マルチタスクが苦手な私の暮らし方
「今、何にも手につかんとけど…」
わたしはよくこんな愚痴を旦那さんに零す。
そんなときのわたしは、やらなきゃいけないことややるべきことを頭の中で処理できず、何からやればいいかわからん!!!と、パンクした自転車を眺めている感じに似ている。
教員時代、日々降りかかるタスクをこなしながら暮らしていた(はず)。そのときは、パンクした自転車に乗ってフラフラしてるけど意地でも降りなかった感じ。とりあえず、前に進まなくちゃと必死だった。
でも、このパンクすらも直せなくなるんじゃないか。と働き方、暮らし方を変えた。が、直面するのは、やっぱりこの問題。
そもそも、「マルチタスク」と言われる能力や手法が苦手だったんだと最近気づいた。
(日頃一緒に過ごしていて、先に気づいていた方、すみません…)
よくリクルートページの応募条件に「マルチタスクが得意な人」と書かれていることがある。
前職柄、自分はできるんじゃないか。と思い込んでいた。
だけど、わたしはマルチにタスクをこなすのが苦手だったみたい。
苦手だけど、やらなきゃいけないのには変わりはない。
例えば、朝の時間。出勤前にお弁当作り、洗濯物、洗い物、部屋の片付けを行いながら、自分の身支度をやっていく。当たり前のことなのに、あわあわしてしまう。
仕事も。接客しながら、事務的な作業も並行しつつ、周りの動きを読みながら次の仕事を見つけていく。
家事に仕事に、勉強に、式の準備に、新しいことへの挑戦も。
マルチタスクが得意な人から見ると、こんなのマルチタスクに入らないじゃん。と言われそうだけど…
自分のキャパシティを超えてしまったとき、何も手がつかなくなる。
そんなときに私がやっていることが3つある。
○香りを味方につける
これは、私だけの精油。
母がお世話になっている美容室の方が、私のために作ってくださったもの。(調合された日が、意図せず私の誕生日だったから、驚き)
オレンジスイートやベルガモット、ゼラニウムなど9種類の精油を調合してもらった。
ずっと頭がフル回転していると呼吸が浅くなってしまう。そんなときに、この香りに助けてもらうと、呼吸が戻ってくる感じがする。
落ち着いて、やるべきことの整理ができる。
○秘密のノートに思いを打ち明ける
脳内一人語りっていうことをよくやっているけど、これだと思考が行ったり来たりしてしまってまとまらないことが多い。
しかし、ノートに思いつくままに書いていくだけで、自分のモヤモヤがノートに移動していく感じがしている。
優先順位もそこで決まっていくから、行動に移しやすくなる。
持ち歩いていて、ちょっと時間があると、ノートを開いて今思っていることをその場で書くと落ち着く。
ノートはなんでもいいけど、誰にも見られたくないからゴムで止められるものに。自分は何に不安を感じているのかが、文字に起こすだけで気持ちが整うから不思議。
○とりあえず顔痩せ体操を
ああ、何もできていない自分がなんかやだ。となってしまい、どんどん負のループに落ちてしまいそうなとき、とりあえず顔痩せ体操のYouTubeを。
3分間、ソーラン節の音楽に合わせて舌や口を動かすだけで小さな達成感を得ることができる。
顔痩せ体操をすると、ちょっと自分にいいことをした気分になるし、次の行動のきっかけにもなるから一石二鳥。
何に追われているのかが見えないときが一番苦しい。落ち着いて物事を見れたとき、スッと目の前が開けるはず。
そのために自分を助ける術をお守りように持っていたい。