WING HOT PRESSに文章を書いた。
「明日のハナコ」のことを書かせてもらったのだけれど、今、現在の思いは、こちらにも書いた。「明日のハナコ」のブログ。
https://ashitanohanako1108.blog.fc2.com/blog-entry-111.html
福井県の演劇部顧問会議から回答はでた。なんにも形に残るようなものは、文書も資料も一切出そうとしなかった彼らが、ようやく、この大量の署名運動、全国での上演の動きに押されて、ようやく、だした文章が3月18日のものだ。そこには「謝罪します」「謝罪します」と何回も書かれていてそれは運動の成果ではあるのだけれど。思いは複雑だ。
この国は、ほんとに、どこまできてしまったのだろう。
世間のしっかりした大人は、多数派が「ともあれ、中立でいましょう」という態度なのよ、ということなんだろうか。「ともあれ」「どんな事情であれ」。よっぽどマスコミが一色になってなにかに染まっていたらそこだけ安心して「××せよー」と声をあげる、ってことなのかな。それはまことにかなしい。どうしてこの明白な人権侵害に、子供を養育する立場の大人や、演劇を創作する立場の大人が、「静観」や「当局の味方」につきたがるのだろう。
だれか教えてほしい。会ってみたらおだやかそうな多くのおじさんおばさんたちが、東京で福井で北海道で青森で山梨で福島で……静観しているのです。自分のことじゃないみたいな顔をして。
私は腑に落ちない。わからないで立ち尽くしている。
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