、もう、ジブリ、というか「天空の城ラピュタ」の主題歌なのではないか?と率直に思いました。
 作詞が岩崎宏美の「すみれ色の涙」を作詞した万里村ゆき子、作曲編曲が西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」、ビリー・バンバンの「さよならをするために」を作曲した坂田晃一です。
 調べてみますと、1976年の日本テレビ制作のドラマ「さよならの夏」(岩下志麻主演の不倫がテーマのドラマ)の主題歌になっています。
 私が子どもの頃の森山良子ですから、歌は上手いにしても、子ども心には全く引っ掛かりません(ただし、「さとうきび畑」は除く)でした。
 が、どうでしょう、今聴く「さよならの夏」の森山良子の歌声は琴線に触れまくります(^^;

 さらに調べてみますと、驚くことに、2011年に公開されたジブリ映画「コクリコ坂から」の主題歌として手嶌葵がカバーしています。
 私は、この映画を観ていませんが、どのような映画であろうとも、この主題歌は映画が公開される30年以上前にジブリのために書き下ろされた、と言ってもよい良曲です(笑)

♪『さよならの夏』森山良子(昭和51年 1976)
 作詞:万里村ゆき子 作曲:坂田晃一
https://www.youtube.com/watch?v=rM3w-1ApMMw