プレゼンは相手を納得させる作業
「学生指揮者のノウハウ棚卸し」マガジンの記念すべき第一回の連載です!
「チーム員みんなに頑張ってもらってプロジェクトを成功させたい」
「優勝するために強豪校に勝たなきゃいけない」
「100人でギネス記録に挑戦したい」
自分が所属する組織を動かして、一人では達成できない何かを達成したい思いは、人間生きて社会で暮らしていれば、必ずぶつかる衝動だと思います。
でも自分がリーダーでもなく、ただの構成員の一人だとしたら?
まずはその組織を動かせる立場にならないといけませんよね。
じゃあどうやったらそんな立場になれるのか。
チームから信用されて頼られるような存在になる。
信頼を勝ち得ないといけません。
そのために自分を売り込みましょう。自分という人間が所属している組織にとってどんなメリットがあるのか。自分がこの組織を動かしたら、どんな未来を提供することができるのか。それをプレゼンテーションしましょう。そうすれば自ずと信頼してくれる人が増えていくはずです。
まず自分をプレゼンし、信頼してもらえたら、次は自分が描くやりたいことをプレゼンする番です。組織の中で、一つのプロジェクトをやろうと思ったら、プレゼン力は最初から最後まで使える非常に強い武器だと言えます。
そんなプレゼン作業、やっぱり難しいんじゃ・・・とお考えの人も多いと思います。実際100人とか200人の前でいきなりプレゼンをしろ、と昔の自分が言われたら頭が真っ白になるかと思います。いや、今でもいきなり言われたら真っ白になりますね。
じゃあ自分はどのようにしてプレゼンスキルを磨いたのか。この章ではそこらへんを噛み砕いて、エッセンスだけお伝えしようと思います。
プレゼンの純粋なスキルとかハウツーは、私が描くよりももっと良い書物があると思いますので、それも参考にしていただければと思います。
閑話休題、100人、200人といった人の前でプレゼンしてその人たちを動かすには・・・?
数を減らして考えてみましょう。
100人、200人は無理だけど、50人だったら? まだ難しそうですね。じゃあ10人だったら? 5人だったら? なんとかなりそうな気がしてきませんか?
じゃあ1人だったら。
いけそうですね。むしろ1人だったらプレゼンというよりかは、説得、といった方がいいのではないでしょうか。
そうです、プレゼンも人数を減らせば、説得、つまり相手を納得させる作業に単純化することができます。それが100人や200人に同時に行う、というだけです。
そんなこと言われたらすごく難しそうに聞こえる・・・とお考えの方もいらっしゃると思います。確かに自分も100人いっぺんに納得させるのは容易ではありません。そのためにある程度のプレゼン時間があるわけですので、例えば1分間に5人ずつ、20分で順繰りに別々の方法で説得していくと考えれば。プレゼンはいつの間にか作業になります。
そこにはある程度私が約10年かけて積み重ねたノウハウが役立つと思います。
適当な準備と適度な練習で、誰もができるようになると思っています。もちろん得手不得手はありますから習得するのにかかる時間は個人個人で別れてくると思いますが、大事なのは準備をしっかりすること、そうすれば本番のプレゼンも作業的にこなすことができるでしょう。
それでは、次の項目からそのノウハウをお見せしようと思います。
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ではでは、また次回お会いしましょう〜。