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サウジ・ツアー2022 第1ステージ

Jsportsサイクルロードレース今年最初の生中継となったこのサウジアラビアのレース。奇しくもW杯アジア最終予選サウジアラビア戦と同日となり、どちらを見るか悩んでいたが・・・なんと初日からいきなりの現地映像トラブルでラスト300mしか放送に乗らないというアクシデント。

とはいえこの日は完全なる平坦スプリントステージ。途中、公式Twitterから得た情報と最後のスプリントだけ、振り返っていこう。

全5ステージの解説および注目選手を以下記事で紹介しています!


逃げに乗ったのは3名。Uno-Xプロサイクリングチームの22歳マーティン・ウリアンスタッド、クウェート・プロサイクリングチームの東京オリンピックにも出場して逃げに乗っていた33歳ギリシャ人ポリクロニス・ゾルタキス、そしてジャパンカップやツアー・オブ・ジャパンに来たこともあるトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチームの32歳マレーシア人モード・シャルール・マットアミン

(1つ目か2つ目かは分からないが)中間スプリントポイントではウリアンスタッドが先着。3名の中で唯一のプロチームとしての意地を見せた。


3人の逃げは最大で3分以上のタイム差を開きつつ、レース後半で一度捕まえられる。が、そこからさらにウリアンスタッドとゾルタキスの2名がもう一回飛び出したとか。すごい。


そしてこの2人もついに残り25㎞で吸収。早くも1つになった集団はこの日の目玉の1つであったグラベル区間に突入し、そこではクイックステップ・アルファヴィニルの注目選手アンドレア・バジョーリも含む落車が発生したようだが、詳細は不明。

いずれにせよ、集団は一つのまま、ついにラスト300m。フィニッシュ直前の映像が届けられる。

勝ったのは・・・

盟友ジャスパー・デブイストの圧倒的なリードアウトを受けて、カレブ・ユアンが圧勝。

例年、ステージレースの初日は大体連携がうまくいかなくて失敗する印象の強いロット・スーダルとカレブ・ユアンだが、今年は完璧な滑り出し。チームとしてもこれで早くも今シーズン3勝目。昨年はあまりにも苦しいシーズンを過ごしたロット・スーダルだったが、今年は挽回できるか?

リザルトは以下の通り。

ボーラ・ハンスグローエでは元々出場すると言われていたサム・ベネットが出場しなくなった代わりに、エストニア人のマーティン・ラースがエースとして走り、2位。昨年もアークティックレース・オブ・ノルウェーでダニー・ファンポッペルとアレクサンデル・クリストフを打ち負かして勝利していたりと、地味ながらも確かな実力を持っているスプリンターだ。

そして復活が待たれるフェルナンド・ガビリアは3位。なお、そのアシストとしてネオプロのフェリックス・グロスも6位に入賞。飯島誠さん情報で、元トラックレーサーであり東京オリンピックにもチームパーシュートのメンバーとして来日しているとのこと。新人賞対象だったがフィニッシュ後の表彰式には姿を現さないというアクシデントも・・・。

なお、上記の映像ではフィニッシュ前ガビリアと横並びにスプリントする姿も。この映像からだけだと、ガビリアが結構後ろの方にいて頑張って前に上がってきた感じも受けるので、グロスは自らもスプリントする必要があったと感じていたのかもしれないが、フィニッシュ後しっかりと悔しそうにしているその表情は将来有望な感じがしてよい。

また、7位に入ったシモン・デヘアースはアルペシン・フェニックスの育成チーム所属の20歳。今回は育成チームのメンバーが上位チームのメンバーとして出場できるという特例を使用しての参戦で、いきなり上位に入る結果を出した形に。こちらも期待の存在と見て良いだろう。


結局最後の300mしか映像は見られなかったが、明日はちゃんとフルで映像を見られることを期待。

明日はラスト1.5㎞~500mに10%近い勾配がありそうなパンチャー向けレイアウト。昨年の第1ステージ登りフィニッシュを制しているルイ・コスタや個人的大期待のアンドレア・バジョーリなどに注目だ。

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1月の各種レースについてもレビューしています。


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