あまねく無限の力を感じて!!
2023年4月29日たかさきスプリングフェスティバルのステージに立たせていただきました!
新入生も交えての演技、大成功でした。
動画はこちらです↓
さて、
2月の子ども大会を終えてからというもの、
構成、演技内容によりこだわるようになりました。
嬉しいことに、前回演技についての反響が多くありまして、自信がついたんだと思います。
今回のイベントの構成も
新しいものをお見せできたので解説したいと思います。まだ使うかもしれないし、二度とやらないかもしれません。
「ワンモアタイム」に込めた思い
まずは選曲についてです。
ポルノグラフィティ「ワンモアタイム」を使用させていただきました。
ポルノグラフィティを聞くようになったのは高校1年生のころ。クラスの友達が勧めてくれたのがきっかけです。でも今思えば、小3の頃「mugen」で運動会ダンスを踊った時もポルノグラフィティの曲が好きでした。
「ワンモアタイム」に出会ったのは2011年。
2011年、東日本大震災。
その復興歌としてリリースされた、力強い曲です。
当時、私は高校2年生でした。
中学生の時に家を失った経験もあり、津波の映像を他人事とは思えませんでした。
実際に被災された皆様や、亡くなってしまった方、遺族の方、今も地元へ帰れない方、まだ家族を探している皆様に比べれば大したことではないのですが、毎日共感してしまうことに苦しんでおりました。
ワンモアタイムはそんな時にリリースされた曲です。
他人事のがんばれー!
というエールソングではなく、
失ったものはもう戻ることはないし、
過去は変えられない、という残酷さを歌いつつ
じゃあ、どうするの?
未来のために何するの?
あなたを守れなければおわり、ならばどうする?
と力強く我々に問いかける楽曲となっています。
当時からずっと勇気をもらい続けている曲です。
震災という苦しいテーマがどうしても拭えないので、迷いましたが
見ているお客様に、勇気と希望を持って帰ってもらうのがモンスターズと私の使命ですので、
この曲のパワーをお借りする運びとなりました。
演技の注目ポイント
前半は苦しさを表現したダンス、ならばどうする?のフレーズから明るくポップなダンスに仕上げました。表情にもこだわり、前半はチアリーディングの鉄の掟「笑顔」を封印したダンスとなっています。
ならばどうする?の部分は手話を使用してみました。
ずっと私はダンスの中に手話を入れるのは失礼なこと、ナンセンスなこと、ろう者からしたら何言ってるかわからないものという意識がありました。
もちろんそう思っているろう者もいると思いますが、、。
大学在学中3年間ほど、ろう者の先輩と話す時に手話を使っていまして、微妙にかじっている程度の知識がありました。そんな背景もあり、ずっと自分の中で手話を振りに反映させるのは封印してたんです。
そんな私が、今回使用したのは
SnowManファンのろう者の方が手話の振り付けをきっかけにファンになった!とSNSで拝見したからです。
手話はろう者のもの、ダンスに使っても伝わらないから意味ない!失礼だし!と思っていた私が失礼だなと気づきました。
これから積極的に使っていこう!とは思っていないのですが、とりあえず手話禁止は私の中で開放されました。
ダンスの他にも、トップの歌詞に合わせた動きもこだわりました!
これは、私の工夫ポイントではないのですが、
選手達の頑張りで4分の3以上の人数でバク転を揃えました!
硬い床にも関わらず、果敢に挑戦する選手みんなの姿に、私自身が勇気をもらえました。
ステージを見てくれたお客様も楽しんでくれたと思います。
私の仕事
ワンモアタイムの歌詞にこんなフレーズがあります。今回の演技では演出の都合上カットした部分です。
こぼれた涙を拾って
未来の種へと注いで
あなたと花が咲くのを 待とう どんな色だろう?
私自身のやるべきことを代弁してくれているような、なんだったら全大人達がやるべきことを示してくれているような、
背中を押してくれる歌詞です。
当時聴いていた、高校生の私は
この部分の歌詞を聞いて、文字通り植物を連想して、まさに建築物や経済の復興しかイメージしていませんでした。どちらかというと、私がまだ種だったからですね。
今は子どもたちとそれを見守る家族の姿が見えます。
私を含め、大人たちは多かれ少なかれ、それぞれ苦しい経験や、どうしようもない絶望感みたいなものを抱えている
でもその苦しさを抱えた上で未来に向けて、希望を見出してみようよ、どんな色になるかまだわからないのだから、という解釈を自分なりにしています。
私も、子どもたちの芽を大切に育てていく一員としてもっともっと精進していきたいと思います。
どんな色の花が咲くか楽しみです。
さいごにもう一度動画を貼っておきます。
良かったらご覧ください。
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