「いざ、まだ見ぬ土地へ旅に出る」
仕事を辞めて、1週間。
思い立って旅に出る。
リュックと、キャリーバッグを持ち
新幹線へと飛び乗った🚅
直島の宿を2泊。新幹線の行きの切符だけ購入。
あとはまったく決めてない。
東京駅から岡山行き。
まぁ〜長い!
長いもんだから、岡山までの道のりで
私の隣には合計3人の人が座った。
品川から乗り込んできたのは、若いスーツ姿の女の子。
足早にやってきて、迷いなく私の隣へ。
ドスン、ガチャンと音を立てながら、メイクポーチを机に出した。
下地から塗り始めて、次の新横浜に着く頃にはバッチリアイメイクを完了。
嵐のように走り去っていった🏃♀️
その日はゴールデンウィーク明け。
Twitterでは『#遅刻確定』がトレンドに入っていた。
多分彼女はアレだ。
寝坊した時の最終奥義「出勤は新幹線」
次に名古屋で乗ってきたのは、
両手いっぱいにお土産を抱えたおばちゃんだ。
「ここいいですか〜」
と、遠慮がちに聞いてくる。
紙袋を片手に5個ずつかけている。
とんでもない量のお土産だ‼️
これはもう通れそうにない。
さっきトイレに行っておいてよかった😅
電車が新大阪に到着すると
おばちゃんはスクっと立ち上がった。
「おおきに!!」
いい笑顔で去っていく。
なるほど、大阪のおばちゃんだったのか。
おばちゃんと入れ違いで、最後に乗ってきたのは
東南アジア系の女の子。
ずっとハンズフリー通話をずっとしている。
混んでいなければ、カバンを隣に置いておくと、隣に座られる可能性は低い。
だけど、わざと空けておくことで、意外と面白い人が座ることもある😄
小腹が減って、車内でキルフェボンのオヤツを買った。いきなり小さな出費である。
旅の序盤で、テンションに任せておやつを買うのは危険だ。なぜなら現金は限られているから。
そんな時は自分に聞いてみよう。
「それは、本当にここでしか食べられない?」
「お腹は空いている?」
「現金以外で払う方法はない?」
まぁ、何をするにも自由な1人旅。
何をしたっていいんだけどね!
そんなこんなで、ようやく岡山にたどり着いた。