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記憶を返してもらった
最近、自分の中で乗り越えたなと思うことがあった。
わたし前職の上司の名前、霞がかかったように思い出せなかったのね。
鶴さんの面談で「その会社が悪いと思いたいのだ」という自分に気づかされ、そこからあっさりと、その上司の名前を思い出したのだった。
思い出した時、自分にダメージが来るだろうなと予想していた。
でも、本当にあっさりしたもんだった。
「あ、そんな名前だった。どうでもいいわ」である。
なんでかって、現実的に考えて、もう会う人じゃないんだもん。
だからどうでもいいやって。
全然思い出したいとかじゃなかったんだけどね。
正直覚えておいても記憶にメリットないので、ここでは取り上げない。
で、なんで忘れてたんだろう?と言うとさ、わたし多分トラウマになったんだよね。
元々ね、名前を忘れたくて忘れたくて、何も考えないようにしてたのよ。
自分にとって不都合な記憶だったから、「わたし」が記憶を取り上げたのだと思う。ある種の防衛反応だったのだろうな。
年月が経ち、わたしはこの過去を乗り切れるだろうな、と思ったからこそ、あっさりと「わたし」は記憶を返したのだと思う。
で、本題です!!
キャリコンで色々心理学とか仕事への向き合い方とかを習って「あ、まさにわたしの今置かれている環境だ!」って思った。
今回の記事は、心理学の話などが含まれます!
結構楽しいよ!良かったら読んでみて!
フロイト「防衛機制」
先ほどのわたしの例だと、この事例は「防衛機制」の「抑圧」に当たる。
そもそも、大元の防衛機制とは「様々な葛藤の中で、感情を和らげ、心理的安定を保つために無意識に適応しようとすること」を指す。
抑圧っていうのは、「不快な体験や考えを無意識に押し込み、忘れさせる」働きなのね。
凄いよね!大体自分の悩みに答えがあるんだよ。
やっぱり勉強ってすごいよな。
あ、あと面白い話があって!
ブリッジズの「トランジション3段階理論」
この理論、(まさに私のことだ!!)って思ったのでちょっと紹介させてほしい。
第一段階が「何かの終わり」第二段階が「ニュートラルゾーン」、第三段階が「何かの始まり」っていう切り分け方をするのだそう。
いや、そもそも第一スタートがさ!!
「何かの終わり」っていうのかっこよくない?!(中二病)
表現として!!!痺れたんだけど!!!
第一段階「何かの終わり」:
何かが上手くいかなくなったことから始まり、目標や計画に対して意欲を失う。時には自分自身を見失う。
第二段階「ニュートラルゾーン」:
昔の現実が色あせ、過去の成功に確信が持てなくなり、深刻な空虚感を抱く。夢のはざま、夢の喪失状態。
第三段階「何かの始まり」:
始まりは終わりと比較してあまり印象に残らない。「何かが違うな」という変化を若干感じる程度。「他にも楽な道がある」という誘惑に打ち勝ちながら、少しずつ新たな目標に到達する。
本当に辛い時は、「自分の中の何かが終わったんだな」って思ってほしい。
ここから新しいことが始まるんだなあと思ってほしい。
シュロスバーグの「4S」理論
シュロスバーグの「4S」っていう考え方がある。
これは、転機の乗り越え方として活用される理論。
Situation, Self, Supports, Strategiesっていう頭文字を取った形。
このフォーマットに沿ってクライアントの相談内容を深堀していくんだけど、勿論自問自答にも使える。
例えば、Situation(状況)
現在の状況が生じた原因は何か?誰が選択したことか?
現在の状況は社会的に予測できたことか?
永続的なことか?一時的なことか?
同様の転機を乗り越えた経験はあるか?
「誰が選択したことか?」っていうの、刺さりませんか?
だって、大体の答えは「わたし」でしょ?
これが「親」「恋人」「友達」になる人は、一度立ち止まって考えた方が良いように思う。
エリックバーン「ゲーム分析」
あ!!過去に沢山同じような失敗をしているという人に!
良い考え方があって!
エリック・バーンが提唱した「ゲーム分析」っていうのですが。
他者との関わりの中で、繰り返し起こり不幸な結果を招いている「やりとり」に気づき、そこからの脱却方法を目指す、という分析らしい。
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いや~~~、もうね、めっちゃキャリコンの勉強面白かった!!!
次のキャリアについて
正直、次のキャリアどうしようか迷っている。
最後に営業やるか、それか人事部門のキャリアコンサルタントや福祉で悩める人の相談に乗るか。
わたし、人に貢献したいっていうのが自分の軸の大前提にあるんだよね。
今までの人生で辛いことの方が多かったからこそ、共感能力(高すぎてもダメだよ)が鍛えられたし、相談に乗れるかなと思っている。
あと人のことを結構フラットに見れると思っている。
まっすぐにその人を見つめられると思ってる。
キャリアコンサルタントの勉強を始めたのは「理不尽な状況で誰も助けてくれなかった」っていう憤りが発端なんですよね。
あの頃のわたしみたいな人が沢山日本にいると思ったからこそ、キャリアコンサルタントの勉強を始めたのかなと思った。
あの頃のわたしを助けたくて、今ここに立ってるんだと思う。
就活やキャリアコンサルタントの勉強を始めた時は、自分のやりたいこと、軸がぼんやりしていた。
でも、今大分鮮明に見えてきたと思う。
やっぱり勉強は辞められない!
コンサル営業時代は、本当に毎日疲れてて、こんな風に勉強する時間は取れなかった。
だから、この時間は有難いよね。たっぷり勉強できた。
川上未映子さんが書いてた。
「これまで自分を苦しめていたもの、また機嫌を良くしていたものの、その激しさの濃度がだんだんと薄まっていく。
またずいぶん若い頃は「いつまでこのしんどい思春期を生きればいいのだろう」とそれはそれで不安&うんざりだったけど、人はおなじ場所には長くいられないというか、耐えられないというか、よくも悪くも生きている限りはこのように変化せざるを得ない」
『さよならイノセンス』より
このしんどい時期も、過敏過ぎてしんどいことも、わたしが年を取るにつれて「濃度が薄まる」んだろうな。
だったら、この悲しみや辛さを、期間限定の味として味わい尽くしてみるのも悪くないのかもしれない。
わたしのこの性格は治らない。
そもそも治す必要がないんだ。
だって、これがわたしの個性だから。
この性格のおかげで、人の痛みに敏感になれたのだと思う。
優しい、と言ってくれる人がだんだんと増えた。
わたしはこれからも、こうやって悩んで痛がって、転んで、何か掴もうとして、もがいて、がむしゃらに生きていくんだと思う。
辛い時は「なにかが終わる」時なのかもしれない。
でも、なにかの始まりでもあるから。
少しだけ、心に留めておいてくれたら嬉しいな。