息子の幼稚園は動物園?
前回の続き、私はママ友という関係性はただの幻想だと思っている。
今『ママ友』というワードに、とてつもない拒否反応が出ている。
息子の幼稚園が特殊な人種の集まりなのか、なんなのかはわからない。
もしかしたらゴリラだけがいる動物園をこちらが勝手に幼稚園だと勘違いして、しかもその勘違いに気が付くことなく今まで過ごしてしまっていたのかもしれない。
それならゴリラさんたちの世界を邪魔してしまったことを、大量のバナナ持参で心から謝罪する。
しかし今日も目を凝らして周りを見渡したが、皆さんおそらく人間。
しかも一見お上品で小綺麗に着飾っているお母様方が大多数。
確実に『女の園』感で溢れ返る異様な雰囲気で、ママ同士が笑顔で殴り合っている姿を度々見掛ける。
(数年前、リアルにママ同士の殴り合いが幼稚園近くの駐車場で勃発し、近所の方々から幼稚園に苦情が入ったそう。)
息子の話になるが、あと数週間で卒園である。
息子はこの1年間、本当によく耐えた。
まずそもそもどうしてこのお上品幼稚園に通っているのか…
一般的な元気いっぱい幼稚園とモンテッソーリ教育&異年齢保育という特殊な環境のお上品幼稚園の2つの園のプレスクールに通って比べてみたところ、当時3歳だった息子本人が
「ここがいい!!」
と今のお上品幼稚園を希望し入園した。
モンテッソーリ教具が気に入ったらしい。
入園に伴い、幼稚園から誓約書まで書かされた。『品位と気品を保ち、○○幼稚園の一員だという自覚を忘れずに、うんたらかんたらぴーひゃらら』
という内容。
年少は母子共に最高なクラスだった。
年中は少し問題が起こることもあったが、それもひとつの経験で、息子が話したいことはよく聴いてかげながら見守るように努めた。
ところが年長になって突然環境が変わった。
小学校受験をする子も多く、こどもたちのストレスが溜まり始めたのだろう。
今まで仲良かったある男の子親子から、突然無視やいやがらせを母子共々受けるようになった。
とても仲良く、某ネズミーランドにも一緒に泊まりで行くほどだった。
とても賢く良い子と話しも合うママだっただけに態度豹変はとても残念だったが、どうやらこども同士似たキャラで、同じ特性を持つ息子が疎ましくなったようだ。
私は違う人間を比べ出すことがとても下らないと感じ、さらに周りの話や息子自体を客観的に見ても、特にこちらに非がなさそうだから話し合いをする価値すら見出だせず放っておいた。
だが2学期のある日、息子が幼稚園に行けなくなった。
話を聞くとまたその子が原因。先生に相談しても特に対応もしてもらえず(事なかれ主義)、幼稚園を退園することまで考えたが息子は辞めたくないと…
行ける時は行くというスタンスを守り、今もカウンセリングに通っている。
私がなにも言わないことを良いことに卒園間際の今、息子に対してその母親から陰湿な嫌がらせが始まった。
図に乗らせてしまったようだ。
信じられないかもしれないが、息子の横を通る時に息子を否定する言葉をボソッと投げ掛けるのだ。
私がいようがお構い無し。
まさしく根っからのいじめっこ。
品位と気品はどこいったよ?
というか、人として哀れ。
あ、間違えた。マウンテンゴリラだった(笑)
卒園式を指折り数える日々。
卒園式が終わったら、しっかり今までのことを暴露させてもらおうと思っている。
グループラインで爆弾投下したあとに、私は去るつもり。
マウンテンゴリラとこれ以上集う暇はない。
『ママ友』
ちゃんちゃらおかしいワード。
こども同士が同い年というだけで、こんなにも絶望を味わう関係性がほかにあるのか、小学校以降も検証していきたい。