"人材マネジメントのリブート:戦略人事を実現するには「時間軸」がポイント"
人材マネジメントで実現すべきポイントの1つ目、”人材の目指す状態、実現時期を明確にする(To-Beの明確化)”の手順やポイントを何回かに分けて説明したい
事業戦略をブレークダウンし、どのようなプロセスで戦略が実現するかを具体化して、どんな職種のどんな階層の人材がいつまでに何人くらい必要かを明確にするときのポイントの一つは、”時間軸”を意識すること
一番始めにやるべきなのは、まず自分たちの事業戦略をブレークダウンしてみること。この戦略、具体的にはどんなステップで実現していくんだろう?そしてその各ステップには、どんな職種のどんな階層の人材が、いつまでに何人必要なんだろう? そこで重要なのが、「時間軸」を意識することなんだ。
昔の日本企業の人事は、新卒一括採用と終身雇用が前提だったから、人材をやりくりするのがメインだったんだよね。でも、そんなやり方では今のビジネス界では通用しない。戦略人事ってのは、事業戦略を実現するために必要な人材構成をゼロベースで描き出し、それを事業戦略が求めるタイミングに合わせて実現するのが本来の姿なんだ。
でも注意が必要なのは、人材は即座に手に入るものじゃないし、一朝一夕に育つものじゃないってこと。だから、人材を採用するか育成するか、それが難しければ社外のパートナーに任せるかという選択をするとき、事業戦略が求めるタイミングを強く意識して、そのタイミングから逆算して考えなくちゃいけないんだよね。
だからこそ、「時間軸」が超重要になるんだよ。採用も育成も、事業戦略に対応するための人材獲得は時間を要するからさ。あなたの会社が目指すべき人材像とそのタイミングを明確にし、それを基に人材戦略を逆算する。それが新しい人材マネジメントの出発点となるんだよね。
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