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北海道旅④〜ゲストハウスでプチ英会話〜

私には小さい頃からひとつだけ、特技がある。

それは「人見知りを一切しない」こと。

加えて接客経験11年。

もともと話すことが好きということもあり、旅行中はどんどん人に話しかけにいく。

特にゲストハウスは、交流を楽しみたい人が集まってきやすいので最高の場所。

交流スペースでは会話が生まれやすい。
本を読んだり、仕事をしたり、ご飯を食べたり、それぞれが思うままに過ごしている。

会話を始める時、何を話せばいいのかわからない。
という意見をよく聞くけど、まずは相手の観察が大事。

その上で、会話のジャブ(様子見)を何にするか決める。

接客販売でいうところの
「何かお探しですか〜」というセリフ。

旅の場合、会話のジャブが多い。

「今日どこ行ってきたんですか?」
「それ、美味しそうですね」

相手も旅でテンションが上がってるので、話したい人だったらこれでもう会話が盛り上がってきます。

どこがすごくよかったか、オススメポイントなど、旅の間にあったことを共有したい。

その思いがお互いにあるから楽しいし、日常の会話よりも盛り上がること間違いなしです。

今回の旅でも様々な出会いがありました。

そんな中でも、特に面白かった話。

その時は私含め、リビングに3人いた。

私はおもむろに、ソファの女性に
「今日どこ行ってきたんですか?」
と話しかけた。

「sorry わからない」

彼女は海外の方だった。

これは俄然面白くなってきたぞと
出川イングリッシュ並みのカタコトで
彼女と話していく。

彼女がマレーシアから来たことや、日本のどこにいて、何をしている人かなどわかってくる。

そのうちもう1人の男性も、面白そうだぞと椅子ごとこちらにやってくる。

3人で協力し合いながらお互いの自己紹介をして、北海道旅の話や、仕事の話、どんな食べ物が好きか。

2時間くらいは話しただろうか。

東京の名物料理をもんじゃ焼きと答えて、その説明はお好み焼きのいとこ」ということで落ち着いた。

その後さらに1人増え、さらにそこから中国からきた3人が加わった。

だいたい同じくらいの年代の人で、すごく楽しかった。

ゲストハウスはこういう交流が本当に楽しい。

次の日、みんな別の場所に移動した。

でも、お互い紹介した場所やご飯を食べに行ったり、交流で得たもので繋がっている。

だから「あ〜あの人ここに行ったかな〜」なんてふと思い出したり「紹介してもらった場所すごくよかった!ありがとう」と思ったり。

1人旅だけど、みんなで旅を繋いでいく。

それこそが、かけがえのない思い出になって、どんなお土産よりも価値がある。

そうして、今日もまた繋がっていく。

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