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ついにポメラに手を出した(dm250)
ポメラを買っちゃった
ポメラというガジェットがある。今どき文章を書くことしかできないくせに定価だと6万円ぐらい、2024年5月現在だとどこも値引きしており4万円ぐらいで売っている。
文章を書くことしかできないので、つまりワープロだ。主に文房具を作っているメーカーであるキングジムから販売されている。富士通やNECではない。
理屈で考えたら、今どきワープロなんて必要ない。ワープロはパソコンに何もかも吸収された。ポメラでできることはノートPCで全てできる。ノートPCでやってたほうが快適ですらある。そして高い。文章を書くだけのガジェットに値引き後4万円て。せめて2万円だろ。こんなもん誰が買うんだよ。と愚痴を言いながらアマゾンでポチった。
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なぜ買ったのか
ポメラはロマンなのだ。以上。
その一言で、理屈で考えれば必要のない高価なポメラを僕が購入した理由は完璧に説明できる。
ポメラの必要性は理屈では見えてこないが、感覚だと超見える。これが必要なんだよ。まさにこういう装置を僕は必要としている。
ポメラを使えば書くことにもっと集中できるのではないか。書かねばならないという勝手に背負っている使命を果たせるのではないか。
つい先日、僕は「文筆業」として開業届を出した。もう2年以上前に会社を辞めて零細個人事業主としてブログやらYouTubeやらで発信をして小銭稼ぎをしてきた僕だけど、そこからの収入は基礎控除48万円以下に留まっていたので、開業届を出してこなかった。本当は行政上は出したほうがいいのかもしれないけど、サボってきた。
しかし、今年の1月にKindleで本を出してから、零細個人事業の利益が基礎控除額を超えた。
YouTubeやブログでは広告収入だけを得ていたのだけど、広告収入よりも自分で作った商品を有料で販売することのほうがはるかに収入には繋がることを実感した。もっと早く広告収入に頼るのではなく商品を販売する形にすればよかった。
まあそれは今後の反省として、基礎控除を超えてきたのでちゃんと開業届を出した。
そして開業届を出す際、僕は自らの仕事内容を「文筆業」と表現した。YoutuberでもブロガーでもKindle著者でも発信者でもなく、文筆業とした。
これはもう、僕の覚悟の表明だ。僕はもう文章でやっていくのだという覚悟。自分の仕事の中心は文章を書くことなのである、という軸を明確に置いてやっていく。書くことが最も好きだし、得意だと自認しているし、評価もいただけている。であればもう、ここに集中していきたい。人生は有限だ。アレもコレもできない。
いやまあ今後も動画もラジオもやるつもりだし、発信以外でも自分にやれる事・やるべきと思える事はやっていきたいけど。早々に矛盾したことを言ってる気もするけど、これは気持ちの問題だ。僕自身が、どれを自分の仕事の中核だと認識してやっていくのか、という問題。それを僕は「書くこと」に置く。今までも自然とそうなっていたのだけど、自然とそうなるに任せるのではなく、意識の上でそうしていく。
じゃあ、ポメラを買うしかないじゃん。だって、文章を書くことしかできないんでしょ。それで己を書く行為に閉じ込めて強制したい。
ポメラの感想
ポメラに興味を持っている方は具体的な感想を知りたいかもしれないけど、それはまた今後、もっと使ったら書こうと思う。まだ3日しか使っていない。ひとまず今回は、書くことしかできないくせに値引き後4万円もするガジェットを買ってしまったというその事実を自分に納得させるために書いてきた。
とはいえ、今書ける感想は共有したい。
まず、かなり不便ではある。それは間違いない。この文章もポメラで書いているけど、このあといちいちスマホかノートPCにテキストを連携する手間をかけて、それをnoteのエディタで整形する必要がある。
あと、キーボードが小さい。でもそれは慣れてきた。チャタリングも度々発生するけど、それも打鍵の仕方を意図的に変えていけば減ってきて、許容範囲には思える。でもやっぱり気にはなる。
画面が小さい。でも必要十分だとは思える。画面が小さいトレードオフとして、本体も小さいので持ち運びが楽だし、気軽に執筆開始できる。
本体を起動して、テキストエディタを起動して、という手間がないのがいい。本体を開いたらすぐテキストエディタがそこにある。それ以外のアプリがないので当然だ。
結局のところ、書き始めるまでの手間が最も問題なのだ。その手間があるせいで書き始めるまでに掃除を始めたりTwitterを閲覧したりYouTubeを視聴する欲求に負けてしまう。書き始めるまでの手間はとにかく少ない。その後の手間や使い勝手の悪さはあるけど、最大の課題である書き始めるまでの手間を減らしてくれてることに現時点では価値を感じている。
書くことにマジで集中できる。書いてる途中でTwitterやYouTubeを閲覧したくなったり、収入の確認をしたい誘惑に駆られない。いや正確には誘惑には駆られるけど、その誘惑を実行する術がないので、諦めて書き続けるしかなくなる。そうして諦めて書き続けてる間に3時間ぐらい集中できている。ちなみに僕はポメラで書くときはスマホもPCも別の部屋あるいはリュックの中にしまい込んでいる。
画面の小ささとかチャタリングとか連携の手間とか、マイナス点は多い。こんなもんを40,000円で買うことは基本的にオススメできない。それでも書くことに集中したいのだっていう人は試してみる価値はあるとは思えている。
今書ける感想はこのぐらい。もしかしたらもうこれ以上の感想は出てこないかもしれない。これ以上の感想が出てきたら、今後改めて書きたい。ポメラで。