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大人になっても友だちを作りたいと思ったのは、母がきっかけでした

最近「ふっ軽に生きたい」と思うようになった

そう思うきっかけは母だった
「大人になってから友だちって作るの難しいよね」と大学の頃の友人とそんな話をしていた
仕事が生活の中心になる社会人は出会う人のほとんどが「仕事仲間」で「友だち」ではない
子育てをしていく中で出会う人たちは「ママ友」と呼ばれ、友だちというより子育てを一緒に乗り越えていく戦友みたいなものだ
そう思うと、友だちって大人になるとできないもんなんだなあと思っていた

先日帰省した際、母に友だちがたくさんできていた
カフェのオーナー、針子をする人、金継ぎをする人、、、
母と話す中で、人とつながる方法を自分なりに見つけることができた

わたしは幼い頃、友だちを作るのは簡単な方だった
同じ団地、同じクラス、同じ班、同じ習い事など
「同じ〇〇」が当てはまると、友だちだった
しかし、大人になるとなかなか同じ〇〇になることはほとんどない
だからこそ共通点がなく、友だちになることが難しいのだろう

母は、とにかく「ふっ軽」である
よく電話をすると「今ふらっと〇〇に来てるよ〜」と言う
家の近くかと思いきや、車で高速2、3時間走っている
なんでそんなところにいるの?と驚くわたしに、母は「気になる人がおったけん、ちょっと来てみた」とのこと
さすが、家族イチ行動力がある人だと感心する

母は気になるものや人、場所には会いに行かないと気が済まない性格だ
それって、すごいことだと思う
今の世の中、大体はInstagramやHPで情報が入るため「また近くに行ったときに寄ってみようかな」となるのが普通だと思っている
だから、わざわざ早起きしてそこに足を運ぶ母を尊敬する

そんな母は行くだけでは、満足しない
そこで出会った人と話をするのだ
母は自分の気になったことや感動したことを率直にその人に伝えている
わたしもだけど、自分の好きなことを聞かれることほど気持ちがいいことはない
だからこそ、たくさん話したくなる
母は、たくさん話を聞く中で、もし実践できそうなことがあれば、すぐに実践する
ワークショップが大好きで実際に体験しながら、お話を楽しんでいるらしい
ワークショップの生徒さんとして知り合った人とも仲良くなり、どんどんご縁をつないでいる

本当にかっこいいなと思う反面、
わたしにはできないなと思っていた

しかし、わたしも最近「ふっ軽に生きたい」と思うようになった
それは、わたしたちの前撮りでのこと
母はもともと呼ぶ予定ではなかったが、行きたい!と言ってくれたので同行してくれることになった
わたしたちのプランナーさんも行きたい!と言ってくれて同行してくれることに
わたしの大好きな友だちも行きたい!と言ってくれて同行してくれることに
(わたしの周りって「ふっ軽」が多いのでは!!と気づいた)

撮りについてきてくれた母

そんな「ふっ軽」の方々が集まってくれた前撮りでは、次々にご縁がつながる場面を目にすることができた
プランナーさんは母の大ファンになったから友だちになりたい!と言ってくださったり、スタジオとして使わせていただいた邸宅の方と大好きな友だち、プランナーさんがつながったりしていた
わたしはとっても素敵なヘアメイクさんとカメラマンさんとつながることができた
もし、母やプランナーさん、友だちが来てくれなかったらつながるご縁もなかったはずだ
後々わたしたちの結婚式で出会っていたかもしれないけど、今出会うことで「2度目まして」が生まれた

「ふっ軽」って、こういうことなんじゃないのって気づいた瞬間だった
今、気になる人がいたら、今会いにいく
今、気になるものがあったら、今見にいく
今、気になる場所があったら、今行ってみる

この連鎖で人と人のつながりはできているんだと思う
このことに気づいてから、わたしは無性に外に出たくてしょうがない

わたしが今、動くことで、今、つながる人がいる

そう思うと、なんだかわくわくする

大人になって友だちはできない?
ううん、そんなことはない
わたし次第で、いろんな人とつながることはできるんだ


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